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マットレスに布団乾燥機は使える?効果や使用頻度を解説!

たくさん汗をかく夏場や、湿度の高い梅雨時期はマットレスもなんだかしっとりしているように感じますよね。心配なのがカビたり、ダニが発生していないかということです。布団なら布団乾燥機でのお手入れができますが、マットレスも同じように布団乾燥機が使えるのでしょうか?

目次

そもそも布団乾燥機とは?

布団乾燥機

内閣府が実施している消費動向調査(https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html)では平成16年まで布団乾燥機の項目があり、普及率は38.1%でした。

なぜ調査対象から外れてしまったのかはわからないのですが、平成6年には36.2%の普及率でしたので、普及率が微増ながら急拡大することもないだろうという見方だったのかもしれませんね。


さて、そんな布団乾燥機ですが昔は実家で使っていたけど今はもっていない、使ったことがないという方も多いかもしれませんね。どんな効果があるものなのか見ていきましょう。

布団乾燥機の効果

布団乾燥機はその名前の通り、布団を乾燥させることができます。熱風で湿気を飛ばすことで布団をふわっと乾燥させられます。雨で外に布団が干せないときや、花粉やPM2.5が心配な時期にも活躍してくれます。


また布団乾燥機はダニ対策にも効果があります。ダニは50℃の熱では20~30分、60℃の熱では一瞬で死滅するといわれており、布団乾燥機の熱風は高温ですからダニ対策にもなるというわけです。
冬場は布団乾燥機を使って布団を温めることもできますので、入った時のヒヤッとした嫌な感じを味わわずにすみます。


他にも、靴や衣類の乾燥にも役立ちますので、雨が多い梅雨や部屋干しの増える時期に活躍してくれます。
種類によっては送風のみを選べるタイプがあり、夏場布団乾燥機を使用した後の熱さましとして使うことができます。

布団乾燥機の種類

布団乾燥機はマット式、ホース式、ダイレクト式と大きく3種類に分かれています。特徴は次の通りです。

  • マット式
    ダニ対策が目的ならマット式がおすすめです。敷布団の上にマットを敷き、掛け布団をかけて使うタイプです。他のタイプに比べると若干手間がかかりますが、熱が隅々まで行き届きますのでダニ対策にぴったりです。
  • ホース式
    ホース式の使い方は、ホースを伸ばして掛け布団をかけるだけです。靴や衣類の乾燥にも使えます。
    布団がダブルサイズ以上になると熱風が行きわたらない可能性があります。
  • ダイレクト式
    ダイレクト式はマットもホースもいらず、本体をぱかっと開くだけで使えるので、3つの中ではお手軽さNo.1と言えるでしょう。機能は若干他に劣ることもありますが、さっと使えるので頻度は増えそうですね。

布団乾燥機のお値段

布団乾燥機は5,000~20,000円程の価格帯があり、10,000円前後の商品が多いようです。

使用頻度はどれくらい?

布団乾燥機の使用頻度は目的によって変わります。乾燥が目的なら週に1度使うと、ふわっとした寝心地を楽しめるでしょう。冬に布団を温めたいという目的であればもちろん毎日使った方が良いでしょう。

ダニ対策の場合は1~2週間に1度の頻度がおすすめです。こまめに乾燥させることでダニが繁殖しにくい環境を作ることができます。布団乾燥機にダニ対策モードがあると便利です。

ダニに刺されたなど駆除が目的の場合は朝晩2回、2~3日連続で使いましょう。表面に布団乾燥機をかけるとダニは温度の低い裏面に逃げていきますので、両面かけるとより効果的です。

布団乾燥機のデメリット

では次に布団乾燥機のデメリットを考えてみましょう。
まず音です。イメージとしてはドライヤーと同じくらいの音が出る場合があります。音が気になる方は静音タイプを選んだり、家電量販店で実際の音を聞いてから購入しましょう。

電気代がかかることもデメリットとしてあげられます。布団を外に干せば0円ですが、布団乾燥機は30分の使用で10~20円電気代がかかるといわれています。これを高いととるか安いととるかは意見が分かれるところかと思いますが、毎日使いたい場合は電気代節約をうたっている製品を選びましょう。

夏場に使用する場合は部屋が温まってしまうというのがデメリットとして言えます。冬場は逆に部屋が暖かくなって嬉しいかもしれません。

布団乾燥機のお手入れ方法

布団乾燥機のお手入れはそれほど大変ではありません。月に1回、ほこりがたまりやすいフィルターやカバーに掃除機をかけて掃除しましょう。フィルターが詰まると本来の働きができない、故障の原因となるといった可能性があります。

マットレスに布団乾燥機は使える?

マットレス布団乾燥機

それでは本題の、マットレスに布団乾燥機は使えるかどうか見ていきましょう!

マットレスもOK!使えない素材に注意!

まずマットレスにも布団乾燥機は使うことができます。しかし低反発素材ナイロンなど熱に弱いマットレスの素材によっては使えないものがあります。布団乾燥機を使う前にメーカーに耐熱温度を確認して使いましょう。通常の乾燥モードは大丈夫でもダニ対策コースの高温はNGなどの場合もありますので注意してくださいね。

マットレスに布団乾燥機を使うメリットは?

布団乾燥機メリット

冒頭で紹介した布団乾燥機の効果と少し重複する部分はありますが、マットレスに布団乾燥機を使うメリットを見ていきましょう!

高温でダニ退治!

何といってもダニ退治ができるというのが一番でしょう。マットレスは布団のようにこまめに干したり洗ったりが難しいですから、布団乾燥機だけでダニ退治ができるのは大きなメリットと言えます。

ダニ退治が目的の場合は、熱を全体に届けることができるマット式がおすすめです。ダニ対策コースがあればそれを、ない場合は1~2時間を目安に使いましょう。使用時間が短すぎると温度が上がりきらず、ダニ退治の効果がありません。

湿気を飛ばしてカビ対策!

マットレスを使う上で気を付けたいのがカビ菌です。カビは湿度60%以上、気温25℃前後でほこりや汚れなどがあるところで活発に繁殖します。マットレスは寝ている間に汗などの湿気を吸い、体温で温まり、皮脂などの汚れがたまっていくので放っておくとカビが大発生してしまいます。湿度をためすぎないためにも布団乾燥機で乾燥させることはカビ対策としても有効です。
しかし、黒カビなどが生えてしまった場合は重曹やカビ取り用洗剤でふき取った方がいいので覚えておいてくださいね。

マットレスでの布団乾燥機の使い方

布団乾燥機の使い方

マットレスで布団乾燥機を使う際の手順はとってもかんたんです!

STEP
まずはマットレスの耐熱温度を確認

まずはマットレスの耐熱温度を確認しましょう。布団乾燥機の中には最高温度が70℃近くなるものもあります。

STEP
掛け布団をかけてスイッチオン!

マットやアタッチメントをマットレスの上に置き、掛け布団をかけてスイッチオンしましょう。この時、枕やぬいぐるみなど乾燥させたいものを掛け布団の下に入れておけば一緒に乾燥できます。それぞれ素材の耐熱温度に注意してくださいね。

STEP
最後は掃除機を忘れずに

最後に大切なのがマットレスに掃除機をかけることです。退治したダニの死骸やほこりなどを吸い取ることでより清潔な状態にできます。

厚めのマットレスは両面やると効果的

厚めのマットレスはいつも寝ている面だけでなく、裏面も布団乾燥機をかけると、より湿気を取り除くことができるでしょう。また、表面から温度の低い裏面に逃げていったダニへの対策にもなります。マットレスによっては表面と裏面の素材が違う場合もありますので注意してくださいね。

布団乾燥機をマットレスに使うと料金は高い?

布団乾燥機 料金

先ほど布団乾燥機本体の料金や1回あたりの料金をお伝えしましたが、マットレスクリーニングと比べると料金はお得なのでしょうか?

クリーニングに出すより圧倒的にリーズナブル!

マットレスクリーニングはサイズによって料金が変わりますが、シングル片面で10,000円程かかるとしましょう。
布団乾燥機本体を10,000円で買ったとして、1回布団乾燥機を使って20円かかったと考えます。

マットレスクリーニングは1年に1回ほどしかできませんが、布団乾燥機であれば20円で何回も使うことができると考えると、クリーニングよりも圧倒的にリーズナブルですね。

布団乾燥機は本格的なクリーニングではありませんし、マットレスクリーニングで行ってもらえるスチーム洗浄などはありませんが、いつでも手軽にマットレスを乾燥させることができると考えると、布団乾燥機はとてもお得ですね。衣服や靴の乾燥などにも使えるタイプを買えばよりお得感を感じられそうです。

まとめ

素材の耐熱温度に気を付ける必要はありますが、マットレスでも布団乾燥機が使えることがわかりました。マットレスの課題である湿気やダニの対策が1回あたり20円でできるのは大きなメリットと言えるでしょう。

布団乾燥機には3タイプありますので、頻度高く使いたい、衣類乾燥などもしたいという方はホース式、ダニ対策をしたい方はマット式など目的に合わせて選ぶことができます。少し音がうるさいと感じるかもしれませんので、夜間に使うのは避けた方がよさそうです。

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