枕はどこで買う?フィッティングできる専門店がおすすめ
新しい枕を買うときに「どこで買えばいいのか?」と悩む人は少なくありません。枕の購入先はさまざまなですが、おすすめは実際に使い心地を試せる『寝具専門店』です。おすすめの理由や予算、その他の購入先をチェックしていきましょう。
枕はどこで買うべき?
新しい枕が欲しいと考えているものの「どこで買うか悩む」という人も少なくありません。まずは、どのような場所で枕が購入できるのか、選択肢をチェックしていきましょう。
おすすめは寝具専門店
寝具専門店はなんといっても取り扱っている枕の種類が豊富です。定番の人気商品や季節に合わせた商品、さまざまなニーズに合わせた商品などの中から、自分に合ったものを探せます。
「何を買えばいいかわからない」「種類が多すぎて悩む」という人は、店舗スタッフに相談しながら探すことができるため、迷う心配がありません。好みの硬さや使い心地、欲しい機能などを伝えれば、おすすめの枕を紹介してくれるはずです。
店舗によっては、睡眠や寝具のプロがカウンセラーとして常駐しています。最適な枕を選びたい人におすすめです。
ホームセンターなどの量販店
気軽に枕を手に入れたいという人は、ホームセンターや大型スーパー、家電量販店などの寝具コーナーがおすすめです。
寝具専門店は高品質かつ自分に合うものを見つけやすいものですが、価格が高めに設定されておりなかなか手が届きにくいという人もいるでしょう。
一方、ホームセンターのような量販店であれば、寝具専門店よりも比較的リーズナブルに枕が手に入ります。近年では安価ながらも高品質な枕を取り扱っているほか、睡眠時の悩みに特化した商品も少なくありません。
なかには一流ホテルで使用されているような高級感あふれる枕もあります。「安価かつ品質も求めたい」という人は、量販店ならどちらも満たしてくれる枕が見つかるでしょう。
手軽なのは通信販売
枕の購入方法のなかでも1番手軽なのは通信販売です。365日24時間いつでも購入できるため「新しいものが欲しい」「なるべく早く欲しい」と感じたときに、手に入れやすいスピード感が魅力です。
『Amazon』や『楽天』のような大型の通信販売サイトであれば、寝具専門店の枕や通信販売サイト限定店の枕など、あらゆる枕を一度にチェックすることができるでしょう。
いくつかの商品を見比べてより自分に合いそうなもの・価格の安いものを探せます。さらに、購入した商品は自宅に直接配送されるため、購入先から持ち帰る手間がありません。
枕の価格相場
新しい枕を購入するときに「どれくらいの予算があればよいのか気になる」という人も多いのではないでしょうか?ここでは枕の平均的な価格相場を見ていきましょう。
安いものは1000円前後から
枕は安いものは1000円前後から手に入ります。寝具専門店の枕や機能性を重視した枕は高価になることも多いですが、量販店や通信販売サイトであれば安価な枕を見つけられるでしょう。
ただし、安価なものは機能や使い心地もシンプルなものが多いです。値段を重視した結果「自分の体に合わなかった」とあれば、買い直す必要があり余計な出費になります。
枕を購入するときは安いかどうか以外にも、質の高い睡眠をとるためのサポートをしてくれるものかどうか、チェックすることが大切です。
オーダーメイド枕は1~3万円
自分の要望に合わせて枕を作れる『オーダーメイド』は、メーカーやデザインによって価格は異なりますが、予算は約1~3万円と考えておくとよいでしょう。
市販の枕よりも価格は高めに設定されていますが、定期的にメンテナンスをすれば、5~10年は使えるといわれています。
また、1年間無料メンテナンス可能・合わなければ30日間返品可能など、多くのメーカーでアフターサービスが付いているものです。最初の出費は大きいものの、ランニングコストを考えると決して高い買い物とはいえません。
自分に合った枕を買うなら専門店
『餅は餅屋』ということわざがあるように、寝具のことは寝具の専門家に任せることが1番です。寝具に関して専門的な知識を持っており、自分に合った枕を購入したいときに確かな知識で助けてもらえます。
寝具の専門家に相談できる
専門店で枕を購入するメリットには『専門家に直接相談できること』があります。
枕が変わると眠れないこともあるように、質の高い眠りには自分に合った枕を選ぶことが必要不可欠です。とはいえ自分に合った枕がわからない人も少なくありません。
専門店には睡眠のスペシャリストや自社の製品を熟知しているスタッフがいます。自分が普段なんとなく抱えている睡眠の悩みを相談することで、悩みを解消してくれる枕を探す手助けをしてくれるでしょう。
専門店によっては自分に合う枕を作るためにデータを測定してくれます。普段の寝姿勢や体格に関するデータを測定することで、自分にぴったりの枕を探しやすくなるでしょう。
フィッティングができる
枕のフィッティングができることも専門店のメリットの1つです。量販店では枕の触り心地を試すことはできますが、基本的にフィッティングすることができません。
反対に専門店では、自分の体に合った枕かどうか試すためにもフィッティングが推奨されています。せっかくよい枕を購入しても自分の体に合わなければ本領を発揮できません。
自分の体格に合っているか・高すぎたり低すぎたりしないか・硬さや素材が自分好みかを確かめるためにも、専門店で枕を購入する際はしっかりとフィッティングしておきましょう。
枕のオーダーメイドもおすすめ
新しい枕を購入するときはオーダーメイドもおすすめです。オーダーメイド枕ならではのメリットや購入の流れを解説します。
オーダーメイド枕のメリット
オーダーメイド枕のメリットは、なんといっても自分に最適な枕を作れることです。
市販の枕は優れているものもたくさんありますが、数多くあるなかで自分にぴったりフィットするものを見つけることは容易ではありません。
オーダーメイド枕はその名の通り自分に合わせて枕を作れるため、『世界に1つだけの自分専用枕』が手に入るのです。
枕や睡眠について熟知しているスタッフにその場で相談しながら作れることもメリットといえます。例えば「睡眠時に肩に違和感がある」ことを相談した場合、それを解消に導くための枕作りをサポートしてくれるでしょう。
オーダーメイド枕の作り方
オーダーメイド枕を作るときの基本的な流れは『ヒアリング』『計測』『枕の制作・フィッティング』の順です。
まずヒアリングにて現在使っている枕の悩みや好みの使い心地などを伝えます。続いて計測器具を使用して横になったときの首(頚椎)の深さ・肩幅などを測定し、これにより自分に合う枕の高さ・硬さが導き出されるのです。
ヒアリングと測定したデータを基に枕が制作されます。ここで終了ではなく、フィッティングをすることで「高すぎないか」「硬さに問題はないか」など微調整が行われるのです。
1~2時間ほどで完成しその場で持ち帰れることがほとんどですが、メーカーによっては完成までに数日かかる場合もあります。
メンテナンスにも対応
オーダーメイド枕は1度購入したら終わりではありません。購入後のメンテナンスにも対応しています。
例えばお店でフィッティングして問題ないと判断しても、実際に自分のベッドで使用してみると寝心地が合わなかったということも珍しくありません。
また、使っていくうちに変形したりダメージを受けたりして使い心地が変化してしまうこともあるでしょう。そんなときにお店に持参することで、メンテナンスしてくれるのです。
メーカーによっては基本的なメンテナンスに加えて、クリーニングや除菌・消臭を行ってくれるところもあります。長く愛用するためにも定期的なメンテナンスは欠かさないことが大切です。
自分に合った枕の選び方
一口に枕といってもさまざまな種類があるものです。そのなかで自分にとってベストな枕を探すためにはどのようなところに注目すればよいのでしょうか?自分に合った枕を選ぶときにチェックしたい3つのポイントを解説します。
体格に合った高さを選ぶ
枕の高さは一概に「これがよい」というものはありません。自分の体格に合った高さを選ぶことが重要です。
一般的な目安として、日常的に運動している人やガッチリした体格の人は高めの枕、細身の人や子供のような小柄な体格の人は低めの枕がよいといわれています。
枕を使用したときに首や肩、喉などに違和感がないことも大切です。枕が高すぎたり低すぎたりすると、首や肩を適切に支えることができず、肩こりや首こりの原因になる恐れもあります。
枕を使用したときにリラックスした状態を保てる高さのものを選びましょう。
寝やすいサイズや形を選ぶ
枕のサイズは寝やすい大きさを選びましょう。縦43cm×横63cmの『シングルサイズ』は主に1人用のサイズとされています。標準的なサイズなため、枕のデザインや枕カバーの数が豊富です。
シングルサイズでは寝返りを打ったときに頭がはみ出てしまうこともあるという人は、50cm×70cmの『セミダブルサイズ』や43cm×120cmの『ダブルサイズ』を検討するとよいでしょう。
枕の形は長方形や正方形のものが一般的です。抱き着いて眠れる『抱き枕タイプ』・頭と首のカーブに合うように緩やかなカーブを描いた『凸凹タイプ』のものもあります。体形や寝姿勢に合うものを選ぶとよいでしょう。
好みの硬さを選ぶ
使われる素材によって枕の硬さは変わります。自分の体に合う硬さを選ぶことも大切ですが、毎日使うものだからこそ自分の好みの硬さで選ぶとよいでしょう。
柔らかい素材は『羽毛(ダウン)』『低反発ウレタン』『ポリエステル綿』が主流です。硬い素材は『パイプ・ビーズ』『高反発ウレタン』『そばがら』などがあります。
同じ柔らかい素材でも羽毛はふわふわとした軽やかな触り心地ですが、低反発ウレタンはマシュマロのようなもっちりとした触り心地です。
使用感は人によって異なるため、実際に触り心地や使い心地を確かめてから購入すると失敗を減らせます。
まとめ
枕は専門店や量販店などさまざまな場所で購入することが可能です。たくさんの枕の中から自分に合うものを探すためには、実際に使い心地を試すことをおすすめします。
どんなに高価な枕であったとしても、自分に合わなければ宝の持ち腐れです。フィッティングした上で、自分に最適な枕を選びましょう。