安いダブルマットレスのおすすめ6選。予算別に値段以上の商品を紹介
ダブルマットレスが欲しいものの予算が限られているときは、どのような視点で選べばよいのでしょうか?寝心地はもちろん、子どもと一緒に寝るなら衛生面も気になるところです。安いダブルマットレスの中から、コスパが高い商品を厳選して紹介します。
マットレスを選ぶポイントは?
マットレスの上では、毎日長い時間を過ごします。安いものを買って後悔しないためには、可能な限り好みに近い寝心地が得られ、使い勝手の良いものを選ぶ必要があるでしょう。ダブルマットレス選びのポイントを解説します。
硬さで選ぶ
『硬さ』はマットレス選びで優先させたいポイントの一つです。硬すぎても柔らかすぎても、寝姿勢が崩れて寝心地が悪くなったり、腰や背骨に負担がかかる可能性があります。慎重に選ぶ必要があるでしょう。
最適な硬さは、使う人の体格や好みによって異なります。できるだけ店舗などに赴き、希望する商品の試し寝をして自分に合う硬さのマットレスを選ぶようにしましょう。
仰向きに寝たときに、マットレスと背中に『すき間』ができてしまう場合は硬すぎます。逆に腰が沈み込んで寝返りがうちにくくなるようだと柔らかすぎです。5分ほど同じ姿勢で寝てみて、正しい寝姿勢を保てるかどうかを確かめましょう。
衛生面で選ぶ
人は寝ている間に200mlほどの汗をかくといわれています。汗をしっかり吸収しつつ清潔感を保つことも、マットレスの大切なポイントといえます。
中に『スプリング』が入っているタイプのマットレスは、重くて簡単に移動できません。干したり洗ったりすることも困難です。ただ、スプリング部分に空気が通るので、湿気がこもりにくくなっています。
側生地や詰め物に『通気性がよくダニや雑菌の繁殖を防げる素材』が使われていれば、それほどこまめに干さなくても清潔さを保てるでしょう。
一方、スプリングが入っていないマットレスは、通気性があまりよくありません。しかし、スプリングマットレスに比べて薄く、移動させやすいため、干す場所が確保できればお手入れはしやすいといえます。
マットレスを干せるかどうか、寝室の状況などを考慮して選ぶのがおすすめです。万が一、干せない場合は『除湿シート』を敷くなどの湿気対策をしましょう。マットレスの上に『ベッドカバー』や『敷きパッド』をかけるのも有効です。
素材やスプリングで選ぶ
マットレスの中の素材は、寝心地やメンテナンスのしやすさに大きく影響します。硬さと同時に、素材の特徴も意識する必要があるでしょう。
マットレスは、スプリングの有無で『コイル系』と『ノンコイル系』の大きく2種類に分けられます。同じスプリングタイプでも製造方法によって『ボンネルコイル』『ポケットコイル』『高密度スプリング』の3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
スプリング以外では、『ウレタン素材』が人気です。こちらも反発弾性(言っての高さから垂直におもりを落としたときに跳ね返る大きさ)の基準によって『低反発』と『高反発』に分けられ、寝心地がまったく違います。それぞれの違いをよく比較して、自分の好みに合うものを探しましょう。
ダブルマットレスは折りたたみ式も検討
ダブルマットレスは、場所を取る寝具です。一般的なサイズは『幅140cm×長さ195cm』とされています。ベッドの上に敷きっぱなしにする場合はともかく、敷布団のように使うなら、折りたたみできるタイプを検討するのもアリです。
折りたたみ式なら、起きている間はソファ代わりに使えるなど部屋のスペースを生かせるほか、収納や干すための移動も楽にできるでしょう。
なかには、カバーを取り外して『中材を入れ換えられるもの』もあります。へたりやすい中央部の中材を足元や頭の部分のものと定期的に交換することで、マットレスの寿命を延ばすことが可能です。
コイル式・ノンコイル式の違い
スプリングが入っているマットレスをコイル式、入っていないものをノンコイル式と呼びます。それぞれの違いを見ていきましょう。
コイル式マットレス
コイル式マットレスは通気性がよく、耐久性が高い点が魅力です。スプリングの反発力で体を支えるため適度な硬さがあり、寝返りもうちやすいでしょう。
コイル式マットレスは、コイルの構造によって下記の3種類に分けられます。
- ボンネルコイル
- ポケットコイル
- 高密度スプリング
ボンネルコイルはコイルが連結しており、体を『面』で支えるのが特徴です。体全体に緩やかにフィットして、理想的な寝姿勢を保ちやすいとされています。価格が安い商品が多く、入手しやすいのもメリットです。
ポケットコイルは、袋に入れたコイルを一つずつ敷き詰めて作ります。体重がかかる部分のコイルだけが沈み込むため、包み込まれるような、柔らかな寝心地が得られるでしょう。寝返りの振動が伝わりにくく、2人以上で寝るときにも向いています。
高密度スプリングは、ボンネルコイルの量が多いタイプです。面で支えつつも高密度のスプリングにより、体の沈み込み抑えています。ポケットコイルはもちろん、ボンネルコイルよりもやや硬めの寝心地が特徴です。耐久性が高いため、体重が重めの人も安心して使えるでしょう。
ノンコイル式マットレス
ノンコイル式マットレスは、その名の通りスプリングが素材に使われていないマットレスです。薄くて軽いものが多く、移動や収納がしやすい点がメリットでしょう。
素材によって、低反発タイプと高反発タイプがあります。もっちりとした肌当たりの低反発マットレスや、軽量ながら体圧分散性に優れたファイバー素材など、好みに合わせて選びましょう。
低反発タイプは、ソフトな寝心地が好きな人に向いています。腰や頭などの重い部分が沈み込み、体全体が包まれているような柔らかさを感じます。
ただし体重が重い人は沈み過ぎて腰に負担がかかる可能性があり、注意が必要です。硬めの寝心地が好きな人や、肩や腰への体圧が気になる人は高反発タイプがよいでしょう。
1万円以下の安いおすすめダブルマットレス
1万円以下で買えるダブルマットレスの中から、寝心地や使い勝手にこだわったおすすめの商品を紹介します。
長時間の使用も安心「タンスのゲン 高反発マットレス 高密度30D」
密度の高いウレタンフォームを使用した、高反発タイプのマットレスです。簡単には折り曲げられないほどの硬さで、長時間使用してもへたりが少なく安心感があります。
カバーは取り外して洗濯可能です。大きく開くL字ファスナーで付け外しが簡単なので、いつも清潔に使えるでしょう。カバーの色はアイボリー・ブラック・ブラウンの3色から選べます。
肌が敏感な人や乳幼児にも配慮した、『低ホルムアルデヒド』仕様です。『シックスハウス症候群』と呼ばれる健康障害を引き起こす可能性のある素材を使用していないものを指します。
場所を取らない「ニトリ 通気性の良い4つ折りマットレス」
折りたたみ式の安いマットレスを探している人には、『ニトリ』の『通気性の良い4つ折りマットレス』をおすすめします。敷布団の下に敷くとちょうどよい、約5cmの厚さです。
布団を上げた後にセンターの折目に沿ってたたむと1/4の大きさになり、楽に収納できます。高反発ウレタンフォームを使った硬めの寝心地で、体をしっかりと支えてくれるでしょう。
持ち運びに便利「アイリスプラザ 高反発マットレス」
今使っている敷布団やマットレスの上に敷いて、寝心地を改善できる商品です。高反発ウレタンフォームの力により、体全体を支えて寝返りをうちやすくしてくれます。
カバーは抗菌・防臭・防ダニ加工が施されており、外して洗濯も可能です。布団やマットレスからずれにくいように、カバー裏には滑り止めも付いています。カバーの色はアイボリーとブラックから選びましょう。
コンパクトに丸めて収納でき、専用の収納袋に入れれば持ち運びも簡単です。キャンプや車中泊、合宿、実家への帰省などの際にも重宝するでしょう。
5万円以下で買える高コスパのダブルマットレス
予算が5万円あれば、耐久性の高いコイル式マットレスを選択肢に入れることも可能です。5万円以下で買えて、長く使えるコストパフォーマンスの高いダブルマットレスを紹介します。
収納しやすい三つ折りタイプ「ショップジャパン トゥルースリーパー プレミアケア」
低反発マットレス『トゥルースリーパー プレミアケア』の三つ折りタイプです。折りたたんで押し入れなどに収納しやすく、立てかけておけば室内干しも簡単です。
下層により硬い素材を使用したウレタンフォーム2層式で、低反発タイプにありがちな床に当たる感じのする『底付き感』や型崩れの心配がありません。『上層5cm・下層2cm』の計7cmと厚みも十分にあり、床に直接敷いて敷布団代わりに使えます。
爽やかな寝心地「フランスベッド 高密度連続スプリング」
『高密度連続スプリング』は、国内で『フランスベッド』だけが製造・販売できる特殊なマットレスです。1本のワイヤーを編み上げて作る密度の高いスプリング『ゼルトスプリング(ZELT SPRING)』が、体の重みをしっかりと支えます。
ポケットコイルのようにスプリングが袋に包まれていないため、通気性も良好です。側生地には防ダニ・抗菌・防臭加工が施され、小さな空気穴が複数付いています。
[itemlink post_id=”9096″]
体をしっかりと支える「GOKUMIN プレミアムスプリングマットレス」
ポケットコイルの柔らかな寝心地に高反発ウレタンのクッション性をプラスした、ぜいたくなマットレスです。独立したスプリングと高品質のウレタンフォームが、体をしっかりと支えます。ポケットコイルは隣に振動が伝わりにくいため、子どもと一緒に寝る人にもおすすめです。
コイルを並列に配置することで空気を通りやすくしているほか、側面をすべて『エアメッシュ生地』にすることで湿気がこもりにくい設計になっています。抗菌・防臭加工済みで低ホルムアルデヒド仕様で、衛生面や健康面も意識した逸品です。
気になるマットレスのお手入れ方法も紹介
安いマットレスでも、正しいお手入れを続ければ長持ちさせることが可能です。マットレスの基本的なお手入れ方法を紹介します。
定期的に乾燥や掃除機掛けを
マットレスを清潔に保つためには、内部にこもった湿気を追い出すとともに表面に付いた汚れを取り除く必要があります。以下の手順で、定期的にメンテナンスを実施しましょう。
- 掛け布団類、敷布団、カバーやシーツ等を外す
- マットレスに掃除機をかける(裏側やベッドのフレームも忘れずに)
- 固く絞った布で全体を拭く
- 壁に立てかけるなどして風を当て、しっかり乾燥させる
掃除機はゆっくりと動かしながら、『縦方向・横方向の2回かける』と効率よくゴミを吸い取れます。
乾燥させるときは『天日干し』も有効ですが、ウレタンフォームなど『熱に弱い素材』もあるため注意が必要です。マットレスの取扱い説明書をよく読んで、推奨するお手入れ方法に従いましょう。
へたりにくくする使い方
マットレスは横になったときに体圧がかかる部分ほど、へたりやすくなります。定期的に『上下』や『裏表』をひっくり返して使うと、体重がかかる位置を変えて1カ所だけがへたるのを防げるでしょう。
マットレスの重さによって、多少回数には差が出ます。折りたたみ式やノンコイル式のマットレスは動かしやすいため、意識してひっくり返すとよいでしょう。重いコイル式マットレスは、お手入れのついでに入れ替えるだけでも十分です。理想としては3カ月に1回程度を目指しましょう。
まとめ
マットレスをはじめ、寝具の性能は睡眠の質を握る鍵の一つです。硬さや素材、衛生面など、注目するべきポイントもたくさんあります。
ベッドの上や敷布団代わりなど、マットレスをどのように使うのかによって、適した商品も変わってくるでしょう。安いからといって妥協せず、寝心地や使い勝手を重視して納得のできるダブルマットレスを選びましょう。