クリーニングで枕を清潔に!頻度やおすすめのクリーニング店を紹介
布団は毎週干すけれど、枕は使ってそのまま…という方はいませんか?枕は毎晩汗を吸いますので、想像以上に汚れていることがあります。汚れをそのままにすると肌トラブルや体臭の原因にもなりかねません。枕をクリーニングに出したことがないという方は、ぜひ一度検討してみましょう。
なぜ枕のクリーニングが必要なのか
一見シミなどの汚れがない枕は清潔そうに見えますが、実は汗で汚れていたり、ダニの温床になっている場合もあります。枕の汚れの原因、枕が汚れていることで起きるトラブルを見ていきましょう。
枕の汚れの原因は汗や皮脂!
枕カバーをしていても、外してみると実は枕が黄ばんでいる!ということがあります。この黄ばみは汗やよだれが原因のたんぱく質による汚れです。汚れが目立たない場合でも衛生的な状態を保てていない場合が多くあります。
人は寝ている間にコップ1杯の汗をかくと言われています。また汗だけでなく、皮脂も枕に付着したままの枕を、起きてすぐ押し入れにしまったり、長い間干さないでいると、汗や皮脂をエサにしたダニの住処にもなっている可能性があります。
枕が汚いと、肌トラブルや体臭の原因に!
枕が汚いと見た目が悪いという他にも、肌トラブルや体臭の原因になってしまいます。肌トラブルとは具体的に顔や首など枕に触れる部分にニキビができたり、頭皮に湿疹が出たりします。また、こうした雑菌のある状態の枕を使い続けると頭に不快なにおいが映り、体臭がきつく感じられるといったことも考えられます。
枕を洗う頻度は?
枕を使ってそのままにすると衛生的によくない、実際に肌荒れなどの影響が出るということをおわかりいただけたと思います。では、どれくらいの頻度で洗えば衛生的に保てるでしょうか?
本体は半年に1回が理想
枕カバーを使っていることを前提としますが、枕本体は半年に1回洗濯するのが理想です。マットレスのクリーニングや大掃除と合わせて枕もクリーニングに出す習慣があると忘れなくていいですね。
理想と書いたのは、枕の素材によっては自宅での洗濯が難しく、こまめに洗濯ができないことがあるためです。ポリエステルやパイプなど、自宅で洗うことができる素材はもう少し高い頻度で洗えるといいですね。
カバーは週に1回は洗おう
枕カバーは週に1回は洗いましょう。取り付けが面倒という場合や夏場の汗をかきやすい時期は、大きめのタオルを枕カバーの上に敷いて、毎日洗うとより清潔な状態が保てますよ。
枕クリーニングの料金はいくら?何日かかる?
布団と同じように、枕もクリーニングに出せるのをご存知でしょうか?自宅で洗う場合とどんな違いがあるのか、料金はどれくらいかかるのかなど詳細を見ていきましょう。
枕をクリーニングに出すメリット
まず一つ目のメリットとして、枕の中心部までしっかり乾燥させることができるという点が挙げられます。お家で枕を洗濯した場合、乾燥の方法によっては生乾きになってしまい、においが気になったり、返って枕の内部が湿度の高い不衛生な状態になってしまう場合があります。クリーニングに出せばしっかりと中まで乾燥させてくれます。
次に枕の変形の心配が少ない、というメリットもあげられるでしょう。こちらもお家での洗濯の場合、素材によっては形が崩れてしまうという可能性があります。プロに頼めば、その心配はありません。
お店によっては除菌まで行ってくれるサービスがありますので、衛生面を重視の方には嬉しいメリットですね。
クリーニング方法は、店舗 or 宅配
枕のクリーニングを依頼するには店舗に持ち込む場合と宅配で依頼する2つの方法があります。
宅配は配送料などの手数料がかかりますが大人数の家族の場合は、人数分の枕を店舗に持ち運ぶのも一仕事ですから、家まで集荷に来てくれることを考えるとメリットの方が大きいかもしれませんね。
素材
クリーニング店によって対応している素材は変わりますが、一般的には次のような分類がされています。
水洗いできる素材 :ポリエステル、羽根(羽毛)
水洗いできない素材:低反発ウレタン、高反発ウレタン、そば殻、ビーズ
ウレタン素材は水に弱いので基本的には水洗いできず、クリーニング店としても受け付けていない場合がほとんどです。そば殻も水洗いすると劣化してしまいますので、基本的にはクリーニングで受け付けされていないようです。
クリーニング店によっては受け付けている場合が、素材としては水洗いに不向きな分類ですので、自己責任で依頼しましょう。
料金相場・日数
枕クリーニングの料金相場は1,000~2,000円です。クリーニングには、おおよそ2週間、長くて1ヶ月ほどかかる場合が多いようです。
枕クリーニングに対応しているクリーニング屋さんは?
枕クリーニングはすべてのクリーニング屋さんが対応しているわけではありません。チェーン展開しているクリーニング屋さんで枕クリーニングを行っているところはどこでしょうか?
枕クリーニング対応:ホワイト急便、白洋舎など
店舗ではホワイト急便、白洋舎が、宅配ではリネット、リナビスが枕クリーニングに対応しています。
【店舗】ホワイト急便 https://www.white-ex.co.jp/
日本全国に7,000店舗を展開するホワイト急便は地域や店舗によって料金設定が異なるようですが、540円~枕クリーニングを依頼できます。
【店舗】白洋舎 http://www.hakuyosha.co.jp/
1907年に日本初のドライクリーニング工場を開設した、クリーニング店の老舗、白洋舎では1,200円~枕クリーニングを依頼できます。
【宅配】リネット https://www.lenet.jp/
40万人以上の会員数を誇る宅配クリーニングサービスのリネットは2,000円で枕クリーニングも受け付けています。
【宅配】リナビス https://rinavis.com/
「宅配クリーニング」 10 社を対象にした比較イメージ調査のお客様満足度3部門でNo,1に輝いたリナビスは1,500円で枕クリーニングを依頼できます。
枕クリーニング非対応:うさちゃんクリーニング、ポニーなど
大手クリーニング店のうさちゃんクリーニング、ポニー、宅配クリーニングのカジタクは枕のクリーニングは非対応でした。
枕クリーニング対応・非対応店まとめ
クリーニング店 | 公式URL | 枕クリーニング | 枕クリーニング料金 | 形式 |
---|---|---|---|---|
ホワイト急便 | https://www.white-ex.co.jp/ | 〇 | 540円 | 店舗 |
白洋舎 | http://www.hakuyosha.co.jp/ | 〇 | 1,200円 | 店舗 |
うさちゃんクリーニング | https://www.usachan.co.jp/ | × | – | 店舗 |
ポニー | https://www.pony-cl.co.jp/ | × | – | 店舗 |
リネット | https://www.lenet.jp/ | 〇 | 2,000円 | 宅配 |
リナビス | https://rinavis.com/ | 〇 | 1,500円 | 宅配 |
カジタク | https://www.kajitaku.com/dry-cleaning/ | × | – | 宅配 |
家でも洗うことができる?
枕クリーニングに出せば1,000円程で形が崩れてしまう心配もなく、しっかりと中まで乾燥させてくれます。しかし、近所に枕対応しているクリーニング屋さんがないという場合は、自宅でももちろん枕を洗うことができます。
素材に注意!基本的な洗い方
先ほどクリーニングで扱ってもらえる素材でも紹介したのと同じように、水洗いできる素材とできない素材があるので注意しましょう。羽根素材は丸洗い可能の洗濯表示になっているものも多いのですが、劣化を早めてしまう可能性もあるため、カッコつきの表示にしました。
水洗いできる素材 :ポリエステル、パイプ、(羽根)
水洗いできない素材:低反発ウレタン、高反発ウレタン、そば殻、ビーズ
ポリエステル綿は形が崩れるのを防ぐために手洗いしましょう。おしゃれ着洗いなどをたらい、洗面器などに薄め、手洗いします。乾燥は洗濯機で乾燥させる前に簡単に形を整え、3分ほどの短時間で脱水をかけます。そのあとは日の当たる場所で影ができないように干しましょう。100円ショップなどで枕専用のハンガーも売られていますよ。
パイプ等は洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことができます。不安な方は手洗いでももちろん大丈夫です。こちらもおしゃれ着洗いなどの洗濯洗剤を薄めに入れて、弱めの水流で洗います。脱水の際に、偏りをなくすために一度止め、向きを変えるなどしながら乾かしていきます。脱水が終わったら外に干しますが、素材によっては日光に当てすぎると劣化してしまう場合がありますので注意してください。
洗えない場合のお手入れ
洗えない素材の場合は、週に一回ほど陰干しをして湿気を逃がしましょう。特にそば殻は湿気をためたままにするとダニの温床にもなりますので、できるだけ天日干しで乾燥させましょう。素材によっては布団乾燥機等で乾燥させることもできますので、表示をよく読んでから試してみてくださいね。
まとめ
枕カバーを使っていてもいつの間にか汚れてしまう枕は半年に1度ほど、クリーニングに出すのが理想です。店舗型、宅配型どちらのクリーニング店の場合でも取り扱い店はありますので、お住いの地域に対応しているクリーニング屋さんを探してみましょう。
クリーニングに出す以外にもお家での洗濯もできます。素材に気を付けて、中まで完全に乾燥させることに注意して洗ってみましょう。洗えない素材は陰干しして風通しをするだけでも湿気が逃げますので、週に1度ほど風に当てましょう。