低反発敷布団の特徴と魅力は?選び方のポイントとおすすめ商品紹介
朝起きるのが辛い、腰や体が痛いと感じる、そう感じている人も多いのではないでしょうか。このような場合は低反発敷布団にするとよいかもしれません。この記事では低反発敷布団の魅力や選び方のポイントを解説します。
低反発敷布団の特徴
低反発敷布団が実際にどのような布団なのか、よくわからない人も多いでしょう。低反発敷布団は体が沈み込むような感覚があり、高反発の布団とは異なる特徴があります。実際にどのような特徴があるのか、見ていきましょう。
体が沈み込む素材を使った敷布団
低反発敷布団はウレタン素材でできていることが多く、反発力がないことが特徴の布団です。
手でグッと押すなど圧力を加えたときに、ゆっくりと戻ろうとする性質をもった素材で、しっかりと体重を支えます。柔らかく沈んで寝ている人の体を支え、体の負担を分散させてくれるため、快適に睡眠しやすいのが特徴です。
高反発敷布団との違い
低反発敷布団とよく比べられるのが、高反発敷布団です。高反発敷布団は押したときに元に戻ろうとする力が強い布団で、低反発敷布団とは異なる性質の素材でできています。
高反発というと硬い布団という印象を持つ人もいるかもしれません。しかし、反発力が強いだけで、硬さとは別のため、注意しましょう。低反発にはない反発力があるため、軽い力で寝返りできるというメリットがあります。
低反発敷布団の魅力
低反発敷布団の魅力はその柔らかさによる、心地よさと保温性の高さが特徴です。体の圧力を分散でき、体の負担を軽減させてくれます。実際にどのような魅力があるのか、次で詳しく見ていきましょう。
体が包み込まれる感覚が心地よい
低反発敷布団は寝転がったときに優しく沈み、包み込まれる感覚があることが特徴です。このことで、体にかかる負担が均等に分散されます。
一般的な布団の場合、頭・腰・足など布団に直接当たる部分に負担が集中しやすいことに注意が必要です。負担がかかると、血流が悪くなりやすく、直接触れていない背中を支えるために余分な力が入ってしまうこともあります。
この結果、背中周りなどの筋肉が張ってしまうなど、睡眠の質の低下につながります。低反発敷布団であれば、このような状態が緩和されるため、快適な寝心地が実現しやすいでしょう。
保温性が高い
低反発敷布団は体と密着するため、保温性が高いことも魅力です。
特に、冬場は冷え込む地域の場合、通気性が高いと、温度が逃げてしまいます。そのような場合に、低反発敷布団を利用することで、快適な寝心地が実現しやすいでしょう。
低反発敷布団のここに注意
低反発敷布団は魅力ばかりではなく、注意したい点もあります。この点を抑えておかなければ、低反発敷布団の魅力が生かされず、後悔してしまうかもしれません。ここでは低反発敷布団の注意点について解説します。
寝返りが打ちにくくなる
低反発敷布団は高反発敷布団に比べて、やや寝返りが打ちにくくなります。敷布団に体が沈み込むので、寝返りが打ちにくくなるのです。
寝返りは1カ所に集中した負担を軽減することを目的に行われるものです。その寝返りが少なくなることで、体の一部に負担がかかりすぎることもあります。
寝返りが多すぎるような人の場合はメリットになることもありますが、人によってはデメリットにもなるため、注意しましょう。
腰に痛みが出る場合も
低反発敷布団は人によっては腰に痛みが出る可能性があります。これは、敷布団に体が沈み込みすぎてしまい、腰に負担がかかることが主な原因です。
低反発敷布団は寝返りも打ちにくいため、この症状に拍車をかけてしまうこともあります。敷布団を選ぶときは、沈み込みの深さが自分に合っているかどうか、確認してから購入しましょう。
また、厚みが薄い敷布団の場合、沈み込みによって体が床に近くなり、硬さを感じることがあります。厚みが足りないと、体が床に着いてしまうこともあり、快適な寝心地を得られません。
この場合は、今まで使っていた敷布団の上に重ねて使用するなどして工夫しましょう。
通気性が低いため蒸れやすい
低反発敷布団はウレタンが原料になっているものが多く、全体的に通気性が低めです。通気性がないと湿気を感じやすく、汗をよくかく人や夏の場合、不快感を感じるかもしれません。
また適切な衛生管理ができていない場合、ノミやダニを発生させてしまう可能性があります。そのため、日頃からきちんと手入れすることが大切です。
洗濯NGなものが多い
低反発敷布団はウレタンを原料にしていることが多く、洗濯できないものがほとんどです。そのため、洗濯可能なカバーを使用するなどして、衛生的に使えるように工夫しましょう。
先に説明した通り、低反発敷布団は素材の性質によっては蒸れやすいため、カバーを定期的に洗濯したり、敷布団を干したりしないと、匂いやカビが発生してしまう可能性もあります。
洗濯しなくても衛生的に使えるように、パッドシーツを使うのも一つの有効な手段です。
低反発敷布団を選ぶポイント
低反発敷布団は質が高いものであれば、体をしっかりと支え、質の高い睡眠が得られます。しかし、質の悪いものを選んでしまえば、腰や肩の痛みに悩まされることになるかもしれません。ここでは低反発敷布団を選ぶときのポイントについて解説します。
品質の見極めが重要
質の悪いものも多いため、質の高いものを見極められるかどうかが重要です。質の悪いマットレスは反発性が弱く、体に余分な負担をかけてしまいます。また反発性が失われるのが早く、長持ちしないものも多いです。
触ってみただけでは、どれも似たようなもののため、簡単には判別できません。質のよい商品を見極めるためには、以下の点を抑えましょう。
- 実際に寝てみて感触を試す
- 横から見た場合に、まっすぐになっているか確認する
適切に体圧が分散されている布団であれば、横から見たときにまっすぐ立ったときと同じ状態になっています。写真で確認するか、別の人に横から見てもらうなどすると失敗しにくいでしょう。
長期保証付きの商品が安心
敷布団の耐久性は試しようがなく、そう簡単にわかるものではありません。その場合は長期間の保証がある商品を選ぶのがおすすめです。
保証期間が長さは商品の耐久性に自信があることの裏返しといえます。保証期間くらいまでは安心して使えるという指標にもなるでしょう。
おすすめの低反発敷布団4選
低反発敷布団を選ぶときには、その質を見極めることが大切です。しかし、その判別が難しいと感じる人も多いのではないでしょうか。おすすめできる商品を四つ厳選して紹介します。
ニトリ じんわりフィットする低反発敷ふとん シングル
ニトリのこの商品は、硬いウレタン1層と柔らかいウレタンを2層、合計3層に分かれています。お値段も1万円ほどと敷布団の中では比較的お手頃な価格で購入でき、コスパがよい商品です。
表面生地はニット生地となっており、防臭性と抗菌性があり、衛生面でも使いやすくなっています。1年間の保証がついており、耐久性も問題ないといえるでしょう。厚みも8cmあるため、床を感じることもありません。
安価で質が高い商品が欲しい場合におすすめできる商品です。
アイリスオーヤマ マットレス 低反発 厚み4cm シングル
アイリスオーヤマのマットレスは、サイズが小さく、持ち運びがしやすいマットレスです。マットレスの表がニット生地、裏面がメッシュ記事となっており、肌触りの好みに合わせて選べます。
除湿パッドがついたものを選べば、低反発敷布団の弱点である蒸れやすさを軽減できるため、湿度が気になる人も安心です。
厚みは4cmと8cmから選べます。4cmの商品だと少し薄いため、今ある布団の下に重ねるなどするとよいでしょう。
ショップジャパン トゥルースリーパー プレミアム シングル
「できるだけ手軽に睡眠の質をあげたい」「寝具を買い替えずにすませたい」という場合におすすめなのが、ショップジャパンのトゥルースリーパー プレミアムです。この商品は自分が今使っている布団の上に被せて使える敷布団です。
日本で製造され、硬さや反発性について検査した上で販売されているため、品質面に高い信頼を置けるでしょう。
公式ホームページで購入した場合、60日間の返品保証と、1年間の交換保証がついてくるのも嬉しいポイントです。
GOKUMIN マットレス ベットマット 敷布団 厚さ4cm
GOKUMINの敷布団は低反発マットレスではありながらも、やや硬めの寝心地が特徴の商品です。沈み込みすぎるのが気になる人には適した商品といえるでしょう。
また、ウレタン素材の場合、製造時の匂いなどが気になることも多めです。しかし、この商品ではホルムアルデヒドの発生を抑え、匂いを感じにくくなっています。
今ある敷布団の上に重ねて使えばよいため、かさばりにくく、使いやすい点が魅力です。
まとめ
この記事では低反発敷布団の魅力や注意点、選ぶときのポイントについて解説しました。低反発敷布団は、体圧を分散させることで快適な寝心地が得られます。反面寝返りが打ちにくくなり、蒸れやすいことがデメリットです。
低反発枕の中には質が悪い物もあり、そのような商品の場合は、腰や肩が痛くなることもあります。品質保証がついている商品を選べば安心して使えるでしょう。
この記事を参考に、自分に合った低反発敷布団を探してみてはいかがでしょうか。