【徹底解説】マットレスランキング

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【硬めor柔らかめ】どちらのマットレスが自分に合う?腰痛の原因や選び方

マットレスを新しく購入するときに、自分には硬めのものと柔らかめのものどっちがあっているのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。マットレスと一言でいっても種類がありますし、硬め・柔らかめのそれぞれにメリットもあればデメリットもあります。マットレスに悩んでいてなかなか決められないあなたに、選び方のポイントを紹介します。

目次

マットレスにはどんな役割があるの?

マットレス 役割

マットレスは“眠りの質”を決める重要なものといっても過言ではありません。手頃な値段だからという理由で選んでいる人もいれば、有名ブランドのマットレスを使っている人もいると思います。

マットレスは、睡眠中の体圧を分散する働きがあります。仰向けで寝る場合、腰の部分に大きな力がかかり負荷がかかった状態で寝ることになります。そのまま寝続けていると腰痛や肩こりに繋がってしまいます。一点に集中している体圧を分散させつつ、負担を軽減してくれるのがマットレスなのです。

寝ているときに理想的な姿勢を維持するためにも、自然なS字になるマットレスや体が沈み込むことなく寝返りのしやすいマットレスを選ぶ必要があります。マットレスにはこういった重要な役割があるからこそ、自分にあったものを選ぶ必要があります。

また、マットレスの上面には「側地」「詰め物」「クッション層」の3つの構造で作られています。そのなかでも寝心地を決めるのはクッション層になります。

マットレスは硬いもの柔らかいものどっちがいいの?

マットレス 硬め 柔らかめ

マットレスを選ぶときに、誰もが迷うのが硬いものがいいのかそれとも柔らかいものがいいのかではないでしょうか。マットレスは好みによっても違いますが、それぞれの特徴も違えばメリット・デメリットがあります。柔らかいマットレスと硬いマットレスのそれぞれの特徴についてご紹介していきたいと思います。

硬めのマットレスのメリット

硬めのマットレスのメリットの一つに『反発力の高さ』が挙げられます。体圧がかかったり体位を変えたりする際に、体を『下から押し返す』ようにサポートしてくれます。反発力が高いゆえに、体がマットレスに沈み込みすぎないため、柔らかいマットレスに比べて『寝返りが打ちやすい』と感じる人も多いでしょう。

また、『理想的な寝姿勢を保ちやすい』こともメリットの一つです。立っている人間を側面から見ると、背骨が緩やかな『S字』カーブを描いています。適度な湾曲が重さのある頭や上半身の負担をやわらげて、腰回りの骨に直接響かないようにしているのです。

硬すぎるマットレスのデメリット

マットレスの硬さは好みによる部分もありますが、硬すぎるものはおすすめしません。硬めが好きな人でも硬すぎるものだと、体圧に偏りが出てしまう原因になり、知らず知らずのうちに体に負担をかけてしまいます。

なかでも重力がかかりやすい腰や背骨の部分に圧力が集中します。これでは、朝起きたときに腰が痛くなってしまったり、寝返りが多くなってしまい睡眠の質が低下してしまったりします。

硬めのマットレスの購入を検討する場合、一度店舗などで寝心地を試してみてから購入してもいいでしょう。そもそも硬めのマットレスには好みがありますし、なかには硬いものが苦手な人もいます。もともと柔らかいマットレスに慣れている人の場合は、寝づらさを感じることもありますので、慎重に選んでください。

柔らかめのマットレスのメリット

柔らかいマットレスの場合、なかに使用されている低反発ウレタンには空気を通しにくくする特徴があります。これは密度が高いことに理由があるのですが、全身を包みこまれるような気持ちよさと同時に、冬場でも冷えにくい保湿性を感じることができるでしょう。

柔らかめのマットレスは今までのマットレスだと硬くて眠れないなんて人もおすすめです。柔らかいマットレスは体が触れている箇所への圧迫が少ないこともあり、寝返りが少ない人にとって体への負荷を少なくして快適に寝ることができます。何もともと腰痛持ちの人の場合は、柔らかいマットレスのほうが寝ていて楽になれます。

柔らかすぎるマットレスのデメリット

柔らかすぎるマットレスの場合、体格が大きいと体の重みのせいで腰がマットレスに沈み込みやすくなり、腰痛になってしまう可能性もあります。もともとの体格によっても柔らかいマットレスが合わない人もいるので、注意が必要です。

その他、柔らかい素材である低反発ウレタンを使用したマットレスであれば、高温多湿のときに使うと寝苦しさを感じることにあります。湿気が多かったり気温の高い夏になったりすると、寝苦しさを感じることも少なくありません。

硬すぎるマットレスを使うと腰が痛くなる?

硬い マットレス 腰痛

硬めのマットレスだと腰痛など腰に負担がかかると説明しましたが、どうして腰なのか気になっている方もいるのではないでしょうか。特に日本人は腰痛持ちの人も多く、朝起きたときに腰が痛くて起き上がれないなんてことになれば、一日の活動に支障が出てしまいます。

まず、理由の一つとして硬すぎるマットレスは体圧分散性が悪いことにあります。人間の体はもともと真っ直ぐではありません。お尻が突き出し腰がくびれた「S字状カーブ」の形をしています。

硬いマットレスになるとその体のS字状カーブの部分にフィットできなくなってしまいます。そのため出っ張っている部分に重みが集中しやすくなります。寝ている間ずっと体の一番重い部分に体圧が集中してしまうので腰が痛くなる原因になるのです。

体圧分散性が悪いことによって自然な寝姿勢を維持するのが難しくなってしまいます。腰痛の原因はさまざまなものがありますが、寝ているときの悪い姿勢がきっかけになりなかなか改善できないと悩む人も多いのです。

他にも、マットレスで寝ているときに腰にある骨の「腰椎」が不自然に変形していると神経を圧迫してしまうこともあります。長時間立ちっぱなしや座りっぱなしなどと同じで、寝ているときにずっと同じ姿勢をしているといかに大きな負担になるかがわかると思います。

ただ、自分にぴったりな硬さのマットレスを選ぶことができれば、腰痛などにならずに快適に眠ることができます。マットレスの硬さによっては、寝返りが打ちやすいものもあります。

マットレスの寝心地を決めるコイルについても解説

マットレス コイル ノンコイル

マットレス選びの要でもある「コイル」について把握しておかないと、理想の硬さのマットレスには出会えません。マットレスにもコイルがついているものもあれば、ついていないものもあり、寝心地に大きな違いがあります。

ボンネルコイル

まず一般的なコイルとして多いのが「ボンネルコイル」です。コイル同士が連結しており、体を面で支える構造になっています。実際に寝転がってみると布団に近い寝心地を感じるのではないでしょうか。

コイルの保有量が少ないこともあり、比較的手頃な価格のマットレスで見かけます。比較的長持ちしやすいタイプになりますが、安いものだと劣化しやすくギシギシとした音がすることもあります。

そのため二人で寝ていると振動が伝わりやすいので起きてしまう人もいます。安価ではあるものの日本人は苦手な人もいます。

  • 適度な硬さのマットレスを求めている人
  • 体重が重く寝返りの多い人
  • 手頃な価格で購入したい人

ポケットコイル

次によく見かけるポケットコイルは、独立している構造になり体を点で支えています。ふんわりと包み込むような寝心地になり、体に自然にフィットしてくれます。体を点で支える仕組みなので体圧のかかりやすい場所の影響を受けることがほとんどありません。

コイルを一つずつ袋詰することもあり、通気性が悪くなりやすいというデメリットもあります。定期的な日干しや陰干しなどで湿気を取り除くメンテナンスも必要です。

コイルが独立している分、振動が伝わりにくいこともあり二人で寝る人にもおすすめです。その反面、耐久性が弱いこともありマットレスのうえで飛び跳ねていると一気に傷んでしまうことも。耐久性がないマットレスになるので、その点に物足りなさを感じることもあると思います。

  • 比較的体重が軽い人
  • 複数人でベッドを使うことの多い人
  • 寝転がったときにできるだけ違和感のないマットレスがいい人

高密度連続スプリング

他にも日本ではフランスベッドだけが製造と販売のライセンスを持っているのが「高密度連続スプリング」になります。これは1本のコイルが1列連続して作られているものになります。

高密度で作られることもあり耐久性にも優れていて、体格の大きな人にも圧倒的な人気があります。また荷重分散性の高さもあり一箇所に体重の負荷がかかることもありません。硬めのマットレスで耐久性を重視したい人には最適です。

ただその分お値段が高めになるので予算と相談したうえで決めるようにしてくださいね。また人によっては硬すぎると感じることもあり、好みが分かれるマットレスといえるかもしれません。

  • 体重が重くマットレスに沈みがちな人
  • 横揺れの気にならないマットレスがいい人
  • 硬めの寝心地のマットレスがいい人

低反発

例えばよく耳にするのが「低反発」です。柔らかく体にフィットするような素材が特徴です。寝る人の体重に合わせて緩やかに沈んでいく特徴があり、体圧をうまく分散してくれます。

寝る人によっては沈み込み過ぎてしまうので寝返りが打ちにくくなったり、通気性の悪さを感じることもあります。

高反発ウレタン製

また、ウレタン製の高反発のマットレスもよく見かけます。硬めのマットレスが好きな人にとってはウレタン製のものが一番合うと話す人もいます。

重みや温度でもウレタンの柔らかさが変わるのが特徴で、自然な寝姿勢のままを保つこともできます。夏などは密度の高さが逆に暑く感じることもあり、季節によって調整が必要になります。

高反発樹脂

他にも近頃よく見かけるのが、網目繊維構造の高反発マットレスになります。有名アスリートがCMをしていたことで話題になりました。製造方法が独特で、樹脂のなかに水を流し入れて作ります。

網目状の素材で体圧が分散できたり、寝返りをサポートしてくれたりします。夏は涼しく冬になると温かい、しかも洗濯可能で日本の気候に適しています。

自分にあったマットレスの硬さを選ぼう

マットレス 硬さ

マットレスは硬すぎず適度なものがいいとはいうものの、どうやって選んだらいいのかわからない…なんて方もいるのではないでしょうか。もちろん寝るときの好みによっても硬さの基準が変わりますが、自分にあったマットレスを選ぶ為にも参考にしてみてくださいね。

1. 寝返りをしやすいか確認する

マットレスを選ぶときに寝返りがしやすいかどうか、できるだけ確認してから購入するのをおすすめします。

反発弾性の少ないマットレスになると寝返りがしづらいこともあります。買ってからこの硬さだと寝返りがしづらく使いにくかったと後悔することのないようにしてくださいね。

2. 隙間がどの程度か確認する

マットレスに寝転んだ状態で、背中とマットレスの隙間に手を入れてみてください。これでマットレスの硬さが適切なのかがわかると思います。腰とマットレスの間に隙間があると腰が宙に浮いている状態になってしまい体圧分散性が悪くなってしまいます。

手の隙間が入る状態では寝ている姿勢が原因で体が歪んでしまいます。手が入るほどではなくても隙間があるな~と感じたら少し硬すぎる可能性もあります。硬い床などで寝転がったときに隙間ができますが、マットレスが硬いと同じような状態になってしまいます。

3. 不快な揺れはないか確認する

揺れのひどいマットレスになると、睡眠の質が低下してしまうこともあります。特に一人で寝ている人よりも二人で寝ている場合は、相手が寝返りを打つたびに揺れてしまい、なかには途中で目が覚めてしまうこともあります。

揺れの度合いは人によっても感じ方は変わりますが、あまりに揺れるものは避けたほうがいいかもしれません。カップルや夫婦であっても、お互いにストレスになってしまうこともあります。また、子どもも一緒に寝る場合、子どもはよく寝返りを打つので、余計に揺れを感じやすいかもしれません。

4. 不快なきしみ音はないか確認する

睡眠は毎日の疲れを癒やすものですよね。そのため寝返りを打つたびにきしみ音が気になってしまい、よく眠れなくなってしまったり、ときにはストレスになってしまったりすることもあります。

音の大きさの感じ方は人によっても違いますし、きしみ音がどの程度ストレスに感じるのかも違います。なかには音で起きてしまいそのまま眠れなくなるなど不眠症になる人もいます。一度寝転がってみて、きしみの音の程度を確認しておくのをおすすめします。

5. 通年通して快適に眠れるかどうか

日本は高温多湿の環境になります。そのため日本の気候にあったマットレスを選ぶ必要があります。通気性の悪いマットレスだと、どんなに高級なものであっても、梅雨の時期や夏場など寝苦しさを感じてしまうこともあります。

湿気がなかにこもってしまい、なかにはカビが発生してしまうこともあります。カビは衛生的な問題だけでなくアレルギーの原因になってしまうこともあります。夏は涼しく冬は温かいなど日本の気候に適したものかどうかをじっくりと選ぶようにしてくださいね。

まとめ

マットレスは硬めといっても適度なものを選ぶのがおすすめです。柔らかすぎるマットレスでも腰痛になったり寝返りが打ちにくくなってしまいますし、硬すぎるマットレスも睡眠の質を下げる原因になります。

毎日使うものですし高い買い物だからこそ失敗したくありませんよね。マットレス選びは慎重に行うようにしてくださいね。

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