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布団乾燥機は意外と安い?1万円以下で買えるおすすめの布団乾燥機

布団乾燥機の価格は、3000円台から10万円近くするものまで、幅広いレンジがあります。一般的には高額なほど高品質といわれますが、実は1万円以下でも優れた商品が多いものです。選び方のコツと、コスパ抜群で満足度も高いとされるおすすめ商品を紹介します。

目次

マットありとマットなしの違い

布団乾燥機 マットあり マットなし

布団乾燥機は、大きく分けて『マットあり』と『マットなし』のタイプがあります。どちらにも長所・短所があります。まずタイプを決めてから、具体的な機種を選ぶとよいでしょう。

使用頻度や、どの機能面を優先させたいかを考えると、判断しやすいかもしれません。

ダニ駆除効果の高いマットあり

『マットあり』タイプは、専用のマットを掛布団と敷布団の間に挟み、マットの内部に温風を送って膨らませながら布団を暖めるタイプです。

広範囲を一度にムラなく暖められるうえ、高温を維持しやすい点がメリットといえます。ダニの予防・駆除など衛生面を優先したい人にはおすすめでしょう。

デメリットとしては、使うたびにマットを広げたりたたんだりといった手間がかかる点が挙げられます。シングルかダブルかなど、マットが布団のサイズに対応しているかどうかも考えるべきポイントです。

使い勝手のいいマットなし

『マットなし』タイプは、蛇腹ホースやノズルを掛布団と敷布団の間に差し込んで送風するタイプや、マット・ホースのいずれもなく本体そのものをセットするタイプなどがあります。

マットを広げたりたたんだりする手間が省けるだけでなく、サイズもコンパクトで持ち運びに便利なうえ、収納場所も取らないことが多いです。

部屋から部屋へ、1階から2階へなど、家の中で持ち運ぶ機会が多い人や、毎日使うなど使用頻度が高い人にとっては使いやすいでしょう。

マットありタイプと比較すると、熱が行きわたる範囲が狭いため、乾燥・暖め効果が弱くなったり、温度にムラができやすかったりする点はデメリットといえます。

布団乾燥機を選ぶポイント

布団乾燥機 選ぶポイント

『マットなし』『マットあり』以外にも、布団乾燥機を選ぶ際に気を付けたいポイントがいくつかあります。

次の点を比較検討の材料にするとよいでしょう。どの項目を優先させるかは、各個人のライフスタイルや好みによるかもしれません。

使っている布団のサイズから選ぶ

布団乾燥機は、布団のサイズに合ったものを選ぶ必要があります。『対応布団サイズ』を確認しましょう。

シングルサイズの布団は、乾かす面積が小さいためパワーがそれほど強くないタイプでもOKな場合が多いです。マットなしで、かつコンパクトなものを選ぶと、狭い空間でも収納に困らず便利でしょう。

ダブルサイズ以上の布団には、パワーが強力なものがよいといえます。広範囲を一度に暖め、高温をキープしやすく、さらに出力も大きめの『マットあり』タイプがよさそうです。『マットなし』ならば、『ダブルサイズ対応』を選びましょう。

乾燥にかかる時間から選ぶ

機種やモード設定、また布団の素材によっても乾燥にかかる時間はさまざまです。購入の際にきちんと所要時間を確認することが大切といえます。早く操作を完了したい人は、出力が大きく所要時間が短いものを選ぶとよいでしょう。

目安としては、シングル布団1枚を30分程度で乾燥できると便利です。『時短機能』が備わった機種もありますが、価格はやや高めの傾向にあります。

「時間が長いと、電気代もかかりそう…」と心配する人もいるかもしれません。しかし、平均的な電気代は1時間で10~20円となることが多く、それほど気にする必要はなさそうです。

ダニ対策の性能も確認しよう

近年は衛生面を重視した機種も多く、特に『ダニ対策モード』を搭載するモデルが多く販売されています。アレルギーの不安を減らしたい人や、清潔さキープを優先したい人は、ダニ対策機能の有無を確認して選ぶとよいでしょう。

なお、専用の『ダニ対策モード』がない機種でも、温度と時間の設定次第ではダニの繁殖を軽減したり死滅させたりしやすくなるようです。

ダニは熱に弱いため、約50度の熱で20~30分、約60度の熱だと一瞬で死滅させることが可能といわれます。そのため、約50度以上をある程度長時間キープできる、または約60度の設定が可能な機種を選ぶことが大切といえそうです。

あると便利な機能

布団乾燥機 機能

布団を乾燥させる以外で、付いているとうれしい機能について三つピックアップしました。1台で2~3役こなせると、毎日の生活の中でより活用できるでしょう。

また、ここで紹介する機能以外にも、脱臭・除菌・クールダウンなどの機能が付いているものもあります。目的に合わせて選びたいものです。

衣類や靴の乾燥機能

衣類や靴の乾燥機能が備わっていると、さらに用途が広がります。特に梅雨や冬の時期など、湿気が多かったり洗濯物が乾きにくかったりするときには有用でしょう。

マットありタイプなら、マットの内部に衣類を入れて乾燥させたり、マットなしタイプならノズルの先を衣類や靴へ向けてドライヤーのように使ったりすることが可能です。

そのほか、押し入れやクローゼットの除湿・乾燥機能などに応用が可能な機種もあります。

冬に役立つあたため機能

特に冬など寒い時期に、ぽかぽかした布団に入る瞬間はなんとも心地よいものです。布団乾燥機の『暖めモード』を使うと、湯たんぽのように布団内部を暖かくできます。

電気あんかや電気毛布などと違い、低温やけどの心配は不要です。小さな子どもや赤ちゃん・お年寄りにもやさしいでしょう。タイマーで暖め開始時間を予約できたり、中心部や足元など布団の一部を局所的に暖められたりする機種もあります。

消し忘れを防げる安全機能

布団乾燥機はいったん使い始めると、数十分から1時間以上とある程度時間がかかるものです。スイッチを入れた後に放置してほかのことをする人も多いため、ときにはついうっかり消し忘れてしまうかもしれません。

加熱したまま放置すると、小さい子どもが近づいてやけどをしたり、布団が熱くなりすぎたり、さらには火事になったりする恐れもあります。電気代の無駄遣いにもなるでしょう。

防止策としては、『タイマー機能』や一定の温度を超えると自動で停止する『サーモスタット機能』が備わっているタイプを選ぶことで、安全性を高めることが可能です。

安いマットあり布団乾燥機のおすすめ

布団乾燥機 安い

ここからは1万円以下で入手できる、おすすめの布団乾燥機を『マットあり』『マットなし』の種類別に紹介します。

まずは、『マットあり』です。

スリムなパナソニック FD-F06A7

コンパクトで軽量ながら、マットでムラなく布団を乾燥させるシングルサイズ向けタイプです。

羽毛・羊毛・木綿に使用が可能で、暖めなら約30分、乾燥なら約60~70分でふかふかになるとされるうえ、アタッチメント利用により靴の乾燥にも使用できます。強力な温風で、ダニ対策にも活用できそうです。

収納場所を少しでもコンパクトにしたい人は、使用後にマットをたたんで本体内に収納できます。

使用頻度が高い場合は、マットを本体に付けたままクルクルと巻いて収納する人もいるようです。本体そのものがスリムでコンパクトであるからこそ可能といえるでしょう。

大きな送風口で使いやすい 山善 ZFD-Y500

リーズナブルながら、布団だけでなく靴や小物衣類の乾燥もできるコスパ抜群の1台です。シングルサイズ向けでコンパクトなので、収納も楽ちんでしょう。縦置き・横置きどちらでも使用できるので、ベッドにも床敷きの布団にも対応します。

冬コース(温風運転)は、布団を暖めたり乾燥させたりはもちろん、ダニ対策も可能です。夏コース(送風運転)は、温風や日干しによる熱気をクールダウンできるので、夏には涼しく快適な布団を楽しめるでしょう。

大きな送風口で使いやすく、オールシーズンでフル活用できそうです。

ダブルサイズにも対応 三菱電機 AD-X50

ダブルサイズに対応したマットで、大きな布団も約45分でくまなく乾燥できるとされています。枕専用ポケットがあるので、布団と一緒に枕も乾燥できるのはうれしいポイントです。

衣類小物やバスタオル、靴や長靴にも活用できるほか、布団の足元暖房も可能で、1台で何通りにも活躍するでしょう。マットに布団を巻き付けることで、ダブルサイズ以上の大きな布団にもダニ対策が可能そうです。

さらに『プラチナ抗菌フィルター』により、抗菌・防カビ効果が期待できるといわれます。清潔さを重視する人にはピッタリかもしれません。

安いマットなし布団乾燥機のおすすめ

安い 布団乾燥機 マットなし

最後はマットなしのおすすめを三つ紹介します。一般的にマットありタイプと比較して高価格になる傾向がありますが、ここでは『高い性能にかかわらず1万円以下で購入できるアイテム』を厳選しました。

実用性の高い 山善 ZFB-500

立体ノズルを採用し、マットなしでも広範囲を強力に乾燥するとされます。ダブルサイズに対応していることに加え、縦置き・横置きどちらもOKで、フレキシブルな仕様です。

アタッチメントの付け替えで、布団のほか靴や押し入れ・クローゼット内の乾燥にも活用できます。ノズルは分解して本体にまとめて収納できるので、収納にも困りません。

マットを準備する手間が不要なだけでなく、ダイヤル式のシンプルでわかりやすい操作なので、毎日使用する人や機械が苦手な人にとっては手軽で実用的といえるでしょう。

アロマ機能もある ドウシシャ SKH-052

コンパクトで軽量な、シングルサイズ対応の布団乾燥機です。

布団以外にも、靴乾燥や衣類の室内干しにも応用が可能です。梅雨や冬など洗濯物が乾きにくいとき、またランジェリーなど外に干したくない衣類を乾燥させるときにも役立つでしょう。

さらにユニークな機能として、アロマが楽しめることも挙げられます。布団の中やベッド周りなどをお気に入りの香りで満たし、さらにリラックスできる睡眠環境を作りましょう。

軽量で使いやすい アイリスオーヤマ FK-C3

約1.8kgと軽量で、ちょっとした隙間に収納できるコンパクトサイズながら、ダブルサイズの布団にも対応可能なパワフルな乾燥力が期待できます。

靴や押し入れ・クローゼット乾燥にも応用ができ、これ1台で幅広く活用ができそうです。1人暮らしや、収納場所が少ない家庭の人には使い勝手がよいでしょう。

四つの自動モードのほか、手動モードもあります。さらに、時間は約15~180分まで8段階で設定できるので、各ニーズに細かく対応しやすい点も魅力です。

まとめ

布団乾燥機は、マットありとマットなしのタイプに分かれます。

ダニ対策、高温で均一に乾燥させたいなど、パワー重視の人には『マットあり』タイプ、使用頻度が高く、使い勝手のよさ重視の人には『マットなしタイプ』が便利といえそうです。

靴や衣類の乾燥、押し入れ・クローゼットの除湿などの機能が付いていると応用範囲も広くなります。温風・送風などの切り替えができる機種だと、1年を通じて活用できるでしょう。

1万円以下でも、十分クオリティの高い布団乾燥機が選べるものです。個人のライフスタイルに合わせて、最適なものを探してみましょう。

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