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ウォーターベッドの特徴。使い心地や気になる疑問などを徹底解剖

毎日の生活に不可欠なアイテムだからこそ、ベッド選びには慎重になるものです。ウォーターベッドを選択肢の一つにするために、より確かな情報がほしいと思う人もいるでしょう。そこで、使い心地やメリット・デメリットなどを掘り下げてみます。

目次
  1. ウォーターベッドとは?
    1. スプリングではなく「水」で体を支えるベッド
    2. ウォーターベッドの仕組み
  2. ウォーターベッドの歴史
    1. 砂漠の民のベッドから生まれた
    2. 100年以上の研究によって改良
    3. 日本におけるウォーターベッド
  3. 国内で唯一のブランドWATER WORLD
    1. 30年以上続くウォーターベッドブランド
    2. サービスマークの認可を受けている
  4. ウォーターベッドの種類
    1. フレームの中に入れるハードサイド
    2. フレームの上に乗せるソフトサイド
    3. 2人で使うならデュアルマットレス
  5. ウォーターベッドのメリット
    1. 高い体圧分散性で抜群の寝心地
    2. 好みの温度に調節可能
    3. ダニが発生せず衛生的
  6. ウォーターベッドのデメリット
    1. 重量があるため設置場所に注意
    2. 機械製品なので電気代がかかる
    3. 定期的な手入れが必要
  7. ウォーターベッドの気になる疑問
    1. 耐用年数はどれくらい?
    2. 結露や水漏れの心配は?
    3. 寝返りがしづらい?
    4. 腰痛持ちでも使える?
  8. ウォーターベッドにかかる費用
    1. 価格の相場は30~80万円程度
    2. 毎月かかる電気代は2200円程度
    3. 組み立て設置料金と出張料金
  9. ウォーターベッドのメンテナンス方法
    1. 年に一度防腐剤を入れる
    2. 空気の音がしたら空気を抜こう
    3. 寝心地が気になるときは水量調節
  10. 故障時の補修や解体・設置
    1. 水漏れが起きた際にはパッチで補修
    2. 引っ越しや解体などは専門業者に依頼
  11. ウォーターベッドが体験できる場所
    1. 取り扱い店やショールーム
    2. ウォーターベッドを設置しているホテル
  12. ウォーターベッドと比較されるベッド
    1. 空気を使ったエアーベッド
    2. ゼリー状の液を使ったジェルベッド
    3. NASAが開発した素材のテンピュール
  13. 医療現場で応用されるウォーターベッド
    1. ウォーターベッド型マッサージ器とは
    2. 体型を選ばずに使える
    3. ジェットバスのような気持ちよさ
  14. まとめ

ウォーターベッドとは?

ウォーターベッドとは

ウォーターベッドという言葉自体は、よく耳にするものです。しかし、どのようなものであるのか、具体的には分からないという声も耳にします。

さまざまな利点を持ったウォーターベッドですが、まずは概要から見てみましょう。

スプリングではなく「水」で体を支えるベッド

ベッドの弾力性は、コイルスプリングによってもたらされている場合が多いものです。対して、水を用いているものがウォーターベッドとなります。コイルスプリングの反発力に代わって、水の浮力で体重を支えるのです。

コイルスプリングは『跳ね返す』作用で、睡眠時の姿勢を支えます。一方、ウォーターベッドは『浮かせる力』を利用しているのです。

コイルスプリングを使用したマットレスだと、いくらコイルを数多く並べても、体重を受け止める作用は均等にはなりません。コイルスプリングのある場所とない場所では、支える力がまちまちなためです。

その点、ウォーターベッドは、体の形状に合わせてマットレスがピッタリとフィットします。体圧が満遍なく分散するため、より高い快眠効果が期待できるのです。

ウォーターベッドの仕組み

『浮力』を利用していると説明しましたが、この点をもう少し詳しく説明しましょう。

「閉じ込められた液体の一部に加えられた圧力は、全体に均等に伝わる」という作用は、科学的に証明されています。これは、『パスカルの原理』と呼ばれるものです。この原理を利用することで、ウォーターベッドは睡眠時の体圧を均等に受け止め分散させます。

時間が経過しても、寝ているときの感覚が変化しないことも特徴です。布団やコイルスプリングを使用したマットレスでは、時が経つと素材が硬くなったり反発力が低下したりします。

しかし、水を利用することで、パスカルの原理は常に作用します。そのため、長く使い続けても快適な寝心地がずっと保たれるのです。

ウォーターベッドの歴史

ウォーターベッド 歴史

ウォーターベッドは、どのような経緯で開発され、進歩してきたのでしょうか。その歴史をたどると、数多くの国や地域が関係していることが分かります。

砂漠の民のベッドから生まれた

水の上で寝るということを最初に行ったのは、アラブにおける砂漠の民であったと伝えられています。ヤギの皮袋に飲料水を入れて移動していましたが、この上で睡眠をとっていたそうです。

1873年、イギリスのある病院がこの方法に着目しました。水の上で眠る効果を、科学的な視点で評価したのです。

そして開発が始められたウォーターベッドですが、当初は水を入れた袋を木枠の内側に並べただけのものでした。揺れを防止したり温度を調節したりする機能はありませんでしたが、その効果は大きな注目を集めます。

この取り組みが、現在のウォーターベッドの礎を築きました。その後、アメリカを中心に開発が進められるようになったのです。

100年以上の研究によって改良

実用化への研究が進められたウォーターベッドですが、実はそれ以前の54年にはロンドンの新聞に初めての広告が掲載されています。病人に適している点や寝心地の良好さなどが紹介されていましたが、その性能はまだ十分ではありませんでした。

その後、78年には水を詰めたチューブをつないだ構造のマットレスもロンドンで宣伝されるようになります。

しかし、1800年代後半のイギリスでは大規模な飢餓が発生し、多くの国民がアメリカに移住しました。イギリスの医師たちによるウォーターベッドの研究も、アメリカに持ち込まれることとなったのです。

時を経て1970~80年代には、アメリカのシリコンバレーで研究が続けられました。また、スタンフォード大学の研究チームにより、未熟児の全身治療に優れた効果を発揮することも実証されたのです。

日本におけるウォーターベッド

ウォーターベッドが日本で紹介されたのは、1970年代です。アメリカではベッドの種類の一つとして知られているウォーターベッドを、国内でも広めようという企業が現れ始めました。

当初は思うように普及しませんでしたが、83年に揺れ止め機能が開発されたことで状況が好転します。揺れをはじめ、ユーザーの不安や懸念を解消する取り組みが進んだことで、86年には国内初のウォーターベッドのブランドが誕生するのです。

日本人の体型や生活様式を見据えながら進化を続けたことで、88~89年にかけてウォーターベッドのブームが到来することになります。

国内で唯一のブランドWATER WORLD

WATER WORLD

ウォーターベッドは、70年代に入り日本でも紹介されるようになりました。優れた効果を備えた寝具として開発と普及に取り組む、国内唯一のウォーターベッドブランド『WATER WORLD』について解説しましょう。

30年以上続くウォーターベッドブランド

WATER WORLDの始まりは78年でした。ドリームベッド株式会社によって、ウォーターベッドを日本に導入させるためのウォーターベッド事業が始められたのです。

当時は、思うように一般家庭には浸透しませんでした。効果以前に、寝具に水を利用することに人々のイメージが追いつかなかったためです。

地道な開発と認知度向上への努力によって、寝心地の良さや効果が知られるようになり、86年に国内初の専門ブランド・WATER WORLDが立ち上がります。88年以降は、好景気に湧く経済状況を背景に富裕層を中心としてウォーターベッドブームを迎えることとなるのです。

WATER WORLDは、ブランド誕生から現在に至る30年以上にわたって、国内唯一の専門ブランドとして高い評価と信頼を集めています。

サービスマークの認可を受けている

90年代をピークとして、過熱を続けたウォーターベッドのブームは下降線をたどります。一時急増したユーザーは、少しずつウォーターベッドから遠ざかっていくようになりました。

その原因は、ブームに便乗した多くの事業者が販路拡大・売上増大に意識を向け過ぎ、粗悪な商品が増えたことによります。多くの企業が、品質の向上やアフターフォローを疎かにしてしまったのです。

しかし、ウォーターベッドが本質的に快適な睡眠や健康な生活に貢献することを確信するWATER WORLDは、着実な研究と啓発を継続しました。

真摯な取り組みが評価され、95年6月、特許庁より『サービスマーク』の認可を受けたのです。ウォーターベッド業界では初となる栄誉で、地道な開発やアフターサービスで築いた信頼を象徴するものといえるでしょう。

ウォーターベッドの種類

ウォーターベッド 種類

一口にウォーターベッドといっても、さまざまなタイプの商品が存在します。ウォーターベッドの購入を検討している人に向けて、その主なタイプを解説しましょう。

フレームの中に入れるハードサイド

『ハードサイド』は、フレーム内にマットレスを収めるタイプを指します。サイドを囲むように設計されたフレームにウォーターバッグを設置し、そこに水を注入するのです。

特徴は、直接水の上に寝ているかのような感覚を味わえる点にあります。水面に浮いているような、柔らかい寝心地が期待できるのです。

同じハードサイドでも、柔らかさや揺れに関して多様な種類があります。好みのタイプを探してみましょう。

フレームの上に乗せるソフトサイド

『ソフトサイド』は、ウォーターバッグをウレタン製のマットレスの中に入れ、それをベッドフレームに乗せて使用するタイプの商品です。

コイルスプリングを採用したベッドと同様に、ベッドフレームにマットレスを設置します。型崩れを防ぐ必要があるため硬い素材を使用しており、ハードサイドと比べると寝心地はやや硬めです。

水の浮力を活用する利点を残しつつ、併せてウレタンマットによる弾力性も味わえる作りが特徴といえます。

水量の調節で硬さを変化させたり、揺れ具合を調整したりすることも可能です。柔らかすぎないベッドが好みという人にもマッチするでしょう。

2人で使うならデュアルマットレス

『デュアルマットレス』は、2人で一緒に寝る場合におすすめのタイプです。一つのマットレスに、二つのウォーターバッグを設置した構造になっています。

二つのバッグがマットレス内で独立しているので、片方の人の睡眠時の動きが相手に伝わることが最低限に抑えられるのです。デュアルマットレスなら、一緒に寝ている人の動きに左右されずに、快適な睡眠をとれる可能性が高まります。

相手の寝相による揺れなどが気になる人や、パートナーに気兼ねしたくない人におすすめです。

ウォーターベッドのメリット

ウォーターベッド メリット

浮遊感に満ちた心地よさが魅力のウォーターベッドですが、その他にも多様な利点が備わっています。見逃せないメリットについて紹介しましょう。

高い体圧分散性で抜群の寝心地

最も大きな特徴といえるのが、体圧分散性によるふんわりとした寝心地でしょう。その心地よさは抜群です。

ウォーターベッドがパスカルの原理を利用していることは、既に説明しました。圧力を全体に均等に伝える効果によって、寝姿勢による負荷をバランスよく受け止め、均等に分散させるのです。

この働きによって、腰や背中といった重さのある部位に、睡眠時の負担が集中しません。負荷を限定した部分にかけないことが、楽な睡眠へとつながるのです。

好みの温度に調節可能

「冬に、寒い布団の中に入るのは嫌だ」「夏のベッドは暑さを感じて不快」という思いを抱く人は多いでしょう。季節によって、寝る環境を調整したいと思うものです。

水を利用するウォーターベッドは、冷たすぎたり湿気を帯びたりするのではないかという心配は不要です。ウォーターバッグ内の水温はヒーター機能で調節可能な仕様となっており、寒い時は温かく、暑い時期には温度を抑えた利用ができます。

ただし、あくまでも適切な範囲の温度で調整することが大切です。温めすぎや冷やしすぎには気をつけましょう。

ダニが発生せず衛生的

ダニや細菌、カビなどは、寝具にとって大敵です。体から出る皮脂や汚れを好み、温かい環境で繁殖しやすいことから、布団やベッドは常に清潔に保つように心掛けましょう。

衛生面を考えても、ウォーターベッドはとても優れた寝具だといえます。なぜなら、一般の布団やマットレスのように綿などの詰め物がないからです。

ベッドでは、綿の部分にダニが生息するケースが多いといえます。綿を使用していないウォータベッドでは、ダニの発生リスクを大きく低減できるのです。

ただし、一般的な綿や生地を用いている枕や掛布団は注意が必要になります。こまめに洗う・干すといった対策で、清潔な状態をキープしましょう。

ウォーターベッドのデメリット

ウォーターベッド デメリット

何ごとにも、メリットがあれば、デメリットもあるものです。それは、ウォーターベッドにも当てはまります。

多様な利点があることが確かでも、欠点を把握しておくことはとても大切です。購入後に思わぬ後悔をしないためにも、デメリットについても考察しておきましょう。

重量があるため設置場所に注意

ウォーターベッドの購入を考えるにあたって、特に留意すべき点は『重さ』です。フレームとマットレスを合わせても100kg前後と、通常のベッドと比べて遥かに重いです。

浅い水深のものでも、シングルで200kg台、大きいサイズでは400kgを超えるものも珍しくありません。たっぷりと水を使用するタイプであれば、800kgに及ぶ場合もあります。

とても重たいことから、購入前にはしっかりとした検討をしておくことが求められます。まずは、設置場所の床の耐性が十分かどうかです。床材の強度によっては、使用しているうちに荷重で床が損傷したり沈んだりすることも考えられます。

また、ウォーターベッドの移動は、素人ではなかなかな難しいものです。模様替えをしたいと思っても、専門技術がなければ思うようには動かせません。それゆえ、一度設置したらしばらくは移動させなくても大丈夫という場所を選定したいものです。

機械製品なので電気代がかかる

メリットとして、ヒーター機能でウォーターバッグ内の水温を調節できることを説明しました。しかし、これは電気代がかかることも意味します。

通常のベッドでは、電気布団を利用しない限り、基本的に電気代はかかりません。他方、ウォーターベッドでは、電気代は必須といえます。

冬場は、どうしてもマットレス内の水温が下がってしまいます。そのままの状態で寝ることは、たいていの人は難しいでしょう。最低限は温める機能を利用することになるため、電気代はコストとして事前に認識しておく必要があります。

定期的な手入れが必要

定期的に手入れをする必要があることも、知っておきましょう。ウォーターバッグ内の水は、放っておくと腐敗してしまいます。そのため、1年に1回は『防腐剤』を注入しなければなりません。

使用しているうちに、ウォーターバッグ内に空気が集まることがあります。チャプチャプという音につながるため、この音を消すために半年に1回程度の『空気抜き』が必要です。

これを大きな手間だと感じるかどうかは人それぞれです。一般のベッドでも、マットレスの向きのローテーションや、マットレスを移動させて陰干しする必要があります。

それぞれ求められる手入れの内容や方法には違いがありますが、その負担がどの程度なのかを把握しておくとよいでしょう。

ウォーターベッドの気になる疑問

ウォーターベッド 疑問

ウォーターベッドの構造や、メリット・デメリットについて解説してきました。体験したことがない人にとっては、まだまだ知りたいことはあるでしょう。気になる疑問の解消に向けて、さらに考察を深めていきます。

耐用年数はどれくらい?

ウォータベッドがどれくらい使用できるかは、とても気になる部分です。せっかく高価な買い物をしても、思ったよりも短期間しか使えないと後悔が生まれます。

一般的に耐用年数は『7~10年』と考えましょう。もちろん、使用の仕方によってはもっと長く利用できることも多いですが、目安としてはそのくらいと考えて問題ありません。

では、長期間の使用でどこが劣化してくるのでしょうか。負荷を分散させるベッドの特性として、隅に負担がかかります。それゆえ、コーナーの破損やそれに伴う水漏れには多少注意が必要です。

結露や水漏れの心配は?

水を使用するだけに、結露の心配をする声も耳にします。しかし、温度調節のためのヒーターが備わっており、水温の急激な変化はあまり生じず、構造上ウォーターバッグが外気に直接触れることもありません。それゆえ、結露が生じる要因はないといえます。

水漏れが心配という人もいます。ですが、近年は技術も急速に向上しており、洪水のように水があふれ出すことはまず考えられません。

ピアスの針やベッド上に持ち込んだ雑貨の釘が刺さったなど、通常の利用範囲外の事故以外では、耐用年数以内での水漏れはほぼ起こらないでしょう。

寝返りがしづらい?

水の入ったバッグの上に寝るため、「寝返りがしづらいのでは?」という不安を持つ人もいます。しかし、最近のウォーターバッグには、波動を極力起こさないようにファイバーなどの素材が入れられているのです。水が波打つ動きを抑えられるため、寝返りがしづらいことはないでしょう。

一方で、ウォーターベッドには、寝返りそのものの回数を抑制する効果も期待できます。寝返りには、体勢を変えることで体の痛みや血行不良を改善する意味がありますが、ウォーターベッドは優れた体圧分散性でその回数を抑えるのです。

寝返りは、良質な眠りを妨げる点で睡眠の大敵ともいわれます。寝返り回数を抑える効果が期待できるウォータベッドを利用することで、快眠につながる可能性があるでしょう。

腰痛持ちでも使える?

「柔らかすぎるのではないか?」と、腰痛持ちには不向きではないかと考える人がいます。しかし実際は、腰痛を抱える人に適している部分もあるのです。

体を横たえると、自然と腰椎間の軟骨が圧迫されてしまいます。その点ウォーターベッドでは、自在に形が変わり体にフィットするので、腰椎が水平に保たれ圧迫を取り除く効果があるのです。

現代のウォーターベッドの研究の最前線といえるアメリカでは、腰痛への処方にウォーターベッドを活用している例もあります。

ウォーターベッドにかかる費用

ウォーターベッド 費用

ウォーターベッドは、一般的なベッドよりも高価な傾向があるアイテムになります。毎日の生活を支えるベッドだけに、失敗しない買い物をしたいものです。気になる費用について、詳しく解説します。

価格の相場は30~80万円程度

ラインアップされた商品群を一通り見てみると、リーズナブルなタイプでは30万円ほどで購入できるものがあります。一方で、最上級クラスのものであれば、150万円を超えるハイグレードなモデルもあるのです。

ただ、多くの人にとって購入の対象となる価格帯としては、30~80万円と考えておくとよいでしょう。

毎月かかる電気代は2200円程度

水を使用しているため、冬場などは特に冷えを防ぐためヒーター機能を利用する必要があります。そのための電気代は予め見積もっておきましょう。

1年を通して、どの程度ヒーター機能を利用するかにもよりますが、平均的に見て毎月の電気代は2200円程度と考えられます。

通常の布団やベッドでも、電気布団を使用している人もいるでしょう。その場合のコストと比較しながら、電気代について検討することをおすすめします。

組み立て設置料金と出張料金

高い技術によって商品化されているため、組み立てや設置では専門業者の力に頼ることになります。その場合の予算について、国内の代表的な正規代理店の料金を基に解説します。

まず、組み立て設置料金については、2万2000円程度だと考えておきましょう。これは、全国どのエリアでも共通の水準です。

組み立て設置料金に合わせて、出張料も必要になります。こちらは、地域によって金額の差が生じるでしょう。都市部では、出張料が掛からないケースもありますが、都心から離れその距離が延びるにつれ、出張料が高くなる傾向が見られます。

その料金差が大きい北海道を例に挙げます。札幌市内なら費用は無料ですが、根室や羅白では6万円以上請求されるケースがあるのです。自身のエリアの金額を、事前にしっかりと確認しておきましょう。

ウォーターベッドのメンテナンス方法

ウォーターベッド メンテナンス方法

定期的なメンテナンスが必要となるウォーターベッドですが、どのような手入れが必要なのでしょうか。その内容について説明します。

年に一度防腐剤を入れる

使用している水は、空気に触れる度合いは少ないとはいえ、ウォーターバッグ内で使用し続けていると腐敗してしまいます。そこで、1年に1回は防腐剤を入れる必要があるのです。ウォーターバックが、内側から劣化することを防ぐ効果もあります。

一般的な手順を見てみましょう。ウォーターバッグの注入口の蓋を開け、中蓋を外します。そこに、マットレスのサイズに応じた量の防腐剤を注ぎこむだけの簡単な作業です。

注入したら、マットレスを5~6分ほどゆっくりと揺すり、全体に混ざるようにしましょう。

空気の音がしたら空気を抜こう

ヒーターを使用していることに伴って、ウォーターバッグ内に気泡がたまっていきます。空気が増えると、大きな空気の塊になるのです。

この空気がウォーターバッグ内を移動することで、チャプチャプという音を発生させます。気になるようであれば、3~6カ月を目途に空気抜きをしましょう。

使用するのは、エアーブリーダーと呼ばれる道具です。注水口に細い部分を差し込み、上下に動かしながら空気を抜き取ります。

寝心地が気になるときは水量調節

水にただようような寝心地は、ウォーターベッドの大きな魅力です。横たわった際の感覚が気になる場合は、水量を調節しましょう。

もう少し柔らかい方がよいと思えば、水量を減らして弾力を生じさせます。反対に硬さが欲しいと感じるなら、水を増やし張力を高めるのです。

用いる道具は、灯油用ポンプとバケツです。水を抜く際はポンプで汲み出し、増やす際はバケツに入れた水をポンプで注入します。

故障時の補修や解体・設置

ウォーターベッド 故障

使用している間に起こる不具合への対処方法や、導入する際だけでなく転居時の解体などについても知っておきましょう。知識があれば、トラブルが発生しても焦ることはありません。

水漏れが起きた際にはパッチで補修

最近のウォーターベッドは改良が重ねられているため、耐用期間内に水漏れが起こることはほぼありません。それでも、もし生じてしまったら、パッチキットを使って補修します。

専用の補修シートと接着剤がセットになったものは家具専門店やホームセンターで入手可能で、作業も難しくありません。水が漏れる場所を見つけ、水気を拭き取ります。破損箇所周辺とパッチのビニールの双方に接着剤を塗り、貼り付けるだけで完了です。

30分ほど乾燥させて、水が漏れて来なければそのまま使用できますが、不安であれば専門業者に見てもらいましょう。

引っ越しや解体などは専門業者に依頼

引っ越しでの移動や不要になったときの解体は、無理せず専門業者に依頼することがおすすめです。

水抜きや解体・再設置は、慣れていない人ではとても手間と時間がかかります。日頃DIYなどで家具の扱いに慣れていると思っていても、対処できない場合も十分に考えられるでしょう。

慣れない扱いで、ウォーターバッグなどに傷を付けてしまい、思わぬトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。安全性を考慮して、専門の業者にお願いすることが賢明です。

ウォーターベッドが体験できる場所

ウォーターベッド 体験

車であれば試乗、飲食物であれば試食試飲ができると、とても安心です。同様に、ウォーターベッドを体験できる場所があります。お試し利用で、快適さを実感しましょう。

取り扱い店やショールーム

現時点で、ウォーターベッドを国内で正式に取り扱っているブランドは、WATER WORLDのみです。使い心地を試してみたい人は、WATER WORLDの取扱店を訪れてみることをおすすめします。

38の都道府県において、同ブランドの商品を扱うショップが100店舗近く営業しています。自身の住まいから近いお店で、実際にウォーターベッドに触れてみましょう。

参考:取扱店 | 国内唯一のウォーターベッドブランド ウォーターワールド公式サイト

ウォーターベッドを設置しているホテル

短時間だけ見て・触れるのではなく、じっくりとその効果を確かめたいと考えるなら、ウォーターベッドを設置したホテルに宿泊してみてはいかがでしょうか。ベッドに横たわった瞬間、眠りに落ちる時、朝の寝覚めと、一晩を通して効果を体感できます。

インターネットなどで、ウォーターベッドを導入している宿泊施設を探してみましょう。宿泊の際は、全室に導入されているわけではないので、ウォーターベッド設置の部屋かどうかを確認して予約することが肝心です。

ウォーターベッドと比較されるベッド

ウォーターベッド 比較ベッド

ウォーターベッドの他にも、新機能や独自の素材を用いて快眠を追求するベッドがあります。ここでは、3モデルについて紹介しましょう。

空気を使ったエアーベッド

『エアーベッド』は、名前が示す通り空気を用いたベッドを指します。注入する空気の量で硬さを調整し、ユーザー好みに合った質感を実現できるのです。

使用するのが空気とあって、軽量設計で扱いやすく、床材への負担も小さくて済みます。価格も、比較的リーズナブルなタイプが多いことも嬉しい点です。

空気を抜けば、小さく収納できます。耐久性は高くはありませんが、急な来客やアウトドアにも対応するベッドです。

ゼリー状の液を使ったジェルベッド

水の代わりに、ゼリー状の液体を採用したベッドが『ジェルベッド』です。粘性のある液体を使用することで、高い耐圧分散性を持つベッドになります。

ウォーターベッドと違いメンテナンスの必要がなく、小分けのパックになっているので、劣化したら一部のみを交換することも可能なため、その手軽さも魅力です。

ただし処分の際は、ウォーターベッドは水を流して捨てることができますが、ジェルベッドのジェルは簡単に処分できないという問題があります。

NASAが開発した素材のテンピュール

『テンピュール』は、無重力状態にあるかのような感覚が期待できる、低反発マットレスです。その寝心地は、各国のユーザーから高い評価を得ています。

NASA(ナサ:米国航空宇宙局)が開発を手掛けた、高機能素材です。体温と重さで柔らかさが変化し体にフィットするので、高い体圧分散性で睡眠の質を上げられる可能性があるでしょう。

一方で、熱がこもりやすい、温度で柔らかさが変化するので気温が低い冬では硬くなるなどのデメリットもあります。

医療現場で応用されるウォーターベッド

医療現場 ウォーターベッド

アラブにルーツを持つといわれるウォーターベッドは、長い歴史の中で研究が進められ、進化してきました。現代の医療現場でも、研究の成果は幅広く活用されています。

ウォーターベッド型マッサージ器とは

『ウォーターベッド型マッサージ器』(ウォーターマッサージベッド)は、水圧刺激を利用して、全身をマッサージするものです。

イメージとしては、水を溜めたバスタブの表面にラバーマットを張り、その上に服を身に着けたまま寝そべり、水圧によるマッサージを受ける機器となります。

体型を選ばずに使える

さまざまな身体の状態の人に治療や施術を施す医療現場においては、体型を選ばずに使えることはとても有意義な面です。寝姿勢を取ったときに均等に負荷を受け止めるウォーターベッドなら、どのようなバランスで体圧がかかっても、満遍なく体全体を支えられます。

また、仰向けだけでなく、うつ伏せでも使用可能です。体格の大きさのみならず、腰の曲がった人など、あらゆる人に対応しています。

ジェットバスのような気持ちよさ

水圧による刺激は、独特な心地良さがあるものです。ジェットバスや打たせ湯で得られる、ソフトでありながらも力強い刺激を感じることができます。

ウォーターベッド原理を応用することで、水に浸かることが困難な人や長く入浴するには体力が乏しい高齢者でも、調整可能な水圧で心地よい刺激を受けられるといった効果が期待できるでしょう。

まとめ

アラブにルーツを持ち、イギリスやアメリカで研究が進められたウォーターベッドには、人々が心地よい眠りを得られる効果が大いに期待できます。

一般家庭でも使用できる商品の開発も進みました。ウォーターベッドで快眠を手にし、健康で快適な生活を目指してみてはいかがでしょうか。

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目次
  1. ウォーターベッドとは?
    1. スプリングではなく「水」で体を支えるベッド
    2. ウォーターベッドの仕組み
  2. ウォーターベッドの歴史
    1. 砂漠の民のベッドから生まれた
    2. 100年以上の研究によって改良
    3. 日本におけるウォーターベッド
  3. 国内で唯一のブランドWATER WORLD
    1. 30年以上続くウォーターベッドブランド
    2. サービスマークの認可を受けている
  4. ウォーターベッドの種類
    1. フレームの中に入れるハードサイド
    2. フレームの上に乗せるソフトサイド
    3. 2人で使うならデュアルマットレス
  5. ウォーターベッドのメリット
    1. 高い体圧分散性で抜群の寝心地
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  6. ウォーターベッドのデメリット
    1. 重量があるため設置場所に注意
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    3. 定期的な手入れが必要
  7. ウォーターベッドの気になる疑問
    1. 耐用年数はどれくらい?
    2. 結露や水漏れの心配は?
    3. 寝返りがしづらい?
    4. 腰痛持ちでも使える?
  8. ウォーターベッドにかかる費用
    1. 価格の相場は30~80万円程度
    2. 毎月かかる電気代は2200円程度
    3. 組み立て設置料金と出張料金
  9. ウォーターベッドのメンテナンス方法
    1. 年に一度防腐剤を入れる
    2. 空気の音がしたら空気を抜こう
    3. 寝心地が気になるときは水量調節
  10. 故障時の補修や解体・設置
    1. 水漏れが起きた際にはパッチで補修
    2. 引っ越しや解体などは専門業者に依頼
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  14. まとめ