意外と知らない?脚付きマットレスの正しい使い方をご紹介
脚付きマットレスの正しい使い方を知っていますか?普通のマットレスと違い、さまざまな使い方ができるのが脚付きマットレスの魅力です。今回は脚付きマットレスの正しい使い方や、メリット・デメリットなどをご紹介します。
脚付きマットレスはどんなもの?
脚付きマットレスはその名の通り、マットレスに脚が取り付けられている寝具のことです。組み立ても、脚を付けるだけなので10分あれば組み立てることができます。脚付きマットレスはベッド本体がマットレスになっているため、そのままベッドとして使うことができ、ベッドフレームが不要です。
脚付きマットレスのメリット
組み立てがかんたんでベッドフレームも不要の脚付きマットレス。通常のマットレスと比べてどのようなメリットがあるのでしょうか。脚付きマットレスならではのメリットをご紹介します。
コンパクトで場所をとらない
ベッドフレームがなく、マットレスに脚が取り付けられている形なので、通常のベッドと比べるとコンパクトで場所をとりません。1人暮らしの方や、部屋のスペースをベッドにとられたくない方などにオススメです。
寝具以外の使い方ができる
脚付きマットレスはベッドとしてだけでなく、ソファーとして使うこともできます。ソファーを置くスペースがない場合にオススメの使い方です。とくに分割タイプの脚付きマットレスの場合は2つに分けることができるので、移動もかんたんですし、来客にも対応できますよ。
ただし、ソファーとして使用する場合はシーツやベッドパッドなどを外す必要があります。その場合、マルチカバーなどを敷くとおしゃれにアレンジができます。
収納スペースを確保できる
脚付きマットレスは床との間に空間ができるため、ベッド下を収納スペースとして使うことができます。メーカーによっては、別売りで脚だけを販売しているところもあるので、収納ケースの高さが合わないという場合でも安心です。ベッドの下に収納スペースを確保できるので、部屋が広く使えるのも良いところです。
脚付きマットレスのデメリット
サイズはコンパクトでも便利な使い方ができる脚付きマットレスですが、当然デメリットもあります。脚付きマットレスの購入を考えている方に、とくに知っておきたいデメリットをご紹介します。
お手入れがしにくい
マットレスにとって湿気は大敵なので、除湿のお手入れがとても重要です。ですが、脚付きマットレスはそのお手入れがやりにくいことがデメリットです。脚付きマットレスは通常のマットレスと比べて、マットレスを裏返したり、壁に立てかけて干すことが難しいのです。
1人だと重たい場合がありますので、無理をせず、2人でやるようにしてください。また、部屋の換気をして湿気を取り除くことも大切です。
脚付きマットレスの基本的な使い方
脚付きマットレスの便利な使い方はメリットのなかでご紹介しましたが、ベッドとしての基本的な使い方は知っていますか?意外と知らない脚付きマットレスの正しい使い方をご紹介します。脚付きマットレスを長持ちさせることにもつながります。
シーツ、ベッドパッドを使う
脚付きマットレスを清潔に保つために、シーツやベッドパッドを必ず使いましょう。敷く順番は、マットレス→ベッドパッド→シーツの順です。ベッドパッドやシーツを使うことで、カビやダニの原因となる寝汗や皮脂などの汚れが直接マットレスに付着することを防げます。
ちなみに、脚付きマットレスをソファとしても使う場合はマットレスのサイドも汚れやすくなるので、シーツはボックスタイプがオススメです。また、シーツやベッドパッドはこまめに洗濯するようにしてください。ベッドパッドは1ヶ月に1度、シーツは1〜2週間に1度のペースが目安です。
季節に合わせて敷きパッドを使う
敷きパッドもベッドパッドと同様にマットレスを保護してくれるアイテムですが、快適な睡眠環境を整える目的もあります。暑い夏や寒い冬は敷きパッドで寝ているときの温度調整をしましょう。敷きパッドはシーツの上に敷いて使います。季節に合わせて、冷感素材のものと暖かい素材のものを使い分けることで、快適な睡眠環境を得られます。敷きパッドを使う場合、ベッドパッドは外した方が寝心地が良いともいわれていますが、お好みで調整してくださいね。
マットレスプロテクターを使う
マットレスプロテクターは、ベッドパッドや敷きパッドよりもマットレスを保護する力が強いアイテムです。防水性に優れ、寝汗や皮脂などのの汚れをほとんど通しません。大敵である湿気から脚付きマットレスを守ってくれます。また、ダニの侵入も防ぐため、アレルギー対策にもなります。マットレスプロテクターはマットレスとベッドパッドの間に敷いて使います。
脚付きマットレスを使うときの注意点
続いて、脚付きマットレスを使うときの注意点をご紹介します。お手入れがしにくい脚付きマットレスは、間違った使い方をしているとカビが生えやすくなったり、寿命が短くなってしまったりします。注意点をしっかり理解したうえで、脚付きマットレスを使うようにしてくださいね。
敷き布団は使わない
より快適に使うためにと、脚付きマットレスに敷き布団を敷いて使うことは間違った使い方です。当然ですが、脚付きマットレスは、マットレスとしての機能を持っているのでそのままで正しい寝姿勢で寝られるように作られています。
敷き布団を敷いてしまうと、マットレス本来の寝心地が損なわれるうえに、敷き布団とマットレスの間に湿気が溜まりやすくなりカビが発生しやすくなってしまいます。快適な寝心地と清潔を保つために、脚付きマットレスに敷き布団はNGです。
必ず脚を付けて使う
脚付きマットレスに脚を付けず、マットレスを床に直置きして使うことはやめましょう。脚付きマットレスは通気性の良さがメリットとしてありますが、床に直置きしてしまうと通気性が悪くなり、床との温度差からカビが生えやすくなってしまいます。
とくに冬場の寒い時期は、床とマットレスの温度差が激しくなるので短い期間でカビが生えることもあります。脚付きマットレスは必ず脚を付けて使ってくださいね。
同じ向きでマットレスを使わない
脚付きマットレスをローテーションせず、ずっと同じ向きで使うことは避けましょう。頭の位置と脚の位置をローテーションして使うことで脚付きマットレスを長持ちさせることができます。
ずっと同じ向きでマットレスを使っていると、同じ場所に負荷がかかり続け、とくに体重がかかりやすい腰やお尻の部分が凹んでしまうので寝心地が悪くなってしまいます。ローテーションは2〜3ヶ月に1度を目安に行えばOKです。
身近なメーカーの脚付きマットレス
脚付きマットレスは無印良品、ニトリといった身近なメーカーでも販売されています。それぞれの脚付きマットレスの特徴をご紹介します。脚付きマットレスの購入を考えている方は参考にしてくださいね。
品質重視なら無印良品
無印良品の脚付きマットレスは高級マットレスに引けをとらない寝心地との評判があります。ボンネルコイルとポケットコイルの2種類が用意されていて、お好みの寝心地に合わせて選ぶことができます。価格はシングルサイズで2〜3万円程度になっています。価格よりも品質を重視したい!という方には無印良品の脚付きマットレスがオススメです。
無印良品の脚付きマットレスはここが魅力
無印良品の脚付きマットレスはコイル以外に、脚の高さや色も選ぶことができ、自分好みの脚付きマットレスにすることができます。脚の高さは4サイズ(10、12、20、26cm)、カラーは3色(木製ナチュラル、木製ブラウン、スチール製ブラック)が用意されています。
マットレス本体のサイズも豊富で、シングルサイズより小さめのスモールサイズというサイズがあります。子供部屋に並べて使えたりと、使い勝手の良いサイズとして好評です。また、マットレス本体に洗えるカバーが付属しているので定期的に洗濯すれば清潔な状態を保つことができます。さらに、無印良品の脚付きマットレスはパーツ毎に分割できるため、消耗した部分のみ交換することができ経済的です。
価格重視ならニトリ
ニトリの脚付きマットレスはなんといっても価格が魅力です。シングルサイズは1万円〜1万5千円ほどで購入することができます。ベッドカバーや収納ケースを合わせて購入したとしてもお手頃な価格に収まるのではないでしょうか。
ニトリの脚付きマットレスもボンネルコイルとポケットコイルの2種類です。脚の長さは17cm、18cm、20cmのものがあり、ベッド下に収納ケースが置ける高さになっています。別売りで26cmの脚に対応しているものもあります。
ニトリの脚付きマットレスはここが魅力
ニトリの脚付きマットレスには、ソファーとして使うときの座り心地まで考えて設計されているものがあります。ボンネルコイルの脚付きマットレスの外周1列をポケットコイルにすることで、長時間座っていても太ももにコイルが当たらず、快適に過ごせるようになっています。
また、組み立て式のベッドフレームを使用しているものもあり、かんたんに部屋にマットレスを運び入れることができます。間口が狭くて入らないかも、といった心配がいりません。サイズも豊富で、ネット限定ではありますが、スモールシングルというシングルより小さいサイズが用意されているものもありますよ。
まとめ
脚付きマットレスの使い方についてご紹介しました。寝具だけでなく、ソファーとしても使え、収納スペースも確保できる脚付きマットレス。サイズを組み合わせて大きなサイズにしたり、反対に分割したりと臨機応変に対応ができるところも魅力的ですね。脚付きマットレスは正しい使い方とお手入れ次第で十分長持ちさせることができますよ。購入を迷っている方はぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。