【徹底解説】マットレスランキング

1位 Limne the Mattress

2位 NELLマットレス

3位 ブレインスリープ マットレス フロート

サータのマットレスの口コミ・評判と人気おすすめ商品を紹介

みなさんはベッド業界の3Sをご存じでしょうか。

世界的に有名なアメリカのマットレスメーカー、シモンズ、シーリー、サータの3社の頭文字をとって3Sと呼ばれています。この3Sのうち、1800年代後半に創業したシモンズやシーリーに比べ、サータは1931年創業と一番新しい会社です。

ですがもちろん、先輩2社に引けを取らない品質と技術力で、サータの作るマットレスは、一流ホテルを中心に世界中から高評価を受けています

今回の記事では、そんなサータのマットレスの特徴や、気になる口コミについてご紹介していきます。

目次

サータのマットレスとは?

サータのマットレスとは?

そもそもサータとは、どんな会社なのでしょうか。

3Sと呼ばれる有名メーカーとはいえ、日本国内では広くは知られておらず、口コミを調べてみても、実際に使っているという人はまだあまり多くないようです。

1931年にアメリカで創業したサータのマットレスが、日本に渡ってきたのは1979年のこと。日本のドリームベッド社がライセンス契約を結び、サータ・ジャパンがはじまりました。

ちなみに、ドリームベッドは1950年に広島で創業した会社で、元々は戦後復興のための社会奉仕活動をおこなっていました。その中で、駐留軍のベッドやマットレスの修理を請け負ったことがきっかけで、ベッドづくりを手掛けるようになったそうです。

1979年のライセンス契約と技術提携により、現在、サータのマットレスはドリームベッドの自社工場で製造されています。アメリカ仕様の完成品を輸入するのではなく、日本人の体型や日本の気候に合わせてアレンジされた、安心の日本製マットレスというわけです。

その品質の高さから、国内の一流ホテルにも多数導入されており、オートクチュール発想でつくりだされた、さまざまな寝心地のバリエーションで、着々と人気を獲得しています。

結論!サータのマットレスの口コミ・評価

結論!サータのマットレスの口コミ・評価

サータの口コミについて、気になる11項目別で点数化してみました。

総合評価4.5点/5点
仰向き寝5点/5点
横向き寝4.5点/5点
端の沈み込み5点/5点
通気性5点/5点
寝返り5点/5点
底付きのなさ5点/5点
素材の品質5点/5点
耐久性4.5点/5点
衛生面4.5点/5点
取り扱いやすさ3点/5点
価格3.5点/5点

サータのマットレスの評価まとめ

サータのマットレスの評価まとめ

サータのマットレスは、やはり全米の3大メーカーというだけあって、多くの項目で高評価となり、全体的にもかなり満足度の高いマットレスだと結論づけることができます。

サータの特徴は、後ほど詳しく解説しますが、オートクチュール発想で一人ひとりの理想の寝心地を仕立てるというコンセプトで作られています。

高い技術力で寝心地に絶妙なグラデーションをつけることで、2022年の最新カタログにはなんと21種類ものモデルが掲載されています。そのため、多くの人が自分好みの寝心地のマットレスに出会うことができ、この満足度の高さにもつながっていると考えられます。

その一方で、高級マットレスというだけあって、やはり価格は懸念ポイントになっているようです。また、分厚く重たいコイルマットレスであることも、メンテナンスなどを考えると少し点数を落としています。

ただ、寝心地の良さや耐久性をなど、総合的に考慮するとコスパは十分で、満足度の高い良質なマットレスといっていいでしょう。

サータのマットレスの基本スペック

サータのマットレスの基本スペック

現時点で21種類にもおよぶ、サータのマットレスについて、シリーズごとに基本スペックをまとめました。なお、価格は全て税込で記載しています。

ポスチャーノーマル

まずは、スタンダードなシリーズのポスチャーノーマルシリーズです。

ポスチャーノーマルは、腰回りと端に太めの2.0mmコイル、その他の部分には1.9mmのコイルが配列されています。硬めで安定感のある寝心地が特徴で、サータの中でも人気のロングセラーとなっています。

特に、仰向け寝が多い人や、寝相があまりよくない人も、身体をしっかり支えてくれるのでおすすめです。

ポスチャーノーマルポスチャーノーマル
9インチ
ポスチャー
F1P ピローソフト
9インチ 1トップ
厚さ約26cm約35cm約37.5cm
素材ウレタンフォーム、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ポリエステル綿など
硬さ硬め硬めやや柔らかめ
寿命目安10年10年10年
保証2年間2年間2年間
生産国日本日本日本
評価4.5点4.5点4.5点
価格124,300円~157,300円~228,800円~

ポスチャーベーシック

ポスチャーベーシックは、硬めから柔らかめまでさまざま寝心地を揃えており、こちらもスタンダードなシリーズといえます。

なかでも「ポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフト」と、「ポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフト 1トップ」は、サータの中で唯一、腰回りも他の部分と同じ太さのコイルで、マットレスのフチ部分にのみ、太めのコイルが使われているモデルです。

そのため、ふんわり柔らかい寝心地で、横向き寝が多い人や包み込まれる感覚が好みの人におすすめです。

ポスチャーベーシック 6.8 F1Pポスチャーベーシック 6.8 F1Nポスチャーベーシック 7.7 F1P
厚さ約27cm約27cm約31cm
素材ウレタンフォーム、
高弾性フォーム、
ポリエステル綿など
高触感ウレタン、
ラテックスなど
ウレタンフォーム、
高弾性フォーム、
ポリエステル綿など
硬さやや柔らかめやや硬めやや硬め
寿命目安10年10年10年
保証2年間2年間2年間
生産国日本日本日本
評価4.5点4.5点4.5点
価格162,800円~173,800円~184,800円~
ポスチャーベーシック 7.7 F1Nポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフトポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフト
1トップ
厚さ約31cm約31cm約36cm
素材高触感ウレタン、
ラテックスなど
ウレタンフォーム、
高弾性フォーム、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
高弾性フォーム、
ポリエステル綿など
硬さ硬めやや柔らかめやや柔らかめ
寿命目安10年10年10年
保証2年間2年間2年間
生産国日本日本日本
評価4.5点4.5点4.5点
価格195,800円~195,800円~239,800円~

ライトブリーズ

サータ独自の素材である「ブレスフォート」を搭載したライトブリーズシリーズは、通気性の高さが特徴です。

ブレスフォートは、一般的な低反発素材の約17倍の通気性で、温度変化も受けにくいため、じめっとして寝苦しい日本の夏でも、快適な睡眠が得られます。

どれもピロートップがあるタイプなので、フィット感も高くなっていますが、そのぶんへたりも感じやすいので、気になる人は注意が必要です。

ライトブリーズ
5.8 ボックストップ ソフト
ライトブリーズ
5.8 ボックストップ
ライトブリーズ
6.8 ピローソフト
ソフト
厚さ約31.5cm約31.5cm約36cm
素材ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
硬さふつうやや硬め柔らかめ
寿命目安10年10年10年
保証2年間2年間2年間
生産国日本日本日本
評価4.5点4.5点4.5点
価格176,000円~181,500円~225,500円~
ライトブリーズ
6.8 ピローソフト
ライトブリーズ
7.7 ピローソフト
ソフト
ライトブリーズ
7.7 ピローソフト
厚さ約33.5cm約39cm約36cm
素材ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
ウレタンフォーム、
ブレスフォート、
ポリエステル綿など
硬さやや硬めやや柔らかめやや柔らかめ
寿命目安10年10年10年
保証2年間2年間2年間
生産国日本日本日本
評価4.5点4.5点4.5点
価格225,500円~236,500円~236,500円~

サータグランド

サータグランドは、ライトブリーズシリーズと同様に、通気性の高い低反発素材の「ブレスフォート」が使用されて、間に高反発ウレタンを挟むことで、ほどよい反発力ももっています。

ピロートップつきのボリューム感のある寝心地で、側生地も高級感漂うデザインで、サータの中でも上級なシリーズです。

サータグランド ロイヤルサータグランド プレミアム
厚さ約39cm約43cm
素材ウレタンフォーム、ブレスフォート、高反発ウレタン、ポリエステル綿などウレタンフォーム、ブレスフォート、高反発ウレタン、高触感ウレタン、ポリエステル綿、ウール綿など
硬さやや柔らかめやや柔らかめ
寿命目安10年10年
保証2年間2年間
生産国日本日本
評価4.5点4.5点
価格341,000円~385,000円~

サータトラディション

サータトラディションは、サータ史上最高のきめ細かさが売りのシリーズです。

というのも、コイル配列はサータ最多の11ゾーンにわかれており、腰回りやマットレスのフチはもちろん、肩回りや背中、足など、3種類の太さのコイルがそれぞれ使い分けられています。

より身体の凹凸にフィットするため、体圧分散性が高く、仰向けでも横向きでも心地よい寝姿勢を保ってくれます。

サータトラディション
ノーマル 6.8
サータトラディション
ボックストップ 6.8
厚さ約28cm約31cm
素材高触感ウレタン、高反発ウレタン、ポリエステル綿などウレタンフォーム、高触感ウレタン、高反発ウレタン、ポリエステル綿など
硬さやや柔らかめ柔らかめ
寿命目安10年10年
保証2年間2年間
生産国日本日本
評価4.5点4.5点
価格143,000円~187,000円~
サータトラディション
ピローソフト 1トップ 6.8
サータトラディション
ロイヤル
厚さ約33cm約40cm
素材ウレタンフォーム、高触感ウレタン、高反発ウレタン、高弾性フォーム、ポリエステル綿などウレタンフォーム、高触感ウレタン、高反発ウレタン、高弾性フォーム、ポリエステル綿など
硬さ柔らかめ柔らかめ
寿命目安10年10年
保証2年間2年間
生産国日本日本
評価4.5点4.5点
価格242,000円~341,000円~

サータのマットレスの特徴

サータのマットレスの特徴

多数のラインナップがあるサータですが、ここからはサータのマットレスについて、2つの大きな特徴を詳しくご紹介していきます。

  • オートクチュール発想で仕立てる寝心地
  • 日本人に合わせた高品質マットレス

他のマットレスメーカーとの違いを比較する際に、参考にしてください。

オートクチュール発想で仕立てる寝心地

第一に、サータのマットレスの背景には「オートクチュール発想」があります。

オートクチュールとはフランス語で、オーダーメイドで仕立てられた、一点物の高級仕立て服、というような意味があります。サータも、一人ひとりの理想の寝心地に合うマットレスを作るという意味で、このオートクチュール発想をコンセプトとしています。

一人ひとりに寝心地を”仕立てる”ように、硬さやフィット感、ボリュームなどを細かく調整し、21種類のマットレスを展開しています。そのポイントを3つご紹介します。

コイルの「ブレンド」で生み出す硬さの違い

まず何より、マットレスを選ぶうえで一番気になるのが硬さでしょう。

人によって好みはさまざまですし、硬め、ふつう、柔らかめに分類したとしても、その中にはさらに微妙なグラデーションがあるはずです。サータはこの絶妙な寝心地の違いを、コイルの太さ、高さ、配列などを、こまやかにブレンドすることで実現しています。

サータのマットレスに使われるコイルの太さは、1.3mm~2.0mmで6種類あります。その差はわずか0.1~0.2mmですが、この差が寝心地を大きく左右し、一般的にはコイルが太くなるほど硬めの寝心地になるといわれています。コイルはさらに圧縮され、ポケットコイルとして一つ一つ不織布に包まれていきますが、その巻き数やコイルの高さ、形状もそれぞれ数種類あります。

オートクチュール発想というコンセプトにふさわしく、これらの違いが複雑に掛け合わされ、かなり繊細に寝心地が調整されています。

サータの強いこだわり「ゾーニング」

コイルの形状だけでなく、その配列もマットレスの硬さに大きく影響します。

マットレスには、並行配列と交互配列がありますが、サータのマットレスはモデルごとにこの配列を変えています。さらに、マットレス1台に2種類以上の太さのコイルを使用するのが、サータのこだわりで、腰回りなど体重のかかりやすい部分には、0.1~0.2mmほど太めのコイルを配置しています。

サータではこれを「ゾーニング」と呼んでおり、下記の5種類の配置で、マットレスの硬さにグラデーションをつけています。なお、下の配列方法ほど硬めに感じられます。

  • 11ゾーンポケットコイル(並行配列)・・・コイルの太さは3種類
  • 3ゾーンポケットコイル(並行配列)・・・コイルの太さは2種類
  • 3ゾーンポケットコイル(交互配列)・・・コイルの太さは2種類
  • 5ゾーン超高集積(並行配列)・・・コイルの太さは2種類
  • 5ゾーン超高集積(交互配列)・・・コイルの太さは2種類

へたりにくく心地よい「マルチレイヤード構造」

マットレスの寝心地において、最終的に身体に直接触れる詰め物も重要なポイントです。

サータのマットレスでは、詰め物をミルフィーユのように何層にも重ねる「マルチレイヤード構造」を採用し、フィット感を維持しつつもへたりにくい構造になっています。ウレタン、高弾性フォーム、ラテックス、サータ独自素材のブレスフォートなど、高機能素材を使い分け、モデルごとに異なるフィット感を作り出しています。

また詰め物は、縫製方法やマチの有無によってもボリューム感が変わってきますが、サータでは下記の4種類があります。

  • ノーマル・・・オーソドックスな縫製方法。詰め物とマットレスが一体になった構造。
  • BOXトップ・・・詰め物部分を独立させた構造で、ノーマルより柔らかい感触。
  • ピローソフト・・・詰め物少し内側で縫い付けた、よりふんわりソフトな感触の構造。
  • 立体ピローソフト・・・ピローソフトのマチありパターン。ボリュームがありフィット感が強い。

なお、表面のキルティングには「ジャンプキルト」を採用しており、不連続なキルティングパターンが優しく身体を包み込んでくれます。

日本人に合わせた高品質マットレス

そして、もう一つの大きな特徴は、サータのマットレスは、アメリカ本社から完成品を輸入するのではなく、日本国内で製造されていることです。

海外のメーカーだと、日本人の体格には合わないという印象を持つ人も多いのではないでしょうか。そんななか、サータは日本に製造拠点を持ち、高温多湿な日本の気候や、日本人の生活習慣や好みに合わせた仕様を実現するべく、日々研究や改良をおこなっています。

こちらもポイントを3つに絞って解説していきます。

多湿な日本でも安心の通気性

海外発祥のマットレスを選ぶ際、高温多湿な日本でも通気性に問題がないかは、とても重要なポイントですよね。

サータのマットレスには、全側面に「ヘルシーエアーレット」と呼ばれる通気孔があり、寝返り時の弾みでマットレス内部の湿気が吐き出されるようになっています。まるでマットレスが呼吸するかのように、湿気を逃がすため多湿な日本でも安心です。

さらに、一部の商品には一般的な低反発素材に比べ、なんと17倍の通気性がある「ブレスフォート」という独自素材が使われており、夏でも蒸れにくく、一年を通して快適に眠ることができます。なお、ブレスフォートの生地表面には銀イオン加工がされており、その抗菌効果はJIS規格による測定で立証済みなので、衛生的にも非常に優れています。

高品質コイルとゾーニングが生み出す耐久性

サータのマットレスに使われるコイルは、JIS規格のなかでも最高グレードの硬鋼線が原料になっています。粘り気を出すマンガンも含み、硬くて丈夫かつ弾性にも優れたこのコイルを、さらに圧縮して一つ一つ不織布に包んでポケットコイルにすることで、耐久性を高めています。

また、先ほどご紹介した、場所によってコイルの配列を変える「ゾーニング」は、寝心地を向上させるだけでなく、マットレス自体への荷重もバランスよく分散してくれるため、これも耐久性アップにつながっています。

さらに、耐久性のテストはJIS規格より厳しい自社基準でおこなわれており、スプリングコイルの耐久試験も、人が10年間で打つと言われる寝返り回数に合わせて、8万回実施されています。

もしもの時に備えた防炎性能

サータの一部のマットレスには、詰め物に「ファイヤーブロッカー」が使われています。

ファイヤーブロッカーは、アメリカ全土で規制されている防火基準、CFR-1633をクリアした、難燃仕様の素材です。万が一、眠っている間に火災が起きてしまった場合でも、有害化学成分を含まず、燃えにくいこの素材が延焼を防ぎ、避難の時間をより長く確保してくれます

寝ている間の火災については、たしかにマットレス選びの際の最重要事項ではないかもしれません。ただ、もしもの時はいつ訪れるか分かりません。特に、お年寄りがいる家庭などでは、より避難に時間を要するかもしれませんし、ファイヤーブロッカーは、あるに越したことはない安心の性能ではないでしょうか。

サータのマットレスの寝心地を評価レビュー

サータのマットレスの寝心地を評価レビュー

それでは、実際、サータのマットレスの寝心地はどうなのでしょうか。気になる11項目についてまとめています。

仰向き寝

仰向き寝の人は、基本的にどのラインナップでも快適に眠れますが、スタンダードなモデルのポスチャーノーマルは、特に硬めの仕上がりなためおすすめです。

また、サータのマットレスは、身体の部位によって使用するコイルの太さを変える、ゾーニングが採用されており、沈みやすい腰回りもしっかり支えてくれるので快適です。

ちなみに、宿泊したホテルにサータが導入されていて、いつもより熟睡できて身体も軽いという声も多くみられました。宿泊先でお気に入りの寝心地のマットレスに出会った際は、型番などを聞いておくことをおすすめします。

横向き寝

サータのマットレスは、どちらかというと仰向け寝の人向けのラインナップが多いですが、横向き寝でも違和感や圧迫感なく眠れるという声がみられました

特に、よりフィット感のあるライトブリーズシリーズは、肩や腰など身体の出っ張りに沿ってくれるのでおすすめです。ただし、BOXトップやピローソフトなど、一般的にピロートップに分類される仕様のものは、ボリューム感やフィット感が高いぶん、へたりも感じやすいということに注意が必要です。

端の沈み込み

サータの全てのマットレスの長辺には、太めのコイルが配置されており、重心が端に偏ってもしっかり支えてくれるので安心です。もちろん、短辺を含む、マットレスの周囲全てが補強されているモデルもあります。

フチまでしっかり補強されていると、寝返りが多い人やパートナーと一緒に寝る人など、マットレスの中央以外にも体重がかかりやすい環境でも、安心して眠れますよね。

さらに、サータではコイルを固定する枠線の位置にも工夫がなされています。

通常は上下枠線といって、マットレスのフチに合わせて固定されるため、端に腰掛けたときに太ももの裏などに、枠線があたる感覚があります。一方、サータの一部の商品では、コイルの中央寄りで固定する「ダブルセンター枠線」が採用されています。

そのため、フチに腰掛けても硬い枠線があたる感じが緩和され、マットレス自体のクッション性も向上し、より柔らかい感触になっています。

通気性

サータはアメリカ発祥のマットレスですが、製造は日本でおこなわれており、多湿な環境への配慮もしっかりされています。

全モデルに通気孔「ヘルシーエアーレット」が、一部のモデルに、独自素材の「ブレスフォート」が採用されており通気性に優れています。

ヘルシーエアーレットは、マットレス側面に3列の穴を設けることで、寝返りの動きでマットレスが呼吸するように湿気を吐き出す仕組みになっています。またブレスフォートは、一般的な低反発素材の約17倍の通気性です。低反発フォームはどうしても、夏は暑く寝苦しいというイメージがありますが、ブレスフォートなら季節かかわらず快適に眠れます。

寝返り

サータのマットレスは、腰回りなど体重のかかりやすい部分に太めのコイルを配置する、ゾーニングによって身体をバランスよく支えてくれるので、寝返りも打ちやすくなっています

さらに、寝返りによる振動や音が少ないという口コミも多くみられました。これは2人以上で寝る場合、相手の寝返りや起床時間の違いなどで、お互いに睡眠を妨げる心配が軽減されるので嬉しいポイントですよね。

底付きのなさ

最も厚みが小さくても26cmほどあるサータのマットレスは、底付きの心配もありません。ベッドフレームやすのこなどの上にのせ、ベッドマットレスとして使用しましょう。

また、10年以上使える耐久性に優れた質の高いマットレスなので、詰め物がへたってコイルが背中に当たって痛いということもないでしょう。

素材の品質

日本国内で流通しているサータのマットレスは、全て国内受注生産、安心の日本製です。

コイルにはJIS規格で最高グレードの線材を、詰め物には独自のブレスフォートをはじめとする、さまざまな高機能素材が使われています。また一部商品には、マットレスにおける防災基準をクリアした、ファイヤーブロッカーも採用されており安全面でも優れています。

さらに、これらの高品質な素材は、高い技術力を持った熟練の職人たちによって、最高の一台に仕上げられます。縫製の多くの過程が機械ではなく手作業でおこなわれ、検品段階においても1台ずつ人の目で厳しくチェックされています。

そして、厳しい自社基準による耐久性の試験などを経て、高品質で長く使えるマットレスが私たちのもとに届けられています。

耐久性

サータのマットレスは、耐久性にも優れており適切に扱えば、10年以上使える優れものです。

強度と弾性の高い素材をコイルに仕様し、場所によってコイルの太さを変えるゾーニングで、寝心地を向上させるだけでなく、マットレス自体への負担も軽減させ、耐久性を高めています。

へたりやすいといわれる詰め物部分についても、ミルフィーユのように重ねるマルチレイヤード構造など工夫が凝らされています。ただしピロートップがあるモデルは、よりボリューム感がある一方で、そのぶんへたりも感じやすいようです。

また、耐久性のテストに関しては、JIS規格より厳しい自社基準が設けられており、へたりやスプリングコイルの耐久性について入念にチェックされています。

衛生面

先ほどご紹介したように、通気性が高いサータのマットレスは、蒸れにくく衛生的にも安心です。

また、シリーズによっては、詰め物や側生地に抗菌機能などがある素材が使われています。たとえば、ライトブリーズシリーズやサータグランドには、生地に銀イオン加工が施されたブレスフォートが使用されており、その抗菌効果はJIS規格で測定し立証済みです。

さらに、サータトラディションシリーズに使用されている、高反発ウレタンには、防カビ、防ダニ、抗菌効果があり、側生地には抗ウイルス加工も施されています。赤ちゃんや子ども、アレルギー体質の人も安心して使える衛生的なマットレスになっています。

ただ、マットレス本体や側生地を取り外しての洗濯などはできませんので、肌が直接マットレスに触れないようベッドパッドやボックスシーツを使用し、定期的に取り換えて清潔を保ちましょう。

取り扱いやすさ

サータのマットレスは、一番厚みが小さくても26cm、最も分厚いモデルでは約43cmもの厚みがあります。中には鋼製のポケットコイルが詰まっていますし、ボリュームのあるモデルでは詰め物層もしっかりしているため、重みもかなりのものです。特に力の弱い女性などにとっては取り扱いにくいといえるでしょう。

また、ノンコイルマットレスなら、コンパクトに圧縮して配送してくれるものもありますが、サータのマットレスはそのままのサイズで搬入されます。玄関やドア、階段の踊り場、エレベーターなど、搬入経路のサイズはしっかり確認する必要があります。場合によっては搬入が難しく、お目当てのモデルを諦めざるを得ないこともあるかもしれません。

価格

3Sと呼ばれ、高級マットレスに分類されるサータのマットレスは、シングルサイズでも14万円前後するため、お世辞にもリーズナブルとはいえません。さらに、せっかくの高級マットレスなので、ベッドフレームもサータで揃えたいと思った場合、合計金額はかなりの額になります。

そのぶん10年以上長持ちするので、長期的にみればコスパは十分なのですが、いずれにせよ大きな買い物です。実店舗で寝心地を試しながら、自分に合ったモデルをじっくり吟味しましょう。

取扱店舗によっては、独自のセールがおこなわれたり、なかには、アウトレット商品がお手頃価格で販売されたりすることもあります。お得なタイミングを逃さないよう、常に情報はチェックしておきましょう。

サータのマットレスのSNS口コミ&評判

サータのマットレスのSNS口コミ&評判

実際に、サータのマットレスを購入して使用している人の口コミを、SNSなどからピックアップしています。

サータはまだ国内でそこまで浸透していないようで、口コミはあまり多くはないのですが、良いコメントも否定的なコメントも両方載せていますので、検討の参考にしてみてくださいね。

良い口コミ&評判

まずはポジティブなコメントからです。

引っ越してサータのマットレスにしたらとてもよく眠れる
こんなに違うものなのか
引用:https://twitter.com/F4IT96RUoOiBHLa/status/1532198887242727424

腰痛で悩んでいろんなマットレスとか試したけど、結局サータとかシモンズとかの高級マットレスが最強だった。 それ以上に適度な運動やストレッチが重要だけど。
引用:https://twitter.com/suzuk1satosh1/status/1526215532189745152

寝心地への満足度はやはり高く、腰痛が改善したという声も見受けられました

頼んでいたSerta(サータ)のマットレスが届きました。良い感じです。
以前、旧軽井沢kikyoに宿泊した際、部屋のベッドがSertaのものだったのですが、寝心地が良かったこともあって結局購入。
睡眠の質は本当に大事なので、寝具まわりは随時アップデートしていきたいと思います
引用:https://twitter.com/elyjcpa/status/1522167069365911552

ホテルでサータのマットレスに出会い、自宅にも導入したという人は結構多くみられました。寝具は毎日使うもので、日中のパフォーマンスにも直結しますから、思い切って贅沢なホテル仕様にするのもいいですよね。

わたしが非力なのか、サータが重いのかはわからないのですが、マットレスの移動は重労働ですね…。サータのマットレスの寝心地は全力で推せます!
引用:https://twitter.com/twsmin/status/1515923670761639939

特に購入直後は定期的にひっくり返す必要がありますが結構重いので大変ではあります
でもね せっかくの寝心地をずっと保ちたいと思ったら仕方ないです
引用:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B01K6MK70E/ref=cm_cr_unknown?ie=UTF8&filterByStar=four_star&reviewerType=all_reviews&pageNumber=1#reviews-filter-bar

寝心地は申し分ないけれど、分厚いベッドマットレスのため、取り扱いは重労働という声もちらほらありました。ローテーションは大変ですが、高品質な寝心地を長持ちさせるためにも、定期的におこないましょう。

高級ホテルで泊まった際に朝とても寝起きが良くて体の疲れがとれたので何のマットだろう?と見たらこちらのマットレスでした。
購入し、2階までは運送の人が持って行ってくれなかったのでとても重くて大変でしたが、満足しています。
なんと言っても、不眠症の私ですがこのマットだと少し改善されたのと、更に全く夜中目覚めません。
熟睡です。寝すぎてしまうのが難点です。ただ、こちら買って損は無いと思います。
引用:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B01K6MK70E/ref=cm_cr_unknown?ie=UTF8&filterByStar=five_star&reviewerType=all_reviews&pageNumber=1#reviews-filter-bar

搬入に関しては、玄関先までなのか開封して設置までしてくれるのか、実店舗でも通販サイトでも、事前にしっかり確認しておきましょう。

悪い口コミ&評判

次に、サータのマットレスに関する悪い口コミは、数えるほどしか見つかりませんでしたが、こちらもご紹介しておきます。

ベッド買う時にサータかフランスベッドかニトリで迷った
サータを買った
一つ言えるのはベッドパッド使わないとバネが気になるマットレスだったと言う事…一応シングル8万くらいだったけど
結局パッドはニトリの物を使うと言う謎の構成
サータよりもニトリの上級グレードのほうが完全に上だと思う
引用:https://twitter.com/RV9KSF1ofkPvwCi/status/1534119635905236993

店舗でじっくり試しても、新品のマットレスは展示されているものより、少し違った寝心地に感じることもあります。使い続けるうちに馴染んでくるため品質に問題はありませんが、それでも違和感がある場合は購入店舗に問い合わせみてもいいかもしれません。

最初は良いと思ったが、使用から約半年、なんと真ん中が2センチ位ヘタってきて、腰痛再発です。世の高級マットレスに比べれば安いモデルでも私にとっては、やっと買った物。どうしたものかと思案中。口コミが良かったので購入を決めたのですが、自分に本当に合うかどうか、ある程度使ってみないと分からないですね。
引用:https://www.amazon.co.jp/product-reviews/B01K6MK70E/ref=acr_dp_hist_1?ie=UTF8&filterByStar=one_star&reviewerType=all_reviews#reviews-filter-bar

ショールームや取扱店舗で購入したマットレスについては、2年間の保証がありますので、通常の使用方法でへこみが戻らなくなったなどの不具合が起こった場合は、一度購入店舗に連絡してみてください。

こういった場合を考えても、通販サイトより実店舗で購入するほうが安心です。

サータのマットレスのサイズと価格一覧

サータのマットレスのサイズと価格一覧

サータはサイズ展開も豊富で、下記の通り最大10サイズがあります。

また、2人でそれぞれ好みのマットレスを選んで、一つのベッドとして組み合わせる「ペアリングツイン」もありますので、住環境やライフスタイルに合うサイズを探してみてくださいね。

サイズ一覧幅×奥行き(cm)
US(ユーティリティーシングル)W81.5×D196
PS(パーソナルシングル)W97×D196
S(シングル)W102×D196
SD(セミダブル)W122×D196
D(ダブル)W139×D196
Q1(クイーン1)W150×D196
Q2(クイーン2 1枚マット)W163×D196
SK(セミキング)W180×D196
K1(キング1)W194(97×2)×D196
K2(キング2)W204(102×2)×D196

ここではシリーズごとに、展開サイズの種類と価格帯をまとめています。

ポスチャーノーマル

展開サイズ価格帯(税込)
#01 ポスチャーノーマル10種類(US~K2)124,300円~292,600円
#02 ポスチャーノーマル 9インチ7種類(US~K1)157,300円~347,600円
#17 ポスチャー F1P ピローソフト 9インチ1トップ6種類(PS~SK)228,800円~382,800円

ポスチャーベーシック

展開サイズ価格帯(税込)
#03 ポスチャーベーシック 6.8 F1P8種類(US~K1)162,800円~358,600円
#04 ポスチャーベーシック 6.8 F1N8種類(US~K1)173,800円~380,600円
#05 ポスチャーベーシック 7.7 F1P7種類(US~K1)184,800円~402,600円
#06 ポスチャーベーシック 7.7 F1N7種類(US~K1)195,800円~424,600円
#07 ポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフト6種類(US~Q2)195,800円~278,300円
#18 ポスチャーベーシック 7.7 F1P ソフト1トップ6種類(US~Q2)239,800円~322,300円

ライトブリーズ

展開サイズ価格帯(税込)
#08 ライトブリーズ 5.8 ボックストップ ソフト7種類(PS~K1)176,000円~363,000円
#09 ライトブリーズ 5.8 ボックストップ7種類(PS~K1)181,500円~374,000円
#10 ライトブリーズ 6.8 ピローソフト ソフト7種類(PS~K1)225,500円~462,000円
#11 ライトブリーズ 6.8 ピローソフト7種類(PS~K1)225,500円~462,000円
#12 ライトブリーズ 7.7 ピローソフト ソフト6種類(PS~K1)236,500円~484,000円
#13 ライトブリーズ 7.7 ピローソフト6種類(PS~K1)236,500円~484,000円

サータグランド

展開サイズ価格帯(税込)
#14 サータグランドロイヤル6種類(PS~SK)341,000円~528,000円
#15 サータグランドプレミアム7種類(PS~SK分割)385,000円~682,000円

サータトラディション

展開サイズ価格帯(税込)
#19 サータトラディション ノーマル 6.87種類(US~SK)143,000円~286,000円
#20 サータトラディション ボックストップ 6.87種類(US~SK)187,000円~379,500円
#21 サータトラディション ピローソフト 1トップ 6.87種類(US~SK)242,000円~434,500円
#22 サータトラディション ロイヤル7種類(US~SK)341,000円~550,000円

サータのマットレスのメリットとデメリット

サータのマットレスのメリットとデメリット

ここまで、サータのマットレスの特徴や寝心地、実際の口コミについてみてきましたが、結局どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

サータのマットレスのメリット

まずメリットは大きく4つあげられます。

豊富な寝心地のバリエーション

やはり最大の魅力は、サータのコンセプトであるオートクチュール発想で作られた、21種類の寝心地のバリエーションといえます。

理想の寝心地は人それぞれで、硬め~柔らかめの間にも絶妙なグラデーションがあります。サータのマットレスは、コイルの種類やその配列、詰め物の種類や縫製方法などを、細かく掛け合わせることで、この微妙な差を生み出しています。

多数のラインナップを揃えるサータの公式サイトでは、横向きが多い、硬いほうが好きなどのタグや、マットレス診断によって、自分に合うマットレスを絞り込むことができます。また、硬さ、フィット感、厚みの3つのフィーリングバーや、立体的なフィーリングチャートによって、各モデルがどんな寝心地なのかも示されています。

公式サイトで、ある程度自分好みのモデルを把握してから店舗に行くと、狙いを定めて寝心地を試せますし、スタッフへの相談もスムーズにできるのでおすすめです。

実店舗で寝心地を試せる

そして、実際に店舗で寝心地を試せるのも大きなメリットです。

サータのマットレスは、高級マットレスかつ返品保証がないため、後悔しないようじっくり寝心地を確かめたいと思うのは当然です。

ショールームは東京、大阪、広島の3ヵ所のみですが、取扱店舗は全国に600店以上ありますので、きっとお近くに試せる店舗があるのではないでしょうか。マットレスだけでなく、睡眠に関するいろいろな疑問をプロのスタッフに相談できるのも嬉しいポイントです。

なお自宅に届いた新品のマットレスは、売場で試した寝心地と違って感じることがあるかもしれません。

多くの人が寝心地を試している展示品は、人の身体に馴染んだ状態であるため、新品のマットレスは少し硬めに感じられる場合があります。慣れるまでは少し違和感があるかもしれませんが、使っていくうちに自分の身体に馴染んでいきます。

通気性が高く蒸れにくい

日本仕様にアレンジされた、サータのマットレスは通気性が高く、高温多湿な気候でも一年を通して快適に眠ることができるのも大きなメリットです。

サータのマットレスは、全てのモデルの側面にヘルシーエアーレットという3列の通気孔があいており、寝返りの動きによって、マットレスが呼吸するように中の湿気を吐き出します。

また、一部のシリーズに採用されているブレスフォートは、一般的な低反発素材の、蒸れやすく温度変化を受けやすいというデメリットを大幅に改善しています。その通気性は約17倍で夏場でも寝苦しさを感じにくくなっています。

なお、ピロートップがあるモデルは、身体にフィットするぶん暑く感じられることがあるため、暑がりの人は、詰め物の仕立てがノーマルタイプのモデルをおすすめします。

安心の日本製

サータのマットレスは、日本でライセンス契約を結ぶ、ドリームベッドの自社工場で国内受注生産されています。日本の気候や日本人の体型に合わせて、日々研究や改良がおこなわれているため、海外発祥のマットレスだからと嫌煙する必要はありません。

コイルに使われる鋼線はJIS規格最高グレードで、詰め物にもさまざまな高機能素材が使い分けられています。これらを、特許技術を持つ機械によって、一つ一つポケットコイルとして加工し、縫製の多くの工程や検品は手作業でおこなうなど、日本のものづくり精神が余すことなく発揮されています。

サータのマットレスのデメリット

一方、サータのマットレスにはどんなデメリットがあげられるのでしょうか。

価格が高い

寝心地に関する悪い口コミは、ほとんどみられませんでしたが、価格に関しては高級マットレスだけあって、やはり高いという声がちらほらみられました。

ポケットコイルマットレスは、ニトリや無印良品であれば5~7万円程度で販売されていますし、ノンコイルマットレスであれば、さらに低価格で購入できるので、たしかにサータの価格をみると尻込みしてしまいます。

ただもちろん、それだけ高品質なマットレスで、耐久性も高く10年以上、使い方や住環境によっては、もっと長持ちさせることもできます。高級マットレスではよく言われることですが、耐用年数で割ると意外にコスパは良いともいえます

さらに、同じ3Sのシモンズでは、シングルでも80万円クラスのモデルがある中、サータは同等サイズのパーソナルシングルだと、最高でも40万円台なので3Sの中ではリーズナブルといえます。

購入者の口コミが少ない

3Sと名高いサータのマットレスは、国内ホテルでも多く導入されており、その品質は日本でもたしかに認められているはずなのですが、なかなか一般消費者まではまだ届いていないようです。そのため購入者の口コミが少なく、これは購入の際の情報収集という意味ではデメリットといえます

マットレス自体の情報は、公式サイトや当サイトのような情報サイトである程度得られますが、購入する身としては、実際に使用している人の生の声も、できる限り知りたいものです。そういった面では、サータは情報に少し物足りなさがあります。

一方で、人に聞けないなら、導入ホテルに宿泊して、自分自身の生の声を聞いてみるというのひとつの手です。業務用と消費者向けでつくりは異なりますが、似た寝心地のモデルを教えてもらえる場合もありますので、念のため型番はひかえておきましょう。

なお、導入ホテルは日本全国に多数あり、公式サイトから検索可能です。

サータ公式「導入ホテルの声」
https://www.serta-japan.jp/about/hotel/(最終確認日:2022/7/6)

サータのおすすめマットレス4種類

サータのおすすめマットレス4種類

数多くあるサータのマットレスの中で、各シリーズからおすすめのものをご紹介していきます。

ポスチャーノーマル

硬めの寝心地が好きな人は、最もスタンダードなモデルの「ポスチャーノーマル」をおすすめします。

腰回りとマットレスのフチに太めのコイルを搭載した交互配列で、腰痛持ちの人や寝返りの多い人には
嬉しい、しっかりとした寝心地です。

腰掛けることの多いフチが太めのコイルで補強されていることで、日中はソファ代わりに使用することもでき、ひとり暮らしなどスペースを活用したい人にもおすすめです。

ポスチャーベーシック 7.7 F1P

先ほどのポスチャーノーマルが、しっかり硬めであるのに対して「ポスチャーベーシック 7.7 F1P」は詰め物に高弾性フォームが採用されており、よりソフトで弾力のある寝心地です。

ソフトだからへたりにくいということはなく、なんと1000個以上のコイルが搭載された超高集積のため、耐久性も抜群です。また、マットレスのフチも全方位補強されたゾーニングのため、肩回りまでしっかり支えてくれます。

ライトブリーズ 5.8 ボックストップ ソフト

夏の寝苦しさや蒸れが気になる人は「ライトブリーズ 5.8 ボックストップ ソフト」がおすすめです。

5.8インチのコイル高で、ほどよい硬さと反発力で身体を支えつつ、詰め物には独自の低反発素材の「ブレスフォート」が採用されており、包まれるようなしっとりとした感触も兼ね備えています。

通常の低反発素材の、約17倍の通気性をもつブレスフォートと、マットレス全方向にある通気孔のヘルシーエアーレットにより、蒸し暑い日本の夏でもさらっと快適に眠ることができます。

サータトラディション ロイヤル

サータのシリーズの中で、もっともきめ細やかな体圧分散が魅力のトラディションシリーズ。せっかく高級マットレスを買うなら、とことん上質なものを選びたいという人には「サータトラディション ロイヤル」はいかがでしょうか。

3種類の太さのコイルが11ゾーンで使い分けられており、腰回りだけでなく肩回りもしっかりフィットしてくれます。さらに、マチのある立体ピローソフトでボリューム感がでているため、包み込まれるような寝心地でリラックスすることができます。

また、詰め物には、防カビ、防ダニ、抗菌加工が施された高反発ウレタン、側生地には抗ウイルス加工もされており、衛生的にも安心です。

サータのマットレスの購入はどこがお得?

サータのマットレスの購入はどこがお得?

サータのマットレスは、東京、大阪、広島のショールームにて購入可能です。その他にも、全国の寝具や家具の専門店、百貨店など600以上の店舗で取り扱いがあります。

実際に寝心地を試せるのはもちろんのこと、専門知識を持ったプロに、日頃の睡眠の悩みや寝具に関する疑問などもあわせて相談できるので、やはり実店舗での購入が一番おすすめです。

もちろん、Amazonや楽天などでも販売されていますが、通販サイトでは取り扱いモデルが限定されていて、欲しい商品が無い可能性もあるので注意が必要です。また、保証の有無や期間、搬入作業をどこまでおこなってくれるのかなど、事前に確認しておくべき事項も多くあり、そのあたりは実店舗での購入より若干手間に感じられます。

それでも、セールやポイント付与などを考えると、通販サイトのほうがお得という人もいると思いますので、ご自身の状況に合わせて検討してみてくださいね。なお、公式のネット販売はありません。

サータ公式「ショールーム&全国の取扱店」
https://www.serta-japan.jp/showroom/(最終確認日:2022/7/6)

サータのマットレスの気になるQ&A

サータのマットレスの気になるQ&A

それでは、最後にサータのマットレスについて、気になる疑問とその答えをまとめています。

詳細については、ぜひ店舗でプロのスタッフさんにも相談してみてください。疑問点は全て解消したうえで、納得してマットレスを選ぶことがなによりも重要です。

寿命はどのくらい?

サータのマットレスに使用されているコイルは、マンガン含有量が多く耐久性に優れており、10~15年は持つとされています。詰め物についてもマルチレイヤード構造でへたりにくくなっています。

そのため、適切に使用すれば、マットレス全体としても10年は問題なく使用できるでしょう。

もちろん、使い方によっては、これよりも早くへたってしまう場合や、逆にもっと長く愛用できることもあります。ベッドマットレスは分厚く重量もあるので、ローテーションなどはついつい億劫になりがちですが、適切なメンテナンスで、できる限り長持ちさせてあげましょう。

フローリングや床に直置きして大丈夫?

サータのマットレスは、ベッドマットレスになるので直置きはせず、ベッドフレームかすのこに載せて使用しましょう。サイズや耐荷重が問題なければ、もちろん他社製のフレームでも問題ありませんが、せっかくの高級マットレスなので、フレームもサータで揃えるのもおすすめです。

サータはベッドフレームも多数のラインナップがあり、無垢材のシンプルなスタイルから格調高い本革張りのものまで、どれもスタイリッシュで、自宅の寝室が一気にホテルのような空間になるはずです。

収納力の高い跳ね上げ式のフレームもあるので、寝室があまり広くない人やスペースを有効活用したい人にもおすすめです。これは余談ですが、日本で初めて跳ね上げ式のベッドを販売したのも、ドリームベッドだそうですよ。

サータのベッドフレームについては、こちらの記事でも触れているので、気になる人はぜひチェックしてみてください。

赤ちゃんや子どもが使っても平気?

サータのマットレスは、国内の工場で高水準の品質管理がおこなわれており、世界中の一流ホテルでも採用されていますので、赤ちゃんや子どもが使用しても問題ないといえます。

ただし、ベッドマットレスはかなり厚みがあるため、落下などには十分注意が必要です。大人と寝る際には真ん中で寝かせたり、大きめのサイズを選んだりするのがいいでしょう。

また、サータには「ペアリングツイン」といって、パートナーがそれぞれ選んだ2つのマットレスを組み合わせるスタイルもあります。この場合は中央にどうしてもすき間ができてしまうので、特に、赤ちゃんやお子さんが小さい間に一緒に眠る場合は、すき間パッドやベッドバンドなどを活用して、しっかり固定しておくと安心です。

洗える?お手入れ方法は?

サータのマットレスは水洗いなどの洗濯はできません。日頃のお手入れとしては、こまめにシーツやベッドパッドを交換して清潔に保ち、その際ついでに、掃除機でマットレス表面のほこりなどを吸っておきましょう。

また、通気性の高いサータのマットレスですが、寝室全体の湿気対策は行う必要があります。天気がよく湿気の少ない日には、窓を開けるなどして寝室内の換気をし、マットレスにも直接風をあてるようにすると、より内部の湿気を逃がすことができます。

さらに、定期的に上下裏表(片面仕様のマットレスの場合は、上下のみ)を入れ替えることで、マットレスはへたりにくくなります。サータでは、購入した最初の1年は月に1回、2年目以降は3ヵ月に1回程度、ローテーションすることが推奨されています。

なお、ベッドマットレスは厚みも重みもあり、移動は結構な重労働になりますので、できれば2人以上での作業をおすすめします。

保証内容・返品・交換可否は?

サータのマットレスには、購入日から2年間の保証がつけられていますこれはあくまで品質保証のため、寝心地が悪いなどのお客様都合での返品はできません。

取扱説明書の記載に従って正しく使用していたのに、へこみが戻らなくなったなど欠陥や故障が生じた場合は、無償で取り換えてもらえますので、購入店舗かサータのお客様相談窓口に連絡してみてください。

なお、保証を受けるには、保証書に加え、納品書または領収書も必要になります。10年以上の寿命で耐久性に優れたサータのマットレスですが、万が一のこともありますので、購入時にもらった書類や領収書は一式保管しておくようにしましょう。

なお、Amazonや楽天など、各通販サイトでの購入は保証がついていない場合もありますので、事前に問い合わせて確認しておくのが安心です。

製造元&販売会社はどこ?

1979年に、日本の寝具会社のドリームベッドが、サータとライセンス契約を結び、サータ・ジャパンとして製造と販売を取り扱い始めました

サータのマットレスは、このドリームベッドのショールームで体感することができます。ショールームは東京、大阪、広島のみですが、その他、全国の寝具や家具専門店、百貨店など、多くの店舗でも取り扱いがあります。

サータのマットレスの口コミ・評判まとめ

今回は世界を代表するベッドメーカー、3Sのうち、サータについて、そのコンセプトや商品情報、SNSなどの口コミを紹介してきました。

サータの最大の魅力は、オートクチュール発想にもとづき、高品質な原料と高い技術力を掛け合わせてつくりだされた、多様なバリエーションの寝心地です。熟練の職人たちの腕で仕立てられ、厳しい目でチェックされた高品質なマットレスは耐久性も高く、価格以上の満足感をもたらしてくれるでしょう。

ぜひ、お近くのショールームや取扱店舗で、その寝心地を体感してみてください。きっと自分に合ったマットレスが見つけられるはずです。

3Sのほかのマットレスも気になる人は、こちらの比較記事もご参照ください。

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