シングルの敷布団で快適に眠るコツとは。おすすめ商品も紹介
1人用の敷布団ならシングルがぴったりです。床に敷いて眠る敷布団は、こまめにお手入れを行うことで、快適な状態をキープしながら長持ちさせられます。素材による干し方の違いや、湿気対策の方法を知り、毎日気持ちよく眠れるように整えましょう。
シングルサイズの敷布団の大きさとは?
敷布団はさまざまなサイズがありますが、シングルはどのくらいの大きなのでしょうか?寝室に無理なく敷けるサイズか、自分の体形に合っているかを確認してから購入すると、使用しやすいでしょう。
幅100cm×長さ210cmが一般的
一般的なシングル敷布団のサイズは『幅100cm×長さ210cm』です。ただし、サイズの詳細はメーカーによって異なるため、確認してから購入しましょう。
シングル敷布団は、約1.5畳のスペースがあれば敷けるため、3畳や4.5畳など比較的コンパクトな部屋にも向いています。
直置き用とベッド用ではサイズが異なる
敷布団には、床に直置きするタイプとベッドで使用するタイプがあり、二つのタイプはサイズが異なります。
一般的に、直置き用のサイズは『幅100cm×長さ210cm』、ベッド用のサイズは『幅100cm×長さ200cm』です。以前は直置き用もベッド用も同じサイズでしたが、長めの敷布団を好む人が増えたことから、直置き用は約10cm長くなったようです。
ベッド用のサイズが変わらないのは、ベッドフレームからはみ出さないように、という理由です。また、ベッド用のサイズをシングル、直置き用のサイズをシングルロングと呼び分けることもあります。
敷布団でより快適に眠る方法
ポイントを押さえた使い方やお手入れで、敷布団の寝心地はより快適になることが期待できます。
敷きパッドで寝心地や保温性を調整
より快適に眠りたいなら、敷きパッドを使用しましょう。敷きパッドは、厚さや素材によってさまざまな種類があるため、好みに合うものを選ぶと、横になったときの気持ちよさがアップします。
暑い季節には、肌触りがさらっとしているものや、吸湿性のよい汗を吸いやすいタイプがぴったりです。接触冷感素材でひんやりしたタイプも、寝苦しさを軽減してくれるでしょう。
また、寒い季節には、保温効果が期待できる素材や、温かい質感の敷きパッドを選ぶと朝まで温かく眠りやすくなります。
敷きパッドは、敷布団を清潔に保ちやすい点もメリットです。外しやすいため、こまめに洗濯がしやすく、皮脂・アカ・フケなどの汚れをためこみにくくなります。
湿気対策をおこなう
快適な敷布団のためには『湿気対策』も欠かせません。人は眠っている間にコップ1杯分くらいの汗をかくといわれています。そして、敷布団はその汗を吸収し、湿ってしまうのです。
湿ったままの布団は、横になってもなかなか温まりにくく、湿度が高いため不快に感じやすいでしょう。また、湿度の高い状態はカビが繁殖しやすく、湿気対策をしないと健康にも影響を及ぼす可能性があります。
そのため、敷布団で快適に眠るためには、毎日の湿気対策が必要です。
敷布団を長持ちさせる習慣
購入した敷布団を何年間使えるかは、毎日の使い方次第で変わります。適切な使い方を実践すると、長持ちしやすくなるのです。
敷きっぱなしにしない
基本の使い方として習慣化したいのが『敷布団の上げ下げ』です。起床後には、毎日敷布団をたたみ、就寝時に再び敷きます。
一晩眠った敷布団は寝汗を吸収していますが、敷きっぱなしのままだとその湿気がなかなか逃げていきません。そして、敷布団と床の間が湿り、カビの原因になることもあるのです。
また、ほこりがたまりやすい床に敷布団を敷いている場合、敷きっぱなしだとほこりが付着しやすいというデメリットもあります。
そのままだと睡眠中にほこりを吸い込みやすくなりますし、付着したほこりがカビの栄養になる可能性もあるでしょう。毎日敷布団を上げ下げすることで、湿気対策もほこり対策もしやすくなります。
カバーをかける
敷布団のダメージを避けるために、敷布団にカバーを付けて使用するのも重要なポイントです。敷布団に何もかけずに使っていると、使用中に側生地が傷むことや汚れが付着することがあります。
そこで、カバーをかけて、ダメージや汚れから防ぐのです。カバーは、汚れても簡単に外して洗濯できます。敷布団本体を汚さずに済むため、結果的に長持ちしやすくなるのです。
向きや表裏を入れ替える
毎日使う敷布団は、いつも同じ方向で眠っていると、一部に重さが集中するため、特定の箇所だけがへたりやすくなってしまいます。そこで、使う向きや表裏を変えて『全体にまんべんなく体重がかかる』ようにしましょう。
敷布団の向きや表裏は、上げ下げするときに簡単に変えられます。できるだけ毎日違う向きで使うと、へたりにくく長持ちしやすいのです。
敷布団のお手入れ方法
毎日快適に使うための、敷布団のお手入れ方法も紹介します。自分の敷布団の素材を確認し、適した方法でお手入れしましょう。
定期的に干す
晴れた日を選び、天日干しをすることで、敷布団をからりと乾かせます。『週に1度』干すのが目安です。干すのは、空気が乾燥している10:00~15:00頃までが向いています。表裏を約1~2時間ずつ干しましょう。
天日干しのときには、カバーをかけたままにしておくことで、側生地が傷むのを防げます。
外で干すのが難しいときには、部屋干しでもOKです。室内で干して、サーキュレーターや扇風機の風を当てると、より湿気が逃げやすくなります。
布団乾燥機を使うのもよいでしょう。温風で乾かすため、室内でも天日干しのようにふわっと仕上がります。
素材ごとに干し方は変わる
敷布団は素材によって干し方が違います。
中の素材にコットンを使用している敷布団は、1週間に約1~2回干しましょう。表裏を約1~2時間ずつ干します。湿気で重みが増し、へたりやすくなるコットンは、こまめに干して湿気を飛ばすことが大切です。
ウールの敷布団は、1カ月に約2~3回干します。風通しのよい日陰が向いているため、室内で扇風機の風を当てながら干しましょう。両面を約30~60分ずつ干せばOKです。
ポリエステルの敷布団は、吸湿性が低いため、1カ月に約1~2回の天日干しで十分乾燥します。表裏を約1~2時間ずつ干しましょう。また、ウレタン素材は通気性抜群のため、室内に立てかけるだけで湿気を飛ばせます。
年に2回は丸洗いする
日々のお手入れに加えて、敷布団は『半年に1回のペースで丸洗い』します。季節の変わり目に寝具を入れ替える際、丸洗いしてから収納するとよいでしょう。
丸洗いをすると、敷布団に染み込んだ水溶性の汚れはもちろん、ダニも一緒にきれいにすることができます。すっきりとした触り心地、清潔な状態をキープできます。
手洗いマークや洗濯マークがついている敷布団であれば、自宅で洗濯できます。乾燥まで1日で終わらせたいなら、敷布団の洗濯と乾燥ができる設備の整ったコインランドリーの使用がぴったりです。
ドライマークのついている敷布団を丸洗いするときには、専門のクリーニング業者に依頼しましょう。
1万円台以下のおすすめシングルサイズ敷布団5選
シングル敷布団は、リーズナブルな価格で質のよいアイテムを購入できます。紹介するアイテムを参考に、自分にぴったりの敷布団を選びましょう。
アイリスプラザ 三層敷き布団 ハードマーブル 固綿入り シングル
ハードマーブルという反発力が高い固綿を使用した敷布団です。高反発の素材のため、沈み込みやすい腰や肩をしっかりサポートします。
バランスよく体全体を支えるため、寝ている間中、快適な寝姿勢を保ちやすいでしょう。
厚さが約10cmあり、ボリュームたっぷりのふっくら柔らかい寝心地という点も魅力といえます。底付き感なく眠れるため、マットレスを用意する必要がありません。
また、寝ているときの汗をしっかり吸い、素早く放湿する素材のため、湿気対策がしやすい敷布団といえます。軽く持ち運びやすいため、気軽に干せるのもポイントです。
ニトリ 点で支える高反発敷き布団 (シングル)
高反発のウレタンフォームでできている敷布団は、体を点で支える構造で、体圧分散しやすいのが特徴です。程よい反発力により、仰向きで寝ているときはもちろん、寝返りを打つときもスムーズにできます。
三つ折りタイプになっており、頭部・腰部・脚部に分かれた作りです。中のウレタンフォームを取り出せるため、定期的に入れ替えて使用すると、特定の箇所に負担がかかりすぎるのを防げます。
付属のカバーは洗濯ができるため、定期的に洗うと清潔な状態を保ちやすいでしょう。収納カバーが付属しているため、保管するときに便利です。
無印良品 軽量コンパクト敷きふとん S
無印良品 軽量コンパクト敷きふとん Sは、軽くコンパクトに収納できる点が魅力の敷布団です。縦二つ折りにしてから三つ折りにすることで、奥行のないクローゼットにも収納しやすくなります。
総重量は約2.2kgのため、毎日の上げ下げがラクにできる他、天日干しも気軽にできる重さです。また、比較的薄手の敷布団ですが、クッション性に優れているため、底つき感が気になりにくいでしょう。
タンスのゲン 洗える 日本製 3層敷布団 シングル
厚さが約10cmあり、ボリュームたっぷりですが『自宅の洗濯機で洗える』のが魅力の敷布団です。中綿入りのふんわりした外生地で、厚さ約5cmの固綿を包む作りになっており、3層が完全に分離できます。
洗濯をするときには、分離した外生地を洗濯ネットに入れましょう。洗濯しても中綿が偏らないよう、キルティング加工も施されています。
固綿は水洗いができませんが、外生地から出して干せるため、中にたまった湿気を逃がしやすく、衛生的です。
京都 西川 敷布団 シングル
創業から450年以上の歴史がある京都西川の敷布団は、リーズナブルな価格ながら、固綿入りのしっかりした寝心地を実現しています。ピーチスキン加工という、細い繊維を起毛させた柔らかな肌触りも特徴です。
ポリエステルの綿を使用しているため、ほこりが出にくく清潔を維持しやすいのもポイントといえます。
まとめ
敷布団は、日々の使い方と正しいお手入れによって、快適に長く使い続けられます。毎日上げ下げすることや、敷きパッドを使うことを習慣づけましょう。
湿気対策のために干すこともポイントです。コットン・ウール・ポリエステルなど、素材に合わせた干し方をすることで、長持ちしやすくなります。
また、1年間に2回のペースで丸洗いをすると、染み込んだ汚れと同時にダニ対策もでき、すっきり気持ちよい布団をキープできるのです。
自分にぴったりのシングル敷布団を選び、お手入れしながら使うことで、心地よく眠れるでしょう。