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洗える掛布団のおすすめ7選。布団選びのポイントや上手な洗い方も

掛布団は毎日使うので、寝汗や皮脂などで汚れやすいものです。「できるだけ清潔にしたいけれど、何度もクリーニングに出すのは面倒だしお金もかかる…」そんなときは家庭で洗えるタイプがよいでしょう。選ぶコツ・洗濯方法・おすすめ商品などを紹介します。

目次

季節で使い分ける掛布団の種類

掛布団 種類

季節ごとの温度・湿度差が大きい日本では、各季節に適した衣類へと衣替えをします。同様に、掛布団も季節に合ったものを選ぶことで、より快眠につなげられるでしょう。

掛布団は、厚みによって三つに分類されます。それぞれの特徴と、適した季節・温度について解説します。

秋から春の肌寒い時期には合掛布団

『合掛布団』は三つのうち、中間の厚みの掛布団です。衣類にたとえるならば、『合服』といったところでしょうか。

目安としては、気温が約15~20度ぐらいに適するとされ、最も暑い夏を除いて秋・冬・春と長い期間で使えます。単体での使用はもちろん、毛布・肌掛布団などとの併用により温度調節がしやすい点もメリットです。

初めて掛布団を購入する場合には、合掛布団を『基本の1枚』としてそろえ、気温や天候に応じて必要なアイテムを足すとよいでしょう。

天候や気温が変わるたびに掛布団そのものを入れ替えるよりも、ずっと簡単かつフレキシブルに対応できます。

真冬用には一番暖かい本掛布団

『本掛布団』は、衣類でいえばコート・セーターといった『冬物』の位置付けで、一番厚みがあり暖かいです。目安としては気温約15度以下の冬向けといえます。

ふっくらとボリューム大なので、冬は寒さからしっかり守ってくれやすい一方、オフシーズンにはより広い収納スペースが必要です。特に羽毛布団は『布団圧縮袋』が使えない場合が多く、収納場所に困ることもありえます。

その場合は、肌掛布団と合掛布団がセットになった『デュエット』もしくは『2枚合わせ』と呼ばれるタイプが便利でしょう。

秋から春にはそれぞれ1枚で、冬には2枚を組み合わせ本掛布団として、オールシーズン使用可能です。

夏に使うなら一番薄い肌掛タイプ

夏の暑い時期には、一番薄手の『肌掛タイプ』が活躍します。衣服でいうと、Tシャツや薄手のパンツといった『夏服』の感覚です。

約20~25度ぐらいの気温に適するといわれ、夏場のエアコンがきいた部屋であればこれ1枚で、春先や秋先など季節の変わり目には、合掛布団や毛布などと併用するとよいでしょう。

もっと高温のときや、エアコンを使用しないときには、触るとヒヤッと感じる『接触冷感』素材を用いた商品などを選ぶと、寝苦しい夜も快適になる可能性が高まります。

使われる素材ごとの特徴は?

掛布団 素材 特徴

掛布団でよく使われる素材について紹介します。それぞれ使い心地や値段が大きく変わります。特徴を理解し、自分に合ったタイプを選びたいものです。

購入する際には、『中綿(詰め物)』と『側生地』それぞれの素材や、施された加工についてチェックしましょう。

吸湿性に優れた木綿

木綿は、保温性・吸湿性に優れている点がメリットです。寝ている間にかく汗を吸収し、サラッとした表面を維持しやすいうえ、体を冷えから守る働きも期待できます。

どこでも手に入りやすいほか、種類も豊富なので選ぶ楽しみも大きいでしょう。また、古くなっても『打ち直し』をすることで、10年以上使い続けることが可能です。

重量があること、吸った汗を逃がすために干したり布団乾燥機を使ったりする必要があること、ホコリが立ちやすいことがデメリットといえるでしょう。

保温性が高く軽い羽毛

高級布団といえば、まず羽毛布団を思い起こす人も多いのではないでしょうか。とにかく軽量で暖かく、フワッと包み込むような暖かさに至福感を覚えるかもしれません。

寒い時期でもこれ1枚でOK、逆に暑い時期にはこもった熱の放出機能もあるといわれます。さらには、羽毛のボリュームが減ってきたら、新しく中身を足してリフォームすることで、長く愛用することも可能です。

使われる鳥の種類や部位によって差があるものの、一般に高価格であること、敏感な人はアレルギーを引き起こす可能性があることが難点といえるでしょう。

日本の気候にピッタリのウール

コートなど冬物衣料でおなじみのウールは、保温性はもちろん、吸湿性・放湿性にも優れるとされています。

冬に暖かいだけでなく、暑い季節には汗を吸収し逃してくれるといわれ、オールシーズン活用できるものが多いです。寒暖の差が激しく、湿度も高い傾向にある日本の気候に適した素材とみなせるでしょう。

デメリットは、重いので圧迫感につながりやすいこと、手入れが難しいことです。天然素材ゆえに、虫食いの心配もあります。

肌触りの良さが魅力のシルク

光沢があり、スベスベで滑らかな感触が肌に心地よいシルクは、ラグジュアリーでエレガントな寝室空間を演出したい人に向いているでしょう。

肌に優しいうえ、保温性・吸湿性・放湿性が高いので、子どもから大人まで幅広いユーザー層が年間を通じて使うことが可能です。

デリケートな繊維なので、手入れが難しい点は留意しておきましょう。

お手頃でメンテナンスも簡単な化学繊維

ポリエステル・マイクロファイバー・レーヨンなどの化学繊維は、概して低価格で買い替えもしやすいです。

軽量なうえ、自宅で丸洗いができるなど手入れが簡単なものも多いため、小さな子ども・ペット・介護などで頻繁に洗濯する家庭には重宝するでしょう。

綿ホコリや羽毛など天然素材にアレルギーがある人でも使いやすく、さらに防ダニ・抗菌・冷感・速乾など加工のしやすさも化学繊維のよさといえます。

ただし、手軽なだけに寿命も短い傾向にあり、羽毛や木綿のように長年使い続けられる素材とはいいにくいでしょう。

選び方のポイント四つ

掛布団 選ぶポイント

厚み・素材のほかにも、選ぶときに気を付けたいポイントが複数あります。ここでは四つピックアップしました。

掛布団は数年、ものによっては10年以上にわたって、日常的に付き合っていくアイテムです。寝心地や睡眠の質などに影響することも考えられるので、慎重に選ぶことが大切といえます。

詰め物の素材

掛布団の詰め物(中綿)は、各素材の保温性・吸湿性・放湿性・かさの高さ・フィット感・軽さ・耐久性・メンテナンスのしやすさなど、多角的に検討しましょう。

好みや用途、季節などにもよりますが、機能面で見ると掛布団に向くとされるのは、一般的には羽毛>シルク>ウール>化学繊維>綿の順になるようです。

サイズ感や重量感も大切

掛布団の幅は、シングル約150cm、セミダブル約170cm、ダブル約190cm、クイーン約210cmが基本です。

「シングルサイズベッドだからシングルの掛布団」などと単純に選びがちですが、使う人の体格や人数によって必要なサイズは変わります。

セミダブルベッドで大柄な人が1人で寝る場合はダブルサイズ、ダブルベッドで大人2人が寝る場合はシングルサイズを1枚ずつなど、より快適に過ごしやすい工夫をするとよいでしょう。

重量については、「軽いほうがよい」「ある程度重みを感じたい」など好みもあるでしょうが、重すぎると寝返りが打ちづらくなったり、圧迫感を抱いたりすることにもなりかねません。

品質と価格のバランス

掛布団の価格帯は、素材の種類やグレード、付加された機能などさまざまな要素によって千円から数十万円までと幅広いですが、中にはコストに見合わない低品質の商品もあるかもしれません。

後悔をしないためにも、品質保証マークの有無、メーカーの正規品かどうか、他店との販売価格の比較など、多方面でリサーチすることが大切でしょう。

また、逆に「安価だから」と飛びつくことも危険です。例えば『羽毛布団』といっても、鳥の種類や部位、羽毛の量などで品質・値段に大きく差があります。

商品の詳細もきちんと確認し、納得したうえで購入したいものです。

洗えるかどうかもチェック

掛布団は毎日使うものなので、清潔に保てるかどうかが重要なポイントです。汗や皮脂がたまると、ダニやカビの発生にもつながります。アレルギーがある場合は特に、ホコリや花粉などにも注意しなくてはいけません。

家庭の洗濯機で丸洗いできるか、手洗いなのか足踏み洗いなのか、クリーニングに出す必要があるのか、コインランドリーは利用可能かなど、購入前に手入れの方法を十分に確認する必要があるでしょう。

掛布団の上手な洗い方

掛布団 使い方

いよいよここからは、洗濯機を使った洗い方を学んでいきましょう。

かさばる掛布団を毎回クリーニング店に持っていくのは、手間もかかるうえコストも無視できません。自宅の洗濯機で洗えるのであれば、ユーザーには大きな助けとなるはずです。

初めてならば特に、「掛布団を洗うのは難しそう」「失敗したらどうしよう…」と不安に思うものです。しかし、正しい手順で準備したうえで洗濯機におまかせすれば、意外と簡単かもしれません。

これを機会に家庭での洗濯法をマスターしてもよいのではないでしょうか?

洗う前のチェックポイント

最初にすべきことは、洗濯表示の確認です。家庭の洗濯機で洗えるかどうかを確認しましょう。洗濯表示の裏面やタグなどに注意書きがある場合もあるので、そちらも見ておきます。

掛布団の確認だけでは十分ではありません。洗濯機のほうも確認が必要です。取扱説明書の『洗濯機の容量』と『大物洗いコース』のページに目を通すとともに、洗濯ネットや洗濯キャップが必要かについても確認しましょう。

前処理をしてから洗濯機で丸洗い

洗い方は、以下の手順です。最初に汚れがひどい箇所に前処理を施すと、よりよく仕上がるでしょう。洗剤は水に溶けやすい液体タイプで、なおかつ『おしゃれ着用』や『寝具専用』のものがベターです。

  1. 掛布団を軽くたたいてホコリを払う
  2. 首回りなど、特に汚れた箇所に洗剤を塗る。こすらないこと
  3. 汚れた側面を外側にして掛布団をジグザグに三つ折りにし、さらにロール状に丸める。空気を抜きながら巻くとよい
  4. 洗濯キャップを装着する、あるいは洗濯ネットに掛布団を入れる
  5. 洗濯機に水を溜め、洗剤をまんべんなく溶かしてから掛布団を入れ、説明書の指示に従って洗う

ふかふかに仕上げる干し方のコツ

掛布団は大きいので、乾くまでに数日かかることも珍しくありません。洗濯当日だけでなく、2~3日先の天気までチェックしておきましょう。湿度が低い、カラッと晴れた日が続くときがベストといえます。

物干し竿2本をまたぐようにM字型に干します。風通しがよくなり、早く乾く助けとなるだけでなく、物干し竿の耐荷重の面でも安心です。

天日干しはカバーをかけたまま日なたに、陰干しならば直射日光の当たらない風通しのよい場所に干しましょう。途中で裏返し、両面をまんべんなく乾かします。

羽毛布団の場合は特に、中綿が偏らないようにほぐすことがコツです。

家で洗えるおすすめ合掛布団

合掛布団 おすすめ

「具体的には、どんな商品が人気なの?」と気になるあなたのために、おすすめのウォッシャブル掛布団を種類ごとに紹介します。まずは、合掛布団です。

三つに共通する点として、洗濯機丸洗い可であること、防ダニ・抗菌など加工がされていることが見受けられます。

メンテナンス楽々 ニトリ 抗菌防臭・防ダニ掛ふとん

中綿・側生地のいずれもポリエステル素材を用いており、軽量で程よい暖かさを感じられる1枚です。お手頃価格も魅力でしょう。

ニトリは大手家具量販店なので、全国どこでも商品を入手しやすいうえ、カバー・敷布団・枕なども種類が豊富なので、トータルでコーディネートする楽しさも味わえます。

中綿にはさまざまな加工が施されており、防ダニ・抗菌・防臭効果が期待できます。小さな子どもやアレルギーを持つ人も気軽に試せそうです。

アレルGプラス加工が嬉しい タンスのゲン 羽毛布団

ナチュラルグースダウンを90%使用し、パワーアップ加工でふかふかに仕上げた羽毛布団です。立体キルトでフィット感抜群、羽毛の増量によってより暖かく過ごせるよう工夫がされています。

『アレルGプラス加工』とは、花粉やダニ・ハウスダストなど、アレルゲンとなる物質を吸着し無害化できるとされる技術です。羽毛独自のにおい・汗のにおいなどの消臭効果も期待できます。

防ダニ・防カビ加工なども施されており、デリケートな体質の人も安心して使えそうです。

肌触りのいいピーチスキン加工 Bedsure 掛け布団

軽量かつメンテナンスも簡単と謳われています。低価格ながら、しっかりした作りで耐久性も高いので、繰り返し自宅の洗濯機で洗ってもへたりにくいでしょう。

細菌の繁殖や嫌なにおいを抑えるといわれる抗菌防臭加工も相まって、清潔な睡眠環境を維持しやすいといえます。

『ピーチスキン加工』とは、ハイテク技術を用いたポリエステル繊維の素材で、桃の皮のような柔らかい『けば』が特徴です。軽くスベスベの肌触りが、心地よい眠りへと導いてくれそうです。

家で洗えるおすすめ肌掛布団

肌掛布団 おすすめ

次は肌掛布団です。夏など暑い季節に一番活躍することが多い種類なので、できるだけ頻繁に洗濯したい人も多いのではないでしょうか?

自宅で丸洗いができ、気になる細菌の繁殖を抑えることに役立つとされるアイテムを紹介します。

薄手で夏も快適 日本寝具通信販売 洗える羽毛肌布団

ハンガリー産の羽毛を中綿とした、洗濯機で丸洗いできる羽毛肌掛布団です。春や夏にピッタリの薄手仕様で、1枚の重さは300gという驚きの軽さが魅力です。

羽毛には抗菌・防臭効果が期待できる『アレルGプラス加工』が施されているため、アレルギーが心配な人や羽毛特有のにおいが気になる人にも使いやすいといえます。

家庭で洗濯する際に使える『専用洗濯ネット』も付帯しており、家庭でのケアに有用でしょう。

ボディラインにフィットする 東京西川 SEVENDAYS 肌掛け布団

大手ブランド『東京西川』が提供する、側生地・中綿ともにポリエステル100%の肌掛布団です。側生地には抗菌・防臭加工がされ、清潔さをキープしやすい仕様です。

東レの独自開発によるふわふわ・もちもちの中綿が、眠りの質アップに役立つかもしれません。洗濯をしても中綿が片寄りにくいので、初めて自宅で洗う人にも向いているでしょう。

加えて、ボディフィットキルトが体をふわっと包み込み、暖かさを逃がしにくいことで、エアコンによる寝冷えなどの防止にも効果を発揮しそうです。

家で洗えるおすすめ本掛布団

本掛布団 おすすめ

最後は本掛布団です。寒い季節での使用がメインなので、清潔さに加えて保温性の高さやふっくら感は外せないポイントといえます。

また、使用しないときの収納についても、コンパクトにまとめることができるものだと使いやすさがよりアップするでしょう。

蒸れずに快適 クモリ 掛け布団

ふっくらとボリュームのある本掛布団で、素材はポリエステル100%です。洗濯可能なうえ、防ダニ・抗菌・防臭加工でアレルギーにも対応します。

側生地には、ソフトで滑らかなピーチスキン加工が施され、肌触りにうっとりする人もいるかもしれません。

中綿は『中空構造』で、空気をふんだんに含み高い保温力を実現できるとされています。同時に、新合繊の通気性のよさを生かし、蒸れずにサラッと快適に過ごしやすいでしょう。

ほこりが出にくい グースリー 羽毛を超えた洗える掛布団

先端技術を駆使した新素材『グースリー』によって、羽毛布団の欠点であるにおい・ホコリ・かさばり・中綿の片寄りなどをカバーするとされます。

側生地・中綿ともにポリエステル100%で、ダウンボール状の糸が保温率をアップするとともに、体のラインにフィットする『波型キルト』が暖かさをがっちりガードしてくれるでしょう。

さらには、洗濯機で丸洗い可能、においやアレルゲンを抑える、圧縮袋が使えるので約4分の1サイズで収納可能など、多くの優れた機能が期待できます。

羽毛布団を超えた、画期的な本掛布団といえるでしょう。

まとめ

掛布団を選ぶ際には、種類・素材・値段・サイズなどのほか、清潔さをキープできるよう手入れのしやすさも考慮しましょう。

自宅で洗えるタイプであれば、クリーニング代や持ち運びの手間をカットできるほか、清潔かつ良好な状態で長く愛用できる可能性が高いでしょう。

掛布団の洗い方をマスターすることで、時間も手間もお金も節約につながる可能性が高いのではないでしょうか。

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