安くて高品質なベッド購入は通販で!1万円台以下、脚付きマットレスなど9選
毎日の睡眠の質は、体のためにも大切にしたいものですよね。とはいっても高価なベッドはハードルが高い……。できれば安くて品質のよいものが購入できたらうれしいものです。1万円台でも快適な睡眠が期待できる、ベッドの選び方とおすすめを紹介します。
高品質で安いベッドフレームは「通販」で探そう
手頃で品質のよいベッドフレームを手に入れるためには、通販サイトでの買い物がおすすめです。なぜ安いのか、その理由を見ていきましょう。
安い理由1 家賃や人件費を抑えられる
通販サイトの商品が安い大きな理由として、家賃や人件費を削減できることが挙げられます。
ウェブ上の「売り場」であれば出店する場所を借りる必要がないため、毎月の家賃や光熱費といったランニングコストがかかりません。オープン時に看板を作ったり、内装工事をすることもありません。
さらに、接客や会計の人員が不要なので、人件費を抑えられる特徴もあります。一人分の人件費だけでも一年で数百万円の違いが出てきますので、同程度の在庫を抱える実店舗と比べ、数千万円のコスト削減できる可能性もあります。
このように、実店舗では支出の大きい家賃・人件費が発生しないため、商品の価格を下げることができるのです。
安い理由2 中間マージンの発生が少ない
一般的に、家具が店頭に並ぶまでには、仕入れや運送などさまざまな中間業者が入ります。しかし、通販ではその過程を少なくしたり、生産者が直接販売したりすることが可能で、その分商品価格に上乗せをせずに済みます。
商品が安ければ消費者が購入しやすくなるため、中間コスト削減の工夫をしている店舗は多いでしょう。
ただし、極端に安い商品は品質が不十分なこともあるので、慎重に判断することをおすすめします。安全上の問題がないか、実物と写真が違っていないかなど、口コミやレビューも参考にするとより安心です。
店舗でも時期によっては安く買える
通販サイトは商品を安くできる条件がそろっていることがわかりましたが、実店舗の価格が必ず高いということではありません。タイミングを選ぶことで、店舗でもお得に買うことができます。
決算前セールのある2月や8月
店舗の商品が安くなりやすいタイミングのひとつは、決算の近い2月や8月です。
多くのメーカーや製造会社の決算は3月や9月に行われます。そこで、決算前はなるべく在庫を減らし、売上を計上しようとセールを開催する企業が多くなります。売れ残ってしまうよりも、大幅に値段を下げてでも売る方がよいため、魅力的な価格設定になりやすいのです。
この時期買い物をすれば、実物を見たり触ったりしながら選べます。寝心地を試したい方にはもってこいです。
新生活シーズン後の5月
新生活シーズンである3月~4月は、新社会人や学生が引っ越しに備えて家具を購入するため、需要が高まります。
そのため価格・品質ともに魅力的な商品は早々に売り切れてしまうことも。また、「セール」とはいっても需要が高いシーズンのため、決算前ほどの値下げは期待できないでしょう。
すぐに家具をそろえなくても困らないのであれば、需要が落ち着く5月頃に値下がりした商品を探すのもおすすめです。
新商品が発表された時
新生活シーズンや、クリスマス、年末年始などのセールどきには、新商品が発売されることもあります。そのタイミングで同じシリーズの旧モデルの製品などの値段が下がることがあります。
最新にこだわらなければ、長年改良を加えながら販売されているシリーズ製品や、メーカーの中でこれまでの製品の上位モデルにあたるものが発売された時は、よいものを安く買うのにうってつけです。
基本的なベッド選びのポイントをおさらい
ベッドを選ぶ時は、まずはサイズ、それから他の要素も考慮して選ぶようにしましょう。ベッド選びで意識しておきたいポイントをおさらいします。
シングルやクイーンなどサイズで選ぶ
ベッドにはさまざまなサイズがあります。セミシングルからキングサイズまで、一緒のベッドに寝る人数や体格の大きさに合わせて用意されています。
一人で寝る場合、小柄な方はセミシングルでも十分使えます。ゆったりと寝たい場合や、体格の大きい方はセミダブルがよいでしょう。
カップルや親子で就寝したい場合にはクイーンサイズ、特に子どもが2人以上ならキングサイズがおすすめです。
このように、まずはベッドを使用する人数や目的、寝る人の体格によって選択するサイズを決めましょう。製品によっては展開されているサイズが限られているので、この時点で選択肢を絞ることができます。
収納付きやコンセント付きなど機能で選ぶ
部屋の広さや生活スタイルによっては、収納機能が付いているか、コンセントがあるかということも選択基準の一つとなるでしょう。
学生や新社会人の一人暮らしでは、ワンルームなど狭い間取りになることも多いでしょう。収納スペースも限られるため、洋服やタオルを収納できるベッドは便利です。スマホをベッドの近くで充電したい、スタンドライトを取り付けたいという方は、コンセントが付いているかをチェックしましょう。
ローベッドや脚付きマットレスなど形で選ぶ
ベッドの形の違いを比べるのも、選び方の一つの方法です。
ローベッドは収納機能がなく高さが低いため、ベッドから落ちにくく、部屋全体が広く見える効果があります。重心が低く揺れが少ないことに加え、インテリアとしても部屋になじみやすいメリットがあります。
また、脚付きマットレスは、低い足をマットレスに取り付けたシンプルなベッドです。インテリアの邪魔にならず、床に直置きしないことで湿気対策にもなります。
素材や全体の雰囲気で選ぶ
ベッドの印象はフレームの形や素材によっても大きく変わります。
例えば、カントリー調のコーディネートの部屋なら、木のぬくもりが感じられる木製のベッドフレームを選択してみてはいかがでしょうか。スタイリッシュさを追求するのであれば、圧迫感がないデザイン性の高いアイアン素材がおすすめです。
部屋の雰囲気に合わせたベッドを選ぶことで、コーディネートの統一感を演出できます。
寝心地重視ならマットレスにこだわって
睡眠の快適さにつながる寝心地を左右するのはマットレスです。ベッドフレームに備え付けられているタイプ以外はフレームとマットレスをそれぞれ選ぶことができます。
マットレスの品質は睡眠の質に直結するので、可能なら店頭で試してから購入するのが安心です。試せない場合は、返品保証があることを条件に選ぶのも手です。マットレスは、以下の種類に大別されます。
自然に体を支えるポケットコイル
スプリングが一つずつ袋に入ったポケットコイルは、それぞれが独立して動くため、体を点で支えられます。体の凹凸に合わせてマットレスが沈み、体にかかる負担を軽減してくれます。
体重が一つ一つのコイルにかかってもコイルは連動しないので体圧が分散されやすく、寝返りを打っても振動しにくいのが特徴です。同じベッドに2人で寝る場合にうれしいメリットです。
生産に手間がかかるので相対的に価格が高めなこと、コイルすべてが包まれている分通気性が他のタイプより低めなのがデメリットです。
硬めで大柄な人向けのボンネルコイル
ボンネルコイルは、らせん状に巻かれたコイルスプリングを連結させて作られたものです。弾力性が高く、体を面で支える特徴があります。
また、コイルが独立していないので反発力が強めで、体が極端に沈み込むことはありません。そのため体が大きい方でもマットレスがへこみ過ぎず、ソフトなものより使いやすいでしょう。
他のマットレスと比べて価格が安い傾向にあり、挑戦しやすいタイプでもあります。
寝返りを打ちやすい高反発ウレタン
高反発ウレタンとは、クッション性のあるウレタン生地のマットレスで、体重を押し返す力が強め(高反発)のものです。体が沈み込み過ぎず、寝返りが打ちやすくなります。耐久性が高く、かつ安いのでコスパにも優れています。
硬めの寝心地を好む方や、体格の大きい方におすすめできる素材です(体重の軽い方にとっては硬すぎることもあるようです)。ただし、通気性が悪く蒸れやすい素材のため、敷きっぱなしにしないよう注意が必要です。
じんわり沈み込む低反発ウレタン
低反発ウレタン素材は、触り心地も柔らかく、手で押すと跡がじんわり残る特徴があります。体のラインになじみやすく、重みに応じて緩やかに沈みます。よって、体圧を分散しやすく、一部に極端な負担がかかることはほとんどありません。体重が軽い方や、柔らかい寝心地を好む方に向いている素材です。
高反発ウレタンと同様通気性は高くないため、カビが生えたりしないよう、定期的に陰干しをしたり上下の入れ替えをしたりしましょう。
木の質感がおしゃれなベッド3選
ベッドやマットレスの選び方を知ったら、いよいよベッド選びです。まずは木の質感がおしゃれな、おすすめのベッドフレームを3つ紹介します。
ホームテイスト 脚付き檜すのこベッド PIERNA
国産ひのきを使用した、シンプルなすのこベッドフレームです。心地よい香りがするひのきには、抗菌効果と防虫効果があり、伐採後200年はもつといわれる耐久性も備えています。
すのこフレームは、風を通しやすく通気性抜群です。ひのきの調湿効果により、湿気が上がるとひのきが水分を吸収し、下がると水分を放出してくれます。
脚の高さは6cm・16cm・26cmの3段階で調整が可能です。部屋の雰囲気や好みに合わせて使えます。耐荷重は約200kgと丈夫。価格は1万円前後で、マットレスと合わせても負担になりません。
モダンデコ すのこベッド Cuenca
ヘッドボード、コンセントがある脚付きのすのこベッドです。すのこフレームの通気性と、ベッド周りに物を置ける利便性の両方が欲しい方にぴったりです。
2口コンセントとUSBの差し込み口、本を収納できる棚のほか、スマホやタブレットを立てかけられるスタンドも付いています。
すのこの下には縦方向の浅板が2本取り付けられ、耐久性が補強されています。耐荷重は約240kgもあるので、体格の大きい男性でも安心して利用できるでしょう。
カラーはナチュラル・ブラウン・ホワイト・モカの4種が取りそろえられ、インテリアに合わせた選択が可能です。
IKEA TARVA ベッドフレーム パイン材
どんなインテリアにも合わせやすい、シンプルですっきりとしたベッドフレームです。塗装をしないことで、パイン材の色合いや雰囲気をそのまま楽しめるようになっています。
フレームの底はすのこになっているので、マットレスの湿気を逃がしやすくなっています。
価格もリーズナブルで、一人暮らしの新社会人や学生も手に入れやすいでしょう。
クールな雰囲気のスチールベッド3選
木材と違い、スチール製のベッドフレームは見た目がクールなイメージです。スチール製のおすすめの3選を紹介します。
レグルス 脚付きベッド
ヘッドボード、フットボードがなく、マットレスをそのまま置けるシンプルなスチールフレームです。スチール製のため耐久性が高いのはもちろん、板状ではなくすのこ型になっており湿気がこもる心配もありません。
縦が193.5cm、幅が95cmと狭い部屋にも置きやすいサイズで、脚の高さもあるため下にボックスを入れて収納することもできます。購入後、自分で組み立てるタイプです。
ぼん家具 折りたたみメッシュベッド ネッツ
折りたためるメッシュ状のベッドフレームです。通気性が良く、折りたたむと薄くかさばらないため、掃除や引っ越しのときも楽に移動できます。
耐荷重は約90kg、ロック機能が付いておりきちんと脚を広げれば揺り戻しもなく安心です。注文後は完成品で届くため、自身での組み立ては不要です。
LOWYA ベッドフレーム スチール メッシュ
スタイリッシュな見た目で、ヘッドボード、フットボードがパイプデザインになっています。メッシュ構造で湿気を逃がしやすく、カビの発生も抑えます。メッシュの目が細かくフレームにかかる重量をうまく分散させ、約100kgまでの重さに対応できます。
ベッド下の高さは約25cmあり、衣装ケースや荷物の収納が可能です。ツヤを出し過ぎない塗装で、新品の無機質な雰囲気が苦手な方にもおすすめです。
- 商品名:LOWYA ベッド ベッドフレーム スチール メッシュ シングル ブラック おしゃれ
- Amazon:商品ページ
コンパクトさが魅力の脚付きマットレス3選
部屋が狭くて大きなベッドは置けないけれど、マットレスは妥協したくない。そんな方におすすめな、手頃な価格でコンパクトな脚付きマットレスを三つ紹介します。
山善 脚付きマットレス 硬めタイプ
2.25mmの太いバネを使用したコイルスプリングを、278個使用した脚付きマットレスです。硬めの寝心地で、寝返りも打ちやすい特徴があります。
表層にはなめらかなポリエステルニット素材を使用しているので、肌触りがよく、ベッドパッドも敷きやすいでしょう。
脚とマットレスの間は約19cmあり、収納スペースとしても活用できます。
注文後、マットレスは丸められた状態で届くため、ドアで使えてしまう心配はありません。色はグレー・ネイビーなど4種類から選択できます。
ニトリ 脚付きポケットコイルマットレス
点で体を支えるポケットコイルマットレスであり、体圧分散性に優れたベッドです。睡眠中の動きに応じて柔軟にコイルが動くため、体になじみやすく理想的な寝姿勢をサポートしてくれます。
寝返りの振動も抑えられ、階下への音や振動が気になるアパートでも問題なく使えます。
床板はすのこ構成になっており、マットレスの湿気も外に逃がしてくれるでしょう。サイズはスモールシングルもあるので、あまり場所を取りたくない方におすすめです。
アイリスプラザ 脚付きマットレス
ボンネルコイルで作られた脚付きマットレスです。体を面で支え、腰などの沈み込みを抑えます。バネにかかる負担が分散されるので、ポケットコイルタイプに比べて耐久性の高いタイプです。
すのこ構成が、マットレスの湿気や寝汗の発散をサポートしてくれます。マットレスの脚の素材は、住宅の柱や土台にも使われる素材を採用し、乾燥による反り収縮、割れに強い木材です。
カラーもブラウン・ネイビー・アイボリー・ブラックの4種から選択できます。
まとめ
ベッドを安く購入するには、通販サイトを活用するか、決算セールの時期など店頭商品の値段が下がるタイミングをねらうのが賢明です。フレームの価格を抑え、寝心地を左右するマットレスは自分に合ったものを慎重に選ぶと失敗しにくいでしょう。
快適に寝られるかどうかは、睡眠の質、引いては生活の質に影響する可能性があります。極端に安い商品は安全性などに不足がある懸念もあるため、レビューなども参考にして慎重に選ぶようにしましょう。
購入のコツ、マットレスの特徴を押さえて、快適な生活を送れるベッド選びにお役立てください。