【徹底解説】マットレスランキング

1位 Limne the Mattress

2位 NELLマットレス

3位 ブレインスリープ マットレス フロート

高反発マットレスの特徴や魅力とは?選び方、注意点とおすすめ商品も紹介

ベッドを探しているときに『高反発マットレス』という名前をよく目にするものの「どんなマットレスかわからない」「高反発とは何?」と、疑問に感じている人もいるのではないでしょうか?高反発マットレスの特徴やおすすめの商品を紹介します。

目次

高反発マットレスとは?

『高反発マットレス』という名前は知っているものの、どのようなマットレスか知らないという人も多いかもしれません。

まずは高反発マットレスの『反発性』に焦点を当てて見ていきましょう。

反発弾性50%以上のマットレスのこと

力を加えたときに跳ね返る力が生まれます。加えた力と跳ね返る力を%で表したものを『反発弾性』といいます。

日本工業規格(JIS)によると、高反発マットレスは反発弾性が50%以上のマットレスと定義されています。低反発マットレスの反発弾性は15%未満のもので、高反発マットレスと比べると反発弾性が低いです。

この違いをイメージできないという人もいるでしょう。例えば高反発マットレスと低反発マットレスに、一定の高さから鉄球を落としたとします。

反発弾性が低いとされる低反発マットレスは、落とした鉄球はそこまで高く跳ね返りません。一方、高反発マットレスは反発弾性が高いため、低反発マットレスと比べて落とした鉄球が高く跳ね返ります

一般的に反発弾性が高いものは硬い、低いものは柔らかい寝心地といわれています。

反発弾性が高いと、身体は沈み込まない

高反発マットレスは反発弾性が高いことで、身体が沈み込まないといわれています。マットレスの中でも比較的硬い寝心地ですが、身体が沈まないことで負担がかかりにくいそうです。

反対に柔らかいマットレスは柔らかい寝心地が魅力ですが、柔らかすぎるものは反発弾性が低く背中や腰のような重い部分が沈み込みやすいと考えられています。このため、特定の部位に負担がかかってしまうこともあるそうです。

反発弾性が高いからよい、低いから悪いという訳ではありませんが、睡眠中に体の痛みや違和感があるようであれば、マットレスの硬さを見直したほうがよいかもしれません

高反発マットレスの魅力

高反発マットレスと低反発マットレスを比べたときに、「どちらがいいのだろう」と悩む人も少なくありません。

ここでは高反発マットレスの魅力について解説します。マットレス選びの参考にしましょう。

寝返りしやすい

寝返りしやすいことは、高反発マットレスの魅力の1つです。

押したときに戻る力が働くことで、体重により沈もうとする体を下から押し返し、寝返りをサポートしてくれると考えられています。

仮に睡眠中に同じ姿勢をとり続けると、特定の部位に圧力がかかり痛みや違和感を覚え、睡眠を妨げてしまうこともあるそうです。寝返りを打つことで圧力がかかる場所が変わり、体の負担を減らすことに繋がるといわれています。

人間は一晩に20回以上の寝返りを打つそうです。体への負担軽減や質の高い眠りを迎えるためにも、寝返りの打ちやすさは必要な機能といえるでしょう。

寝姿勢をキープできる

高反発マットレスは反発弾性が高いことで、身体が沈み込まず『寝姿勢をキープしやすい』といわれています。

人間の背骨は側面から見るとなだらかなS字状のカーブを描いています。このS字カーブは、重さのある頭や上半身を支えたり、動くときの衝撃を緩和したりといった役割があるそうです。

睡眠中は、横になったときも背骨が自然なS字状を保てるのが理想の寝姿勢といわれています。優れた高反発マットレスは身体をしっかり支えるため、理想の寝姿勢をとる手助けをしてくれる可能性が高いでしょう。

なぜ寝姿勢が重要なのか?

寝起きに背中や腰に痛みを感じたり、なんとなく身体に怠さを感じたりしていませんか?もしかすると寝姿勢の悪さが関係しているかもしれません。

寝姿勢が悪い状態で寝続けると、睡眠中も体が緊張状態になったり、体が圧迫されることで血液の循環がスムーズに行われなかったりすることもあるそうです。

これにより背中や腰の痛み、寝起きの疲労感を引き起こす可能性もあるといわれています。

スッキリとした目覚めを迎えるためにも、理想的な寝姿勢を保ちやすいマットレスを選ぶのは重要なことといえるでしょう。

高反発マットレスのデメリット

高反発マットレスにはデメリットもあります。マットレスは長く使うものだからこそ、メリットだけでなく、デメリットを知ったうえで購入することが大切です。

「自分に合うかどうか」を確認するためにも、高反発マットレスのデメリットについて見ていきましょう。

低反発マットレスより「硬い」ものが多い

低反発マットレスと比べると、高反発マットレスは硬い寝心地のもが多いです。

高反発マットレスは体が沈み込みにくい仕様ですが、包み込まれるような柔らかさを求める人にとっては「硬い」「寝づらい」と感じることもあるかもしれません。

また、硬すぎるマットレスは体を圧迫して負担がかかることもあるそうです。同じ硬さのマットレスでも、体格や好みなどで使い心地は異なるといわれています。

マットレスを購入する前に、「自分の体に合うか」「好みの硬さかどうか」フィッティングして確かめておくと安心です。

通気性がいい分、冬は寒い

高反発マットレスは通気性に優れたものが多く、湿気がたまりにくいといわれています。蒸し暑い夏でも快適に使えることは、メリットといえるでしょう。

しかし、通気性がよいことで布団が温まりにくく、冬は寒さを感じやすい傾向にあるといわれています。

『湯たんぽを使う』『保温性の高い毛布を使う』『敷きパットを使用する』など、工夫次第では寒さを軽減できるかもしれません。

また、使用される素材によっては、季節や気温に左右されずに使えるものもあります。商品紹介やレビューを参考にマットレスを探すとよいでしょう。

低反発マットレスより価格が高め

高反発マットレスは低反発マットレスより商品展開が控えめで、価格も高めに設定されている傾向にあります。

「たくさんの種類から選びたい」「コスパのよさも重視したい」という人は、商品選びに悩むかもしれません。とはいえ、メーカーやデザインによって異なりますが、充分手が届く価格のものもあります。

価格が安いものは手が届きやすい反面、性能や品質も価格相応のものが多いです。価格の高い安いで決めるよりも、自分に合うものに決めたほうが、購入後の満足感は高いといえます。

高反発マットレスの種類

高反発マットレスにはいくつかの種類があります。ここでは『高反発ウレタンマットレス』『コイルマットレス』『ファイバーマットレス』の3つを見ていきましょう。

高反発ウレタンマットレス

ポリウレタンを原料とした『ウレタンフォーム』という素材を使用する高反発マットレスです。体全体を均等に支える『体圧分散』に優れていて、寝返りのサポート力も高いといわれています。

他の高反発マットレスと比べると軽いものが多いため、お手入れや模様替えの際の持ち運びが楽になるでしょう。

ただし、通気性はそこまで高くありません。マットレスを包む側生地がニット生地だと、吸湿性も悪いことがあります。通気性・吸湿性に優れた敷きパッドをサポートアイテムとして使うなど、工夫が必要になるマットレスもあるかもしれません。

コイルマットレス

コイルマットレスは金属コイル(バネ)を使用しているマットレスです。大きく『ボンネルコイルマットレス』と『ポケットコイルマットレス』の2種類があります。

ボンネルコイルマットレスは、コイル同士が連結して1つの土台を作る構造です。面で体を支えてくれるため、しばしば敷き布団に近い寝心地にたとえられます。

一方、ポケットコイルマットレスは、コイルが1つずつ袋(ポケット)に入っていて、面ではなく点で身体を支える構造です。身体の動きに合わせてコイルが沈むため、フィットするような寝心地といわれています。

ファイバーマットレス

ファイバーマットレスに使われる素材は、極細のポリエチレン繊維が複雑に絡み合うことで構成されています。空洞部分が多いことで、通気性が高く蒸れにくい仕様です。カビやダニなども発生しにくいといわれています。

水洗いできるものが多いことも特徴の1つです。マットレスによっては、シャワーで流すだけでお手入れが完了するものもあるようです。

ただし、通気性の良さゆえに、冬は寒さを感じるケースもあるそうです。加えて熱に弱いという特性を持っており、電気毛布や湯たんぽなど高温が発生するものは基本的に使えないと考えておきましょう。

高反発マットレス選びのポイント

高反発マットレスにはいくつかの種類があることがわかったところで、「どれを選べばいいかわからない」と悩みを感じた人もいるかもしれません。

ここでは高反発マットレスを選ぶときのポイントを3つ紹介します。

反発弾性が高いほど寝心地が良い

高反発マットレスは反発弾性が高いものほど、寝心地がよいといわれています。反発弾性は跳ね返る力を指しており、高いほどモチっとした寝心地があるそうです。

加えて、反発弾性が高いものほど寝返りをスムーズに打ちやすくなります。ストレスなく眠れることで、寝心地のよさに繋がるそうです。反発弾性が高いものは体をしっかり支え、低いものはじんわり包み込むようなものをイメージするとよいでしょう。

反発弾性は商品説明や品質表示に記載されています。人によって好みの寝心地は異なるため、実際に触ったり寝転がったりして確かめると間違いありません。

硬すぎるものは避ける

硬すぎるマットレスは体に負担がかかることもあるため、注意が必要です。

適切なマットレスの硬さは、体格や好みによって変わります。適切な硬さのマットレスを選ぶときの目安の1つとして、マットレスと腰の間にすき間がないものがよいといわれます。

腰が浮くものは硬さが合っていないことで、体圧分散の効率が悪い可能性があります。反対に腰が沈んでしまうものは、柔らかすぎの可能性が考えられるでしょう。

マットレスの硬さは、寝心地を決める重要なポイントといわれています。『硬すぎるもの』『柔らかすぎるもの』は避けて、自分の体にぴったりのもの探しましょう。

手入れのしやすさも重要

高反発マットレスを選ぶときは、手入れのしやすさも欠かさずチェックしておきましょう。毎日のように使用するマットレスは、見えない汚れが蓄積していることもあります。

シーツや毛布と違いかんたんに洗いにくいものだからこそ、手入れのしやすいものが便利です。天日干しや丸洗いできるものだと、手入れの手間も減るでしょう。

手入れが難しいマットレスの場合は、ベッドパッドやカバーを取り付けて汚れを防止するなど、あらかじめ対処しておきましょう。

おすすめの高反発マットレス3選

高反発マットレスの特徴や主な種類がわかったところで「どんなマットレスを買うか悩む」という人もいるかもしれません。そんな人に向けて、おすすめの高反発マットレスを紹介します。

エムリリー 優反発マットレス 11cm厚 シングル

『エムリリー』は、プロサッカークラブ『マンチェスターユナイテッドFC』とパートナー契約を結んでいることで有名な寝具メーカーです。

このマットレスは、低反発と高反発の二層構造を採用したエムリリーの独自構造『優反発』を採用しています。低反発ならではの柔らかさがありつつ、高反発ならではの体をしっかり支える機能もあることが特徴です。

空気循環に優れた素材を使用していることに加え、吸湿・消臭効果が期待できる『竹炭』を配合していることで、蒸れにくい点も魅力といえるでしょう。

イッティ 雲のやすらぎプレミアム シングル

『雲のやすらぎプレミアム』は敷布団ではありますが、『厚さ17cm』と極厚で、マットレスと変わらない寝心地といわれています。

凹凸アルファマットと厚さ4cmの高反発スプリングマットにより、優れた弾力性があり寝返りしやすい仕様です。加えて独自製法『新クロスクラウド製法』により、体の負担を減らすことを目指した設計がされています。

『ロレーヌダウン』というウールを使用していることも特徴です。人肌に近い暖かさを維持して、深い眠りへと誘ってくれるといわれています。

マニフレックス モデル246 シングル

マニフレックス』はトップアスリートに愛用者も多いイタリアの寝具メーカーです。

こちらのマットレスは『エリオセル』という独自の高反発フォームを使用しています。体をしっかりと受け止め、適度な反発力で支えてくれるため、理想的な寝姿勢をキープしやすいそうです。

側地には、クッション性とソフトな肌触りの『ジャカードキルト』を採用しています。光沢のある美しいデザインも、マニフレックスならではの特徴です。

ドイツの厳しい工場規格『LGA-GERMANY』をクリアしており、弾力性が損なわれにくく、へたりにくい仕様といわれています。

収納できる高反発マットレス3選

寝室スペースが限られている、部屋を広く使いたい、来客用のものが欲しいという人には、『収納できるタイプ』のマットレスがおすすめです。おすすめの収納できるマットレスを紹介します。

GOKUMIN 高反発マットレス シングル

幅97cm×長さ195cm×厚み5cmと、コンパクトなサイズのマットレスです。マットレス本体・カバー・ケース全てがモノトーンで統一されており、スマートな雰囲気が漂います

マットレス素材のウレタンに『竹炭』が配合されていることもポイントです。消臭・調湿・抗菌と快適な眠りに欠かせない効果が期待できます。

長方形のケースは隙間に収納しやすい仕様です。収納スペースを無駄なく使えるでしょう。

タンスのゲン 「純」高反発マットレス シングル 三つ折り

三つ折りに収納できるタイプでありながら、厚みはたっぷり10cmもあります。ベッドや敷布団に重ねて使用することはもちろん、床に直接敷いた状態でも体が床に付くような底付き感がありません

やや硬めの高反発マットレスで、優れたクッション性と復元性があることも魅力です。全身をしっかりと支え、安定感のある寝心地を満喫できるでしょう。

カバーは洗うことが可能で、肌触りのよいパイル生地と通気性に優れたメッシュ生地から選べます。

アイリスオーヤマ エアリーマットレス シングル

チューブ状の繊維『エアロキューブ』でできている高反発マットレスです。速乾性がある素材で、マットレス本体・カバーともに丸洗いできます。いつでも水洗いできるため、清潔な状態を保てるでしょう。

適度な硬さと優れた体圧分散を兼ね備えていることもポイントの1つです。耐久性も高いといわれており、長く使うことができれば経済的にもメリットといえます。

厚さ5cmと薄型のマットレスで、手持ちのマットレスや敷き布団に重ねる形で使用可能です。もちろんそのままフローリングや畳に敷いて使っても問題ありません。

まとめ

高反発マットレスは反発力が高いことで、寝姿勢をキープしやすいというメリットがあります。

低反発マットレスと比べると硬めの寝心地のため、柔らかくフィットするような寝心地が好みの人は相性がよくないかもしれません。

とはいえメーカーやデザインによって、硬さは異なります。実際に触り、寝心地を試すことで、自分に合うマットレスを見つけましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次