【まとめ】マットレスの選び方、タイプ別の特徴・違い、サイズ、おすすめ商品を紹介!
マットレスを選ぶときに「どこに注目したらよいかわからない」「硬さの違いは?」など悩みを抱える人は少なくありません。マットレスを選ぶときのチェックポイントやタイプ別の特徴、おすすめのマットレスを紹介します。
マットレスへの気になる疑問
毎日のように使用する『マットレス』ですが「どんな役割があるのか・寿命はどれくらいなのか」を意識したことはありますか?
まずはマットレスを使うメリットや寿命など、基本的なことからチェックしていきましょう。
マットレスのメリットは?
一般的なマットレスは厚みが10cm前後のものが多く、ふかふかとした寝心地があり、しっかり体を支えてくれます。
弾力性が高いマットレスは『体圧分散(体にかかる圧力を分散する機能)』に優れており、寝起きの体の痛みや不快感を覚えにくいそうです。
敷布団は床に直接敷いて使用するため、ゴミやホコリの影響を受けやすいです。一方、マットレスは厚みがある・ベッドに敷いて使用することで、床からの高低差が生まれゴミやホコリを吸い込みにくいといえます。
また、敷布団のように毎日上げ下げする必要がなく、収納スペースが限られている・忙しい毎日を送っている人にぴったりです。
寿命はどれくらい?
マットレスの寿命の目安は『10年程度』といわれています。これはマットレスの素材や使用頻度、使い方によって前後します。
例えば同じマットレスを使用していても、体格がいい人や使い方が荒い人の場合は、マットレスのダメージが増え寿命も短くなる傾向にあるといわれています。
マットレスの品質や構造によっては2~3年で寿命がくるものもあるそうです。加えてお手入れの頻度によっても寿命の長さは変わると考えられています。
長く使えるマットレスを探しているのであれば、品質や構造、お手入れのしやすさなども考慮するとよいでしょう。
交換する目安も紹介
マットレスのへたりが気になる・寝起きに体の痛みや違和感を覚えるようになった・ギシギシときしむ音が目立つようになったときが、マットレスを交換する目安といわれています。
マットレスが上記の状態でも使い続けることができるかもしれません。しかし、体のトラブルを避け、睡眠の質を高めるためにも交換をおすすめします。
マットレスの選び方の基本
マットレスを選ぶときの基準はどのようなものがあるのでしょうか?購入後に「自分に合わなかった」と後悔しないように、マットレスを選ぶときにチェックしておきたいポイントを3つ紹介します。
硬さで選ぶ
マットレスは硬さによって寝心地が変わります。硬すぎる・柔らかすぎるものは、寝姿勢が悪くなったり体に痛みを感じたりするため、『自分の体に合った硬さ』を選ぶことが大切です。
マットレスの硬さは大きく『ハード』『ソフト』『レギュラー』の3種類があります。うつぶせ寝や体格のよい男性は、体の沈みを抑えて支えてくれるハードタイプが向いているといわれています。
横向き寝の人や女性は、柔らかく体を受け止めてくれるソフトタイプを選ぶと、寝心地のよさを感じられるでしょう。
レギュラータイプは平均体形の人や「どちらの硬さを選んだらよいかわからない」という人と相性がよいといえます。
サイズで選ぶ
マットレスを選ぶときはサイズにも注目です。使う人の体格や人数によって、最適なサイズは変わってきます。
サイズが小さすぎると窮屈な思いをするだけでなく、快適な眠りを妨げる可能性もあるのです。とはいえ大きすぎるとかえって邪魔になることもあるでしょう。
部屋の広さに合っていることもポイントです。マットレスを設置できたとしても、生活スペースを確保できない・ドアや家具の使用を妨げるようでは、部屋に合っているとはいえません。
あらかじめ設置スペースのサイズを計測して、マットレスを置けるかどうか確認しておきましょう。少しでもスペースを確保したいのであれば収納できる『折り畳みタイプ』のマットレスを選ぶのも手です。
衛生面で選ぶ
毎日のように使用するマットレスは、寝汗やフケなど汚れがつくことも多く、放置するとカビやダニが発生する恐れもあるそうです。
そのため通気性に優れたものや手入れのしやすいもの、防菌・防臭・防ダニ加工されているものなど、衛生面の機能もチェックしておきましょう。
マットレスのほとんどは水洗いができませんが、『ウォッシャブルタイプ』のものは水洗いできるため、清潔な状態を保ちやすいといわれています。
敷きパットやカバーのようなサポートアイテムを使用することで、マットレスの衛生を守ることも一つの方法です。
店頭でマットレスを選ぶポイント
店頭でマットレスを購入するメリットは、実際に寝心地を確かめて納得してから購入できることです。「どれを選んだらいいかわからない」と迷ったときに、販売スタッフに相談できるため安心です。
店頭でマットレスを選ぶときに確認しておきたい二つのチェックポイントを紹介します。
音や沈み込みをチェック
マットレスを手で押したときにギシギシときしむ音がするものは、耐久性や寝心地がよくない可能性があるといわれています。完全に音がならないものはありませんが、気にならないレベルのものを選ぶとよいでしょう。
また、手で押したときに全体に張りがあるものを選ぶことも大切です。押したときに手のひら2つ分沈むものは、スプリングや詰め物がバランスよく配置されている可能性が高いといわれています。
部分的に沈むものはスプリングや詰め物が少ないことが予想されるそうです。へたりやすかったり耐久性がよくなかったりする可能性があるため、できるだけ避けることが賢明でしょう。
実際に横になる
実際に使用したときのイメージを掴むためにも横になってみましょう。数台寝転んで比べることで、好みの硬さや寝心地のイメージを掴みやすくなり、自分に合うものを見つけやすくなります。
マットレスに普段の寝姿勢で横になったときに、背中や腰など体重がかかりやすいパーツに違和感がないか・体が沈みこみすぎないか・寝返りを打ちやすいかどうかは最低限チェックしておきましょう。
体に違和感があるものや沈み込みやすいものは寝返りが打ちにくく、体に負担がかかる可能性が考えられます。ただ寝転がるだけではなく、数分かけて寝心地のよさや寝返りの打ちやすさを確かめておくとよいでしょう。
マットレスのスプリングコイルの種類
金属コイル(バネ)を使用したマットレスは『スプリングコイル(バネ)』といいます。ここではスプリングコイルの代表である、『ポケットコイルスプリング』『ボンネルコイルスプリング』『高密度スプリング』の特徴を見ていきましょう。
衝撃が分散されるポケットコイルスプリング
ポケットコイルマットレスは、一つ一つ小さな袋(ポケット)に包まれたコイルが敷き詰められることで土台を作っています。体の重さや動きに合わせてコイルが移動することで、包まれるような寝心地が得られるそうです。
体を面ではなく点で支えることができるため、体にかかる衝撃や圧力を分散しやすいという特徴があります。加えて金属コイルの弱点である振動や横揺れを感じくくなっているのです。
寝返りや寝起きしたときの振動が伝わりにくいため、2人以上で使用したいときに適しています。
コイルマットレスのなかでも価格が高めであることがデメリットです。また、他のコイルマットレスと比べると耐久性に劣っており、へたりやすいといわれています。
バネを連結したボンネルコイルスプリング
ボンネルコイルマットレスは、らせん状のコイルが連結して土台を作っているマットレスです。耐久性が高く体をしっかり支えて安定感があるといわれています。
コイルのなかに空洞があることで、湿気がこもりにくい仕様です。ボンネルコイルマットレスは、硬さがあるマットレスが好きな人や毎日のお手入れの時間を取りにくい人に向いているでしょう。
注意点はギシギシときしむ音が鳴ったり振動が伝わったりするものがあることです。中には硬すぎるマットレスもあるため、事前に寝心地や触り心地をチェックしておくとよいでしょう。
耐久性に優れた高密度スプリング
高密度スプリングはコイルが高密度で連なることで土台を作っており、重さがかかったときにスプリング同士が助け合うように支える構造です。これにより耐久性が高く、他のコイルマットレスよりも体の沈み込みが少ないといわれています。
イメージとしては敷布団に直接寝たときの感覚に近いといわれます。硬い寝心地を好む人や体重が重い人、スポーツをやっていて筋肉量が多い人などに向いているでしょう。
ノンコイルマットレスの種類
金属コイルが入っていないマットレスは『ノンコイルマットレス』と呼ばれます。ここでは主なノンコイルマットレスの種類や特徴について見ていきましょう。
クッション性があるフォームマットレス
フォームは『泡』という意味で、発泡(空気の気泡で体積を大きくする)させた素材を使用しています。空気層があることでクッション性があり、体の重みや衝撃を受け止めてくれるものが多いです。
『ウレタンフォーム』はフォームマットレスのなかでも、よく使われている素材といえるでしょう。適度な硬さがあり体をしっかり支えてくれる『高反発』、柔らかくフィット感がある『低反発』など、硬さによって寝心地に違いがあります。
天然ゴムを発泡させた『ラテックス』もフォームマットレスの一つです。体に対して均一に反発する特性があり、体に馴染むような寝心地といわれています。
保管が楽なエアーマットレス
浮き輪のように空気を入れて使います。空気の量で硬さを調整可能で、その日の気分や体調に合わせて硬くしたり柔らかくしたりできることが魅力です。
使用しないときは空気を抜いて保管できます。持ち運びしやすいコンパクトサイズになるため、普段使いはもちろんのこと、来客用やアウトドア用のマットレスにも適しているでしょう。
「いちいち空気を抜くのは手間」と感じるかもしれませんが、近年では電動式のものが主流です。スイッチ一つで空気の出し入れができるため、そこまで手間がかかりません。
体にフィットするウォーターベッド
中身が水のマットレスです。体の形に合わせて中の水が移動することで、柔らかく体にフィットするような寝心地といわれています。
水の浮力で体を支えているため、使ったときのイメージとしてはプールやお風呂に浮かんだときの感覚に近いかもしれません。
夏は冷たく冬は暖かいこともポイントです。他のマットレスと比べるとメンテナンスに手間がかかる・価格が高めではありますが、リラックスしやすい寝心地は一度体感してほしいものです。
硬めのパームマットレス
ヤシの木の繊維を使用しているマットレスです。他のマットレスと比べると硬めの寝心地で、敷布団や畳に直接寝たときの寝心地に近いといわれています。
柔らかいマットレスが苦手な人と相性がよいかもしれません。表面にウレタンを入れることで硬さと柔らかさを両立しているタイプもあるため、実際に触れる・寝てみることで使い心地を確かめておくと安心です。
通気性と保湿性に優れていることから、敷布団の下敷きに使うことで夏は蒸れにくく、冬は暖かい就寝環境を整えることもできるといわれています。
低反発・高反発のマットレスの違い
ノンコイルマットレスには低反発と高反発があります。どちらもコイルマットレスと比べると柔らかな寝心地ですが、大きな違いは『沈み込み方』にあります。
低反発マットレス
低反発マットレスに使われる素材の代表は『ウレタンフォーム』です。体重や体の動きに合わせて沈むため、体を包むようなフィット感のある寝心地に例えられます。
もともとは宇宙開発機構『NASA』の宇宙飛行士のために開発された素材です。宇宙飛行士の体にかかる衝撃を和らげるために使われたことが始まりといわれています。
衝撃を吸収する特性があり、押したときに深く沈み込み、ゆっくり時間をかけて元に戻ることが特徴です。マットレスを始め、医療ベッド・車椅子・スポーツシューズなどに使用されています。
高反発マットレス
高反発マットレスには、ウレタンフォーム・コイルマットレス・ファイバーマットレスなどがあります。低反発マットレスと比べると硬めの寝心地です。
押したときに戻ろうとする力が強く、体重で沈もうとする体を下から押し上げるようにして支えてくれるといわれています。
体が沈まないことで睡眠時の姿勢が保ちやすいといわれており、スポーツ選手やアスリートのような体格のよい人に愛用者が多いそうです。
なお、「硬さも柔らかさも欲しい」という人は、低反発素材と高反発素材を組み合わせたタイプを試してみるとよいかもしれません。低反発の柔らかさ・高反発の硬さがあることが特徴です。
マットレスのサイズはどうするべき?
一般的なマットレスのサイズはシングル・セミシングル・セミダブル・ダブル・クイーン・キングがあります。快適に眠るためにはサイズ選びが重要になります。1人・2人それぞれに適したサイズを紹介します。
1人に適したサイズ
ベッドを1人で利用する場合は、シングルマットレスやセミダブルマットレスがよいといわれています。シングルマットレスは幅90~100cm、セミダブルマットレスはシングルマットレスよりも幅が約20~30cm大きなものが一般的です。
人間がスムーズに寝返りを打つためには『片側25cm程度』必要といわれています。シングルマットレスやセミダブルマットレスは、幅90cm以上のものがほとんどのため、問題なく寝返りを打てるでしょう。
体格が大きい人やより広いスペースで眠りたい人はダブルマットレス以上のマットレスを選ぶとよいでしょう。また、メーカーによってはシングルよりも小さいセミシングルマットレスやスモールシングルマットレスも存在するそうです。
子供用のマットレスや寝室のスペースが限られている人は、こちらのサイズも検討してみてはいかがでしょうか。
2人に適したサイズ
一般的なダブルマットレスのサイズは幅140cm以上あるため、大人2人でも十分に眠れる広さがあると考えられます。
より広いスペースが欲しい人や体格のよい人が利用する場合は、クイーンマットレス以上のサイズも検討するとよいでしょう。
クイーンマットレスは幅が約160cmです。ダブルマットレスよりも幅が約20cm大きく作られているため、よりゆったりと眠れるかもしれません。
ただし、大きなサイズのマットレスはそれだけ設置スペースも必要です。「購入したものの置けなかった」ということがないように、問題なくマットレスが置けるかどうかしっかり確認しておきましょう。
人気ブランドのマットレス
品質の高いマットレスを求めるのであれば、人気の高いブランドのマットレスを選ぶとよいでしょう。ここでは人気ブランドのマットレスを三つ紹介します。
世界中で愛用されている「マニフレックス マットレス」
『Magniflex(マニフレックス)』はイタリアのベッド・マットレスメーカーです。世界90カ国・3500万人以上の愛用者がいるといわれており、すべての商品はイタリアの工場で一貫生産・配送されています。
こちらのマットレスは独自の高反発素材『エリオセル』を使用していることが特徴です。硬すぎず柔らかすぎない寝心地で、体重がかかりやすい部分もしっかり支え快適な眠りをサポートしてくれるといわれています。
通気性に優れた『オープンセル構造』を採用していることで、蒸れにくく年間を通して快適な就寝環境を整えてくれるでしょう。
ドイツの工業規格『LGA-GERMANY』の認定を受けており、マットレスは12年の保証がついていることもポイントです。
人間工学に基づいた「フランスベッド マットレス」
フランスのメーカーと思われがちですが、『フランスベッド』は国内での一貫生産にこだわった日本のベッド・マットレスメーカーです。
こちらのマットレスはソフト層・支持層・クッション層からなる人間構造に基づいた三層構造を採用しています。
クッション層は『高密度連続スプリング』でできており、体の体圧を面で支えて自然な寝返りを打ちやすいといわれています。加えてスプリングが通気性と耐久性をアップしているそうです。
支持層は部分的な沈みを防ぎ、ソフト層はふんわりとした寝心地を実現しているといわれています。
アメリカの一流ホテルでも活躍「サータ マットレス」
『Serta(サータ)』はベッド文化のアメリカにてトップクラスのシェアを誇るベッド・マットレスメーカーです。一般家庭はもちろん一流ホテルにも採用されており、上質な眠りを求める人を中心に人気を集めています。
こちらのマットレスは1.9mmと2.0mmの異なるコイルを使用したポケットコイルタイプです。反発力と耐久性を高めつつ安定した寝姿勢をサポートしてくれるといわれています。
側面に3列の『ヘルシーエアーレット』が設けられていることもポイントです。マットレスが沈んだときの上下動で湿気を放出する仕組みになっており、これにより蒸れを感じにくいといわれています。
収納しやすい折り畳み式マットレス
マットレスは常設タイプのものが一般的ですが、敷布団のように折り畳んで収納できるタイプのものもあります。
収納スペースが限られている人や来客用を探している人、外出先に持ち運べるマットレスが欲しい人に向いているでしょう。
気になるニオイを防ぐ「タンスのゲン 高反発マットレス」
竹炭を配合している高反発ウレタンマットレスです。竹炭には消臭・調湿・通気性効果があるといわれており、マットレスから嫌な臭いが発生する不安を解消へ導いてくれるでしょう。
マットレスの厚みはたっぷり10cmです。フローリングや畳に直接敷いても体が床につくような感覚は少ないそうです。
カバーは取り外して洗えます。定期的に洗うことで、よりマットレスの気になる臭いを感じにくくなるかもしれません。
お手入れ楽々「ブレスエアー 洗える高反発マットレス」
空気でできた素材『ブレスエアー』を使用した高反発マットレスです。繊維が複雑に絡み合ってできていることで、風邪の通り道が多く通気性に優れているといわれています。
適度な硬さと弾力性があることで体の沈み込みを防ぎ、体圧分散にも優れているそうです。
こちらのマットレスは水洗いができます。家庭の風呂場でシャワーをかけて丸洗いでき、通気性がよいことで乾きも早いそうです。お手入れの手間がぐっと減るでしょう。
- 商品名:ブレスエアー 洗える高反発マットレス
- Amazon:商品ページ
※極厚タイプはこちら
寝返りがしやすい「アイリスオーヤマ エアリーマットレス」
表面はふんわりしたウレタンフォーム・裏面はしっかり体を支える高反発素材『エアロキューブ』を使用しています。使用する面を変えることで異なる使い心地を体感できるでしょう。
厚みも9cmとボリューム満点で、まるで雲の上に浮いているようなふかふかの寝心地を楽しめるでしょう。
空気や水が通りやすい『ムマック』と呼ばれる無膜ウレタンフォームを使用しています。通常のウレタンフォームよりも約24倍の通気性があり、蒸れを感じにくいそうです。
腰痛持ちの方に人気のマットレス
辛い腰痛に悩まされていると、なかなか寝付けないこともあるかもしれません。ここでは腰痛持ちの人に人気のマットレスを紹介します。マットレスを「腰の痛みを感じにくいものがよい」という条件で探している人におすすめです。
機能性に優れた「イッティ 雲の安らぎプレミアム」
『雲のやすらぎプレミアム』は敷布団タイプの商品ですが、『厚さ17cm』とマットレスと変わらない寝心地といわれています。
こちらのマットレスは凹凸加工のアルファマットで体圧を分散し、高反発スプリングマットレスが体をしっかり支えることで、腰に負担がかかりにくい仕様になっています。
加えてマットレス表面の頭・腰・脚部分に異なるウェーブ加工がなされており、寝返りを打ちやすく腰に優しい仕様になっているそうです。名前の通り雲の上でやすらいでいるような眠りにつけそうです。
高い復元力「ショップジャパン トゥルースリーパー スーパープレミアム」
弾力性と復元力に優れた低反発素材『ウルトラヴィスコエラスティック』を採用したマットレスです。体を優しく受け止めて無理のない姿勢を保ちやすくしてくれます。体にかかる圧力も分散してくれるため、腰に負担がかかりにくいようです。
現在使っているマットレスや敷き布団に重ねる形で使えるため、手軽に導入しやすいことも魅力といえます。厚みは約5cmと薄型のマットレスのため、重ねたときにボリュームが出すぎてしまう心配もありません。
日本人に合わせたつくり「モットン 高反発マットレス」
日本人の腰痛対策に特化しているといわれるモットンの高反発マットレスです。日本人の体格や体系などを分析し、自然な寝返りが打ちやすい反発力にこだわって作られています。
こちらのマットレスは体重別に最適な硬さの目安が用意されていることも特徴です。硬さは3種類あり、45kg以下はソフト・46~80kgはレギュラー・81kg以上はハードがよいとされています。
腰痛対策には自分の体に合った硬さのマットレスを選ぶことが重要だそうです。 上記を目安に自分に合う硬さを選ぶことで、就寝時に腰の筋肉をしっかり休ませてあげませんか?
コスパのよいおすすめマットレス
マットレスを選ぶときに「コスパのよさも重視したい」という人も多いのではないでしょうか?リーズナブルなマットレスでも、品質や機能に優れたものが存在します。
ここでは気軽にマットレスを買い替えたい人におすすめな『1万円以下で購入できるマットレス』を見ていきましょう。
厚みのある「モダンデコ 三つ折り 高反発マットレス」
便利な三つ折りタイプの高反発マットレスです。5000円以下とリーズナブルながらも、高い復元率と反発力で快適な眠りに導いてくれるでしょう。
厚み約10cmと底付き感のない使い心地も魅力です。着脱しやすいU字ファスナーを採用しているカバーは丸洗いできます。床や畳に直接敷いて使用しても汚れが気になったタイミングで洗えるため清潔な状態を保ちやすいでしょう。
ふんわりとした寝心地「アイリスプラザ マットレス」
厚み17.5cmとボリュームのあるポケットコイルマットレスです。465個ものコイルが体を点で支え、理想の寝姿勢を保つサポートをしてくれるといわれています。
また、マットレスの端は太めのコイルを使用していることで、端に座ったときのへたりや型崩れを防いでくれるそうです。
側地はキルティング素材を使用しており、マットレスの厚みとキルティングの柔らかさが合わさりふんわりとした寝心地を満喫できるでしょう。
マットレスの使い方
マットレス単体で床に敷いて使う人がいれば、布団やベッドと一緒に使う人もいます。人によって使い方はさまざまですが、正しい使い方を知らないとマットレスの寿命を早めてしまうかもしれません。
ここではマットレスの基本の使い方をケース別に見ていきましょう。
床に敷く場合
マットレスを床に直接敷いて使用する場合は『湿度』に注意が必要です。マットレスにこもった寝汗や湿気は、そのまま床に向かって放出されます。何の対策もしないとカビやダニの温床になってしまう可能性があるのです。
例えば万年床にしたり湿度が高い空間で使い続けたりすると、マットレスをめくったときにカビがびっしり生えていたということも決して珍しいことではありません。
湿気を逃すためにもマットレスを設置するスペースを換気する・定期的に自然乾燥するなど、マットレスの通気性を高める工夫が必要です。加えてすのこや除湿シートを敷いておくと、より湿気を避けやすいでしょう。
布団やベッドと使う場合
マットレスを布団と一緒に使う場合は、必ずマットレスを敷布団に重ねる形で使用しましょう。
マットレスの上に敷布団を重ねてしまうと、マットレス本来のクッション性や通気性が損なわれる可能性があります。さらに敷布団から放出された水分がマットレスが吸い込んでしまう恐れがあるなど、衛生的にも好ましくありません。
マットレスをベッドと使う場合は、フレームに合うサイズを選べばとくに問題はありません。マットレス同士を重ねるときは、薄型のマットレスだけにしましょう。
厚みのあるマットレス同士を重ねると、ボリュームが増えすぎて使い心地にも影響を及ぼす可能性があります。
ベッドパットを一緒に使うのもおすすめ
マットレスを汚れやダメージから守るためにも、ベッドパットを合わせて使用することをおすすめします。マットレスは洗えないものも多いため、洗える素材かつ吸湿性に優れたものを選ぶとよいでしょう。
キルト生地やウール生地など肌触りのよいものを選べば、毎日の就寝タイムがより心地よいものになるでしょう。
マットレスのお手入れ方法
マットレスを長く使うためには定期的なお手入れが大切です。お手入れを怠ると衛生的によくないだけでなく、マットレスの寿命を縮めることにも繋がります。マットレスの基本のお手入れ方法をチェックしましょう。
カバーをこまめに洗濯
マットレスのカバーは肌や頭皮に直接触れる機会が多く、寝汗やフケなどで汚れやすいです。清潔な状態を保つためにも、『週に1回』を目安にこまめに洗濯するようにしましょう。
素材によって洗濯方法が異なるため洗濯タグや取扱説明書を確認して、正しい方法で洗いましょう。洗濯ネットに入れる・裏表を逆にしておくと色落ちや余計なダメージを防ぐ効果が期待できるといわれています。
生乾きの状態で使用するとマットレスの状態を悪くすることも考えられるため、完全に乾いたことを確認してから取り付けることも重要なポイントです。
日当たりの良い場所へ干す
マットレスはウォッシャブルタイプ(洗えるタイプ)を除き、洗えないものがほとんどです。そのため日当たりのよい場所で干すことが基本的なお手入れ方法になります。
干すことによってマットレスに残っていた湿気や臭いを放出しやすくなり、カビやダニの温床になることを防ぐことにも繋がるそうです。『2~3カ月に1回』を目安にマットレスを干してあげましょう。
ただし、低反発ウレタンのように日光に弱い素材のマットレスもあります。事前に商品説明を確認して、日光に弱い素材の場合は風通しのよい日陰で干すようにしましょう。
定期的に向き・裏表を変える
同じ面を使い続けるとへたりやすくなる・中材が痛みやすくなる・特定の部位が変形するなど、マットレスの寿命を縮めることにも繋がりかねません。
購入から2~3カ月を目安にマットレスの上下(頭と足)を入れ替え、6カ月を目安に表と裏を入れ替えるようにしましょう。これをローテーションすることで、マットレスの状態を均一に保ちやすくなるそうです。
面を変えることで使い心地や機能面に大きな影響はありません。長く使うためにも、定期的に面を入れ替えることを意識的に行いましょう。
まとめ
私たちの睡眠時間は人生の1/3を占めるといわれています。マットレスは毎日のように使用するものだからこそ、自分の体や好みに合うものを見つけたいものです。
マットレスは硬さ・サイズ・コイルの有無などさまざまな種類がありますが、どれか一つではなく総合的に自分に合うものを選ぶと失敗を避けられるかもしれません。自分のなかのベストマッチを見つけて、快適な睡眠時間を過ごしましょう。