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枕の寿命はどれくらい?替え時の判断基準から長持ちさせる方法まで

同じ枕を長期間使用している場合、買い替えのタイミングに悩む人も多いのではないでしょうか。寿命を過ぎた枕は本来の役割を果たしにくくなるため、早めの交換を検討する必要があるでしょう。寿命の目安や判断方法、長持ちさせるコツなどを解説します。

目次

枕の寿命の目安とは?

毎日のように使用し続ける枕は、頭の重さを支えているため、徐々に劣化していきます。枕がどのくらいの期間使用できるのか、寿命の目安を知っておきましょう。

寿命は2~5年ほど

枕の寿命は、安価なもので約2年標準的なタイプでも約5年が目安といわれています。寿命を過ぎた枕は、本来のパフォーマンスを発揮できません。

使用環境によっても、枕の寿命は変化します。使用頻度や洗濯する回数が多いほど寿命は短くなり、大事に使用し続けていれば寿命は延びるでしょう

寿命を過ぎた枕でも使用はできますが、睡眠の質が悪くなる恐れがあります。寿命を迎えたと感じたら、早めの交換を検討したほうがいいかもしれません。

枕の寿命を判断するポイント

枕の寿命は、硬さや触り心地・ボリューム・使用時の感覚などから、ある程度判断できます。チェックすべきポイントを押さえておきましょう。

硬さ・触り心地が変わってくる

枕の中には、経年劣化により硬さや触り心地が変わってくる種類があります。弾力性が落ちてきたり、肌触りに変化を感じたりしたら、寿命を迎えている可能性があるでしょう。

枕を2つ折りにし、内部の空気を締め出す方法は、寿命をチェックする方法としておすすめです。手を離しても枕が元の形に戻らなければ、買い替え時だと判断していいかもしれません。

触り心地が変化している場合は、内部の袋が劣化している可能性が高いでしょう。袋が破れてしまうと、中材が出てくる種類もあるため、早めの買い替えを検討しましょう。

ボリュームがなくなる

購入したばかりの枕は、ある程度のボリュームがあります。頭の重さを長期間支え続けていると、次第にボリュームがなくなっていきます。

ボリュームのなくなり方は、枕によりさまざまです。中材として使用されている素材によっても、ボリュームのなくなり方は異なります。

枕のボリュームは、寝た際の頭の高さが変わることでも、変化が分かるでしょう。新品時と比べ、頭の高さが低くなってきたと感じたら、ボリュームの減り具合に注意しましょう。

使用時に確認できること

枕の寿命は、実際に寝た際の感覚で、ある程度確認することも可能です。毎日使っていると分かりにくいかもしれませんが、以前との違いを意識してみましょう。

前述したように、枕のボリュームがなくなると、頭の位置が低くなります。購入直後に快適な高さを保てていたのなら、寿命が過ぎるあたりで違和感を覚えてもおかしくありません。

通常、枕がない状態で人が寝た姿勢では、首と布団の間に隙間ができます。枕の適切な高さは、この隙間が埋まる程度といわれています。

以前に比べ、首と布団の間に隙間ができているようなら、枕の高さが低くなっていると判断できるでしょう。

また、横向き寝の際に、首が傾きすぎていたり無意識に枕の下へ手を入れていたりするようなら、寿命の可能性があります。

枕の素材で寿命は違う

枕の中材にはさまざまな種類の素材が使われています。代表的な素材の特徴や寿命を確認しましょう。

低反発・高反発素材

ウレタンを素材に使用した枕の多くは、低反発や高反発といった弾性が素材の特徴です。これらの枕は、寿命を迎えると素材の反発力を感じなくなります。

元の形に戻りにくくなったときが、低反発・高反発素材の寿命の目安です。どちらのタイプも、3~5年前後が寿命の目安とされています。

素材の反発力がなくなると、寝た際のフィット感が悪くなるでしょう。寿命が近づくにつれ、購入時から感じられていたであろう適度な硬さもなくなっていきます。

反発力の弱い低反発素材の場合は、寿命になると後頭部への圧迫感を覚えるようになることもあるようです。使用時に確認できることの1つとして押さえておきましょう。

ポリエステル素材

ポリエステル素材の枕は、わた状のポリエステルを中材に使用したものがほとんどです。寿命が近づくと、わた同士が絡み合ってダマのような状態になります。

枕の中にいくつもダマができることで、寝た際にボコボコとした肌触りを感じるようになり、頭部にフィットせず違和感を覚えるでしょう。

最終的には素材全体がへたるため、ボリュームがなくなり硬さを感じるようになります。高さも低くなり、枕本来の機能を果たしにくくなってしまいます。

ポリエステル素材の寿命は、1~3年程度といわれています。水洗いできないタイプであれば、より早めの交換を検討しましょう。

羽毛・羽根素材

羽毛(ダウン)や羽根(フェザー)素材も、ポリエステルわた素材のように、わた状の中材でボリューム感を出していることが特徴のタイプです。

寿命が近づくにつれ、素材がへたっていき、ボリュームや高さがなくなります。へたりの程度が増し、頭が過度に沈み込んできたら買い替え時と考えていいかもしれません。

羽根素材に関しては、時間が経つと羽根が枕の生地を突き破り、外に出てくることがあります。ボリュームや高さを保っていたとしても、羽根が出てきたら寿命です。

それぞれの寿命は、羽毛が2~4年前後羽根が1~3年前後といわれています。羽根は羽毛の下位互換素材として扱われることが多く、寿命も羽毛より短いことがほとんどです。

パイプ素材

パイプ素材の枕には、短くカットされた筒状のパイプが、中材として数多く使用されています。

水洗いできることもあり、パイプ素材はほかの素材と比べ、普通に使用していれば長持ちしやすいタイプです。

パイプ素材の寿命は、5年程度が目安といわれています。パイプがつぶれ始め、寝心地の悪さを感じてきたら、買い替えを検討しましょう。

硬めのポリエチレン素材に比べ、柔らかめのエラストマー素材は、パイプの寿命がより短くなります。ポリエチレンは約5年、エラストマーは約3~5年が寿命の目安です。

そば殻素材

そば殻は、そばの実から作られる素材です。実を取り出して不純物を除去し、乾燥させたものを枕の中材として使用します。

そば殻素材は、ウレタンやわたと違い、硬い感触が特徴です。時間が経つと割れてくるため、枕の高さをキープできなくなります。

寿命の目安は、1~3年前後です。寝た際の高さや感触に違和感を覚えたり、そば殻が割れて中から粉が出てきたりしたら、寿命と判断できます。

そば殻素材をより長く快適に使用するために、年1回はそば殻を広げて天日干しすることが推奨されています。面倒であれば、1年ごとにそば殻を買い替えるのもよいでしょう。

枕の寿命を延ばすならお手入れを

枕を定期的にお手入れすれば、より長く使えるようになるでしょう。自宅での洗濯や乾燥の方法を紹介します。

こまめに洗濯をする

枕の種類によっては、水洗いできるものがあります。枕に付いている洗濯表示を見れば、洗濯機か手洗いのいずれかで洗濯できるかどうか確認することが可能です。

ただし、洗濯機の中には、枕を洗わないよう説明書に記載している機種があります。洗濯機が故障する恐れもあるため、枕の洗濯は手洗いがおすすめです。

枕を手洗いする際は、枕が入る大きさの容器にぬるま湯を張り、中性洗剤を溶かします。枕本体を入れたら、洗剤をしっかりと中までもみ込みましょう。

洗い終えた後は、洗剤がなくなるまで枕をすすぎ、タオルで残りの水気を取った後に形を整え、洗濯表示に従い天日干しまたは陰干しをすれば完了です。

陰干し・天日干しで乾燥をさせる

ウレタン・羽根・ビーズ・そば殻などの素材は、基本的に水洗いできません。これらの素材を使用した枕は、こまめに干して乾燥させましょう。

水洗いできない枕は、週1回程度のペースで干すのがおすすめです。陰干し・天日干しのどちらを行えばよいのか、洗濯表示で確認する必要があります。

ウレタンや羽根素材など水洗いできないものは、原則として直射日光にあててはいけません。風通しのよい場所で陰干ししましょう。

そば殻も基本的に水洗い不可ですが、天日干しできます。そば殻は、直射日光にさらすことで虫がつきにくくなるため、できるだけ毎日天日干しするのがおすすめです。

枕の買い替えをするなら

枕が寿命を迎えたら、新しい枕への買い替えを検討しましょう。枕選びで重視したい、主なポイントを3つ紹介します。

硬さで選ぶ

枕の硬さは、寝心地に大きく影響する重要な要素といえるでしょう。硬さの感じ方は人それぞれですが、中材に使用されている素材の種類で、ある程度の硬さが判断できます。

ポリエステル・羽根・ビーズ・綿は柔らかめに感じやすく、パイプやそば殻は硬めに感じやすい素材です。通販などで枕を選ぶ際の参考にできるでしょう。

枕が硬すぎると、頭が浮いて首に負担がかかる可能性が高まります。逆に、柔らかすぎると頭が沈み、寝返りを打ちにくくなります。

快適な睡眠を得るための要素とされる、『自然な寝姿勢』と『寝返りの打ちやすさ』をサポートするためにも、適度な硬さの枕を選ぶことが大事です。

高さで選ぶ

枕の高さは、自然な寝姿勢をキープするための重要な要素です。性別・体格・寝る際の癖により、枕の適切な高さは個人差があります。

頸椎のアーチの曲がり具合は、男性と女性で異なっているのが一般的です。男性は高めの枕を、女性は低めの枕を選べば、より快適に寝られるといわれています。

高さを選ぶ際には、自分の体格を考慮することも大事です。がっちりとした体格の人には高い枕が、子どもや女性などほっそりとした体格の人には低い枕が向くでしょう。

睡眠時の姿勢の癖によっても、適した高さは異なります。横向きが多い人は、首が上がりにくい低めの枕が、仰向きが多い人は、自然な寝姿勢を保ちやすい高めの枕が向いています。

素材で選ぶ

枕に使用されている素材には、羽毛・羽根・パイプ・低反発や高反発ウレタン・ポリエステルわた・ビーズなど、数多くの種類があります。

素材の種類は、最も個人差が出やすい要素であり、自分の好みに合ったものを選ぶのがポイントです。

できるだけ実物に触れ、硬さ・肌触り・音などを比較し、より快眠を得られそうな素材を見つけましょう。

通気性・吸湿性・保温性・発散性などの機能的な面も、素材により異なります。枕の寿命を重視するなら、長持ちしそうな素材を選ぶことも重要でしょう。

おすすめの枕3選

枕を買い替える際におすすめの商品を3点紹介します。それぞれの特徴や魅力をチェックし、枕選びの参考にしましょう。

オーダーメイドのような仕上がり「マニフレックス ピローグランデ」

『ピローグランデ』は、イタリアの寝具ブランド『マニフレックス』が展開する、世界中で人気を集めている高反発枕です。

独自の素材と設計で、どんな人にでもフィットしやすいように作られています。包み込むような柔らかさと、しっかり支える反発力を持ち合わせていることが特徴です。

約70cm×約45cmと、サイズに余裕があるため、肩から乗せて使用できます。首の下に隙間ができにくく、寝返りを打ってもはみ出しにくい枕です。

持ち運びに便利な、専用のピローケースが付属しており、枕を丸めて収納できます。旅行先などにも、普段使っている枕を持参しやすいでしょう。

高さや硬さが調整可能「エアウィーヴ ピロー」

複数枚の中材シートを抜き差しすることにより、高さや硬さを調整できる枕です。普段使っている寝具の硬さや自分の体格に対応できる構造となっています。

自分に合った高さや硬さにすることで、首や肩の負担も軽減しやすくなるでしょう。やや硬めの枕が好みの人におすすめです。

通気性に優れた独自素材『エアファイバー』を使用しているため、内部が蒸れにくいことも特徴です。カバーだけでなく、エアファイバーまですべて水洗いできます。

正しい寝姿勢に導く「テンピュール オリジナルピロー」

NASAが承認した唯一のマットレス・ピローブランド『テンピュール』が販売する、独特のフォルムが特徴的な枕です。

ボリュームをもたせた波型デザインに設計されており、盛り上がった部分が首筋を支えることで、仰向きや横向きになっても背骨がまっすぐに保たれやすくなります。

使用されている素材は、体重と体圧を均一に分散するように作られています。ロケット打ち上げ時の宇宙飛行士にかかる重力を緩和するために、NASAが開発を始め、現在ではテンピュールのオリジナル製品にのみ採用されています。

カバーにこだわるのもおすすめ

枕をできるだけ長持ちさせるために、カバーにもこだわってみましょう。機能性の高いおすすめの枕カバーと、それぞれの特徴を紹介します。

抗菌防臭加工を施した「ネヤス 枕カバー」

抗菌・防臭・防ダニ加工が施された枕カバーです。ヨーロッパの安全基準『エコテックス』の認証を受けており、人体に有害な物質を使用していないことが保証されています

使用している素材は、上質な綿100%の300本高密度ブロード生地です。サテン織にすることで、シルクのような肌触りを実現しています。

吸水性・発散性・通気性にも優れているため、暑い時期にも蒸れにくいでしょう。使いやすい合わせ式タイプで、枕をしっかりと包み込んでくれます。

洗濯機で丸洗いできるため、清潔な状態をキープしやすいことも特徴です。

汗をしっかり吸収「ナイスデイ モフア 枕カバー」

吸水性の高い綿100%の天然素材を使用した枕カバーです。汗をしっかりと吸収し、水分を放出する作用も働くため、寝汗をかいても快適に過ごせるでしょう。

綿素材は、暖かい時期にはサラッと快適になりやすく、寒い時期にはほんのり暖かくなりやすい素材です。オールシーズン使用できるため、買い替えの手間も省けます。

パイル生地の表面には、艶やかさを出すシャーリング加工が施されており、肌触りもなめらかになるよう仕上げられています。

中かぶせ式を採用しているため、枕の飛び出しを防げます。ファスナーは付いておらず、寝返りの際もファスナーを気にする必要がありません。洗濯機での丸洗いも可能です。

肌に優しい「AYO 枕カバー」

厳選した高品質の綿を使用し、300本の高密度を実現した、綿100%のカバーの中では最高級の部類に属する枕カバーです。シルクのような優しい肌触りを体感できるでしょう。

安全性の高い活性染色技術を利用し、無刺激・無香料で色あせしにくいことも魅力です。健康的で肌に優しい枕カバーを探している人におすすめできます。

シンプルな封筒式デザインを採用しており、枕をしっかりと包み込みます。日頃のお手入れや洗濯もしやすいでしょう。洗う場合は、洗濯機で丸洗いできます。

まとめ

枕の寿命は、2~5年程度が目安です。硬さや触り心地が変化したり、ボリュームがなくなったりすることで、寿命をある程度判断できるでしょう。

使用されている素材によっても、枕の寿命は異なります。できるだけ長く使用するためには、洗濯や乾燥などのこまめなお手入れが重要です。

枕が寿命を迎えたと感じたら、硬さ・高さ・素材に注意しながら、新しい枕に買い替えましょう。枕カバーにもこだわれば、より長持ちの可能性が高まります。

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