掛布団のおすすめ11選。季節や好みに合わせて最適なものを選ぼう
掛布団を適当に選んでしまうと、寝ている間に寒くなったり、重さが体に合わないと感じることがあります。サイズや素材などをしっかりと確認すれば、自分に合った商品を選びやすくなるでしょう。購入時のポイントや、季節ごとのおすすめ商品を紹介します。
快適な睡眠を支える掛布団
掛布団は、快眠に欠かせない重要な寝具です。掛布団の役割と理想的な使い方について、理解を深めておきましょう。
掛布団の役割
掛布団には、睡眠中に体の熱が奪われないようにする保温の役割があります。寝返りなどによりできるすき間から、冷気が入り込みにくいものを選ぶのがポイントです。
寝汗を吸収し、発散させることも、掛布団に求められる役割の一つです。湿度が上がると寝苦しくなりやすい上、体温を下げてしまう恐れもあります。
寒い時期に掛布団を必要以上に重ねると、重くなりすぎて寝返りしにくくなり、寝苦しくなることもあるでしょう。
しかし、優れた保温性と吸放湿性を備えた掛布団を使えば、掛布団と毛布をそれぞれ1枚ずつ掛けるだけで、冬でも快適に寝やすくなります。
カバーと一緒に使おう
掛布団の中には、丸洗いできるタイプのものがあります。しかし、洗える布団で寝る場合も、カバーと一緒に使うようにしましょう。
カバーを使えば、寝ている間に体から出る汗や皮脂などの汚れから、布団を守れます。洗える布団であっても、毎回布団を洗うより、カバーをこまめに洗ったほうが楽です。布団をより長持ちさせることにもつながります。
また、掛布団にカバーを付けることで、保温力がアップします。掛布団のみの場合、より多くのすき間ができるため、冷たい空気が入り込みやすくなるのです。
ペットと一緒に住んでいる人にとっても、掛布団のカバーは重宝するでしょう。不意に汚されたり、抜け毛が付いたりしたときに、カバーがあればダメージを抑えられます。
多くの掛布団に使われる素材
掛布団は、使用される素材により、寝心地やお手入れの仕方が大きく異なります。代表的な素材と、それぞれの特徴を紹介します。
寝心地抜群の「天然素材」
寝心地を重視するなら、天然素材を使用した掛布団を選びましょう。動物性の羽毛や羊毛、植物性の綿などが代表的な天然素材です。
羽毛は、保温性・吸湿性・放湿性に優れています。ダウンとフェザーで構成されており、ダウンの含有率が高いほど、軽さや暖かさもアップします。
羊毛も、保温性や吸放湿性に優れた素材です。陰干しやクリーニングなどが必須となるため、お手入れ方法をしっかりと確認する必要があります。
弾力性に優れた綿は、保温性・吸湿性は高いものの、放湿性がやや低い傾向にある素材です。こまめに天日干しするなどのお手入れが欠かせません。
機能性に優れた「ポリエステルわた」
掛布団の素材には、化学繊維を使用したものも数多く販売されています。中でも、ポリエステルわたは、代表的な化学繊維素材です。
ポリエステルわたの特徴として、ほこりがたちにくいことや乾くのが早いことなどが挙げられます。丸洗いできる点も大きなメリットといえるでしょう。
さまざまな特殊加工を施せる点も、ポリエステルわたの特徴です。羽毛の保温性に近づけたり、抗菌性を高めたりするなど、加工により掛布団ごとの特色を出せます。
吸湿性が低く、寝汗や湿気をためこみやすいため、定期的なお手入れが必要です。へたりやすいことから長持ちしにくい点も、ポリエステルわたのデメリットといえるでしょう。
サイズ選びもポイント
敷布団に定番サイズが定められているのと同じく、掛布団にもシングルやダブルなどのサイズがあります。サイズ選びのポイントを覚えておきましょう。
掛布団にもサイズがある
敷布団の定番サイズは、シングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングの5種類です。1人用として使われるシングルのサイズは、幅約100cm×長さ約200cmが一般的です。
1人でゆったり寝られるセミダブル、さらに広めのダブル、一般的な2人用のクイーン、2人でも余裕があるキングの順に、幅のみ約20cmずつ広くなっていきます。
一方、掛布団の定番サイズは、それぞれのサイズに幅約50cmと長さ約10cmを足したサイズです。シングルなら、掛布団のサイズは、幅約150cm×長さ約210cmということになります。
ベッドのサイズに合わせなくてもOK
上述したように、掛布団の定番サイズは、敷布団のサイズより大きめに設定されています。寝返りを打つなどしたときに、すき間をできにくくすることがその理由です。
掛布団のサイズをベッドのサイズに合わせてしまうと、寝返りの多い人や体格のよい人は、サイズが足りないと感じるでしょう。
快適な寝心地を得るためにも、掛布団はベッドのサイズよりひと回り以上大きめのものを選ぶ必要があります。
また、ダブルやクイーンを2人で使う場合、1枚の掛布団を一緒に使うと、片方の人に掛布団がしっかりと掛かっていない状態になる可能性があります。
2人で広めのベッド1台に寝る場合は、シングル用の掛布団を1人ずつ用意するのがよいでしょう。
体質や使い方を考えて上手に選ぼう
アレルギー体質の人や温度調節したい人、中綿の偏りが気になる人は、商品ごとの機能面でカバーしましょう。それぞれにおすすめのタイプを紹介します。
アレルギーが気になる人には「洗えるタイプ」
掛布団にたまりやすい湿気や汚れは、アレルギーを引き起こしやすいとされるカビやダニの発生原因となります。
アレルギーが気になる人は、洗えるタイプの掛布団がおすすめです。湿気や汚れを減らし、清潔な状態を保ちやすくなるでしょう。
自宅やコインランドリーで洗えば、クリーニングに出す必要がないため、お手入れにかかるコストも抑えられます。
近年話題のクォロフィル綿は、洗濯機での丸洗いができることで人気を集めている素材です。動物性繊維と違い、ダニの温床になりにくいため、アレルギーが気になる人にも適しています。
温度によって調整したい人には「2枚合わせタイプ」
掛布団の種類には、通常の掛布団以外に、肌掛け布団と合掛け布団と呼ばれるものがあります。
どちらも通常の掛布団より暖かさが抑えられており、最も暖かさを感じにくいものが肌掛け布団です。
気温や湿度の変化が激しい日本では、それぞれを単体で使用することは難しいでしょう。しかし、肌掛け布団と合掛け布団を組み合わせた2枚合わせタイプなら、季節に合わせて付け外しできるため、それぞれのよさを発揮しやすくなります。
温度によって調節したい人には、オールシーズン対応可能な2枚あわせタイプがおすすめです。
中綿の偏りを避けたい人には「キルト加工タイプ」
キルト加工とは、中綿を挟んで表地と裏地を網目状に縫い合わせる加工方法です。キルティング加工とも呼ばれます。
キルト加工は、ボリューム感を出したり、保温効果を高めたりするために施されます。中綿が偏りにくいことも、キルト加工の特徴です。
寝返りのときなどに中綿が偏ると、掛布団が体にフィットしにくくなり、寝心地が悪くなるでしょう。中綿がなくなった部分は、保温性も下がってしまいます。
寝ている間に中綿が偏るのを避けたい人は、キルト加工タイプの掛布団を選ぶとよいでしょう。洗える布団なら、洗濯機で中綿が偏りにくくなることも魅力です。
秋冬用 ふわふわで保温効果の高いおすすめ掛布団4選
寒い時期に使う掛布団は、ふわふわで保温性に優れた商品がおすすめです。人気の4アイテムを紹介します。
アレルギー対策済み タンスのゲン「女神の羽毛布団 」
花粉・ダニ・ハウスダストなど、アレルギーの原因とされるものを無害化する効果が期待できる羽毛布団です。羽毛や汗などのニオイにも、脱臭効果を発揮しやすくなっています。
品質のよさで人気を集めているポーランド産羽毛の中でも、さらに高品質とされているホワイトマザーグースの羽毛を95%使用しています。
マザーグースの羽毛は、ダウンボールが大きいことが特徴です。より多くの空気を含むため、優れた保温力を得られる魅力をもっています。
全ての商品が職人の手により丁寧に作られており、安心して長く使える掛布団です。アレルギー対策済みの掛布団を探している人におすすめできます。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ホワイトマザーグースダウン・フェザー |
洗濯 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・アレルギーを気にせず寝たい ・羽毛や汗のにおいを抑えた布団を使いたい |
ホワイトダウン85%使用 安眠工場「羽毛布団」
軽量かつ保温性に優れたホワイトダウンを、85%使用した羽毛布団です。一般的な羽毛布団より羽毛量を多めに詰め、より保温性を高めています。
厳しい検査に合格したことを証明する、ニューゴールド認定商品です。羽毛のふくらみ度を示す『ダウンパワー』が320dp以上あり、ボリュームや保温性の高さが証明されています。
使用している羽毛は、国内洗浄・抗菌・パワーアップ加工を施された清潔羽毛です。傷んだ羽毛もしっかりと除去することで、ピュアな羽毛布団に仕上げられています。
非圧縮梱包で届くため、配送中の過度な圧縮により品質を損なう心配がありません。商品が入れられたケースは、そのまま保管用としても使用できます。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ホワイトダウン・フェザー |
洗濯 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・安心できる確かな品質の布団で寝たい ・日本製の布団を使いたい |
ブレンド素材であたたかい モフア 「掛け布団 extradown」
マイクロファイバー繊維をポリエステル繊維にブレンドした『エクストラダウン』を素材に使っている掛布団です。
羽毛と同等の保温力とボリューム感をもちながら、羽毛からでやすいニオイがありません。何度洗っても効果が持続しやすい、抗菌・防臭機能も備わっています。
高密度に織られているためダニを通しにくく、清潔さを保ちたい人に向いています。お手入れは自宅での手洗いが可能です。
立体キルト加工が施されており、冷気が通りにくく暖かさが長持ちするでしょう。側生地には、肌ざわりがなめらかピーチスキン加工も施されています。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | エクストラダウン |
洗濯 | 手洗い可 |
こんな人におすすめ | ・羽毛のにおいを気にせず寝たい ・アレルギー対策済みの布団を使いたい |
遠赤外線で包み込む エムール「クラッセウォーム」
赤外線効果で体を温める新しいタイプの素材『ウォーマル』を、中綿の50%に使用した掛布団です。電気を使用せず、エコで暖かく眠れます。
ウォーマルは、体から放出される遠赤外線を素早く吸収し、再放出する素材です。暖かくなっても蒸れにくいため、サラッとさわやかに眠れるでしょう。
側生地には、綿100%の200本ブロードを使用しています。吸湿発散性に優れ、肌になじみやすい天然素材です。
掛けカバーとのズレを防ぐため、ループが6カ所に取り付けられています。日本の技術を生かし、職人が丁寧に作っている布団です。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ポリエステル |
洗濯 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・心地よい暖かさを感じて寝たい ・寝汗の吸収や発散に優れた布団を使いたい |
春夏用 軽ふわで快適なおすすめ掛布団3選
春や夏に使う掛布団は、軽量かつふわふわした感触を得られ、洗えるものがおすすめです。春夏用として適した掛布団を紹介します。
抗菌・防臭 東京西川「SEVENDAYS 肌掛け布団」
安心して眠れる抗菌・防臭加工が施された掛布団です。ピーチスキン加工も施されているため、なめらかな肌触りを体感できるでしょう。
中綿には、軽量で高い保温力を備えた、羽毛のようなやわらかさの東レ・FTわたを使用しています。羽毛のニオイが苦手な人や、羽毛アレルギーのある人におすすめです。
体のラインに合いやすい、ボディフィットキルトを採用しています。ズレずにフィットしやすいため、より高い保温力を保てるでしょう。
自宅で手軽に手洗いできるウォッシャブルタイプです。10回以上洗濯しても、ヨレて固まりにくく、風合いが持続します。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ポリエステル |
洗濯 | 手洗い可 |
こんな人におすすめ | ・羽毛のニオイやアレルギーを気にせず寝たい ・洗濯できる布団を使いたい |
蒸れにくくて快適 エアウィーヴ 「ハイパーダウン コンフォート」
特殊素材の人工羽毛を中綿に使用した掛布団です。軽量で保温性が高く蒸れにくいため、快適な睡眠環境を実現してくれるでしょう。
復元性が高いため、体の動きにスムーズに反応します。自然な寝返りを妨げず、熟睡をサポートしやすい設計です。
防菌防臭機能が備わっており、いつでも清潔な状態を保てます。お手入れは、ドライクリーニングまたは自宅での手洗いが可能です。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | 人工羽毛 |
洗濯 | 手洗い可 |
こんな人におすすめ | ・蒸れにくい布団を選びたい ・防菌・防臭機能が欲しい |
30マスキルトで偏り知らず 西川リビング「羽毛肌布団」
羽毛が偏りにくい30マスキルトを採用した羽毛掛布団です。冬用羽毛布団より10個のマスを増やし、上質のダウンを偏らせずに保てるでしょう。
側生地には、綿15%・ポリエステル85%の生地を採用しています。軽量で吸湿性が高く、抗菌加工が施されているため清潔に使えることも魅力です。
中材には、西川のホワイトダックダウン70%を使用しています。ダウンボールが大きく、ニオイが少ない特徴を持つ羽毛です。
自宅の洗濯機で丸洗いできます。キルト加工により、洗濯しても羽毛が偏りにくく、乾きも早い掛布団です。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ホワイトダックダウン・フェザー |
洗濯 | 洗濯機可 |
こんな人におすすめ | ・汗ばむ時期にも快適な布団が欲しい ・洗濯機で丸洗いしたい |
便利なオールシーズン対応 おすすめ掛布団4選
オールシーズン対応の掛布団なら、季節に合わせた使い方で便利に活用できます。おすすめ商品を以下でチェックしておきましょう。
洗濯OK ニトリ「温度調整掛ふとん」
ネットを使用すれば、洗濯機で丸洗いできる掛布団です。軽量なため、洗濯後も楽に干せます。
快適とされる温度帯(28~32℃)に保とうとする、温度調整わたを採用していることが特徴です。暑い時期は涼しく、寒い時期は暖かい環境を実現するでしょう。
温度調整わたは吸放湿性が高く、布団内部の湿度を抑制し、より快適にする特性をもっています。
体にフィットしやすい形状で設計されているため、快適に保たれた空気を逃がしにくいことも魅力です。特に、春や秋など、気温の変化が激しい時期に適しています。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ポリエステル・リヨセル |
洗濯 | 洗濯機可 |
こんな人におすすめ | ・抗菌、防臭、防ダニ加工が施された布団が欲しい ・洗濯機で丸洗いしたい |
ほこりが出にくい アイリスプラザ「掛け布団」
側生地からほこりが出にくい、良質なポリエステル素材を採用した掛布団です。耐摩耗性や耐久性が高く、わた切れしにくい特徴をもっています。
動物系繊維の独特なニオイや菌の繁殖が抑えられるため、衛生面に優れています。繊維のすき間に暖かい空気をため込みやすく、保温性が高いことも魅力です。
側生地にはピーチスキン加工が施されています。なめらかな肌触りを感じながら眠れるでしょう。
自宅で手洗いできるため、天日干しでは落とせない汚れも取り除けます。ISO3001認定工場で生産された、安心できる品質の掛布団です。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ポリエステル |
洗濯 | 手洗い可 |
こんな人におすすめ | ・肌触りがなめらかな生地の布団が欲しい ・丸洗いできる布団を選びたい |
ホワイトダウン93% 使用 日本寝具通信販売「洗える羽毛肌布団」
良質なハンガリー産ホワイトダウン93%を使用した羽毛掛布団です。耐久性と弾力性に富み、かさ高く風合いも優れています。
適度な保温力と優れた吸放湿性を備え、寝汗などの湿気を吸収して外に発散するため、快適な寝心地を得られるでしょう。ダウンが空気をたっぷり含み、体への負担を軽減する軽量さも魅力です。
春夏や初秋は1枚で、晩秋と冬は毛布代わりに使える、オールシーズンタイプです。特に、夏場はクーラーなどの寝冷え防止に役立つでしょう。
家庭用洗濯機で、ネットに入れて弱水流モードで水洗いできます。日当たりや風通しのよい場所に干せば、いつでも清潔に使えます。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ホワイトダックダウン・フェザー |
洗濯 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・高品質の羽毛布団で寝たい ・ハウスダスト、ダニ、花粉の対策が施された布団が欲しい |
抗アレルギー機能付き フランスベッド 「羽毛布団 2枚合わせ」
抗アレルギー機能が備わった掛布団です。花粉やダニの死骸・糞、ハウスダストなどを、アレルギー症状を起こしにくい物質に変化させる効果が期待できます。
フランスベッドのこだわりである、国内一貫生産体制で作られています。業界では異例ともいえる、充填羽毛10年保証は、責任ある管理体系が可能にしているといえるでしょう。
使用しているハンガリー産羽毛は、日本の天然湧き水で洗浄しています。ヨーロッパや中国などの硬水と異なり、日本の軟水は羽毛の洗浄に適しているとされる水です。
ダウンを90%以上含んでいるため、かさ高が高く軽量で、保温性に優れています。肌掛け布団と合掛け布団の2枚合わせタイプです。
サイズ | 幅150×長さ210cm(シングル) |
素材 | ホワイトダックダウン・フェザー |
洗濯 | 不可 |
こんな人におすすめ | ・花粉症の人や子どもに使いたい ・安心できる日本製品が欲しい |
まとめ
掛布団は、快適な睡眠をサポートする重要なアイテムです。カバーと一緒に使うことで、より長持ちします。
多くの掛布団では、羽毛などの天然素材やポリエステルわたが採用されています。サイズや機能も確認し、使う季節に適した商品を選びましょう。