エアウィーヴとトゥルースリーパー、あなたに合うのはどっち?特徴と価格で徹底比較してみた
スポーツ選手を起用したCMでお馴染みのエアウィーヴと、低反発マットレスで人気のトゥルースリーパー。マットレスを購入する際にこの2つで迷う方も多いのではないでしょうか?どんな特徴のあるマットレスなのか比較してみました。
エアウィーヴはどんな特徴のあるマットレス?
日本産の高反発マットレスの代名詞と言っても過言ではないエアウィーヴ。どんなところが人気の秘訣なのか見ていきましょう。
浮いているような優しい寝心地
エアウィーヴのマットレスには独自開発のファイバー素材「エアファイバー」が使われており、腰が沈むことなく浮いているような優しい寝心地が特徴です。体が沈み込んでしまうマットレスだと、寝返りの際に目が覚めてしまったりするのですが、エアウィーヴは高反発という名前の通り、反発力がありますので少ない力で寝返りができ、熟睡しやすいと言えます。
水洗いができて清潔!通気性が抜群!
エアファイバーのポイントはカバーだけでなく、中のマットレスも水洗いができることです。マットレスで水洗いができるものはほとんどありませんから、汗をかきやすい夏や、湿気のたまる梅雨には嬉しいポイントですよね。また、エアファイバーは通気性が抜群なので、夏でも蒸れた感じがしません。90%以上が空気でできているエアファイバーは冬場は空気を抱え込むので暖かさを保つことができます。
トゥルースリーパーはどんな特徴のあるマットレス?
トゥルースリーパーは2020年2月末までのシリーズ累計出荷枚数700万枚を超えている、通販サイトショップジャパンの人気マットレスです。
包み込まれるようなフィット感のある寝心地
一番の特徴は身体全体を包み込むようなフィット感のある寝心地です。低反発素材のウルトラ ヴィスコエラスティックを使用しており、衝撃を吸収、揺れが気になりにくいマットレスです。
返品保証は60日!
マットレスは〇年保証といったものがついているのものが多いのですが、トゥルースリーパーは返品保証が60日もついています。マットレスは何日か寝てみて自分に合うかどうかわかるという場合もありますから、返品できるのは大きなメリットと言えるでしょう。
低反発、高反発マットレスの違い
エアウィーヴとトゥルースリーパー、どちらも有名なマットレスですが、低反発か高反発かが大きな違いということが分かりました。マットレスのそもそもの種類が違うので、寝心地やどんな人に合うかもだいぶ変わってきそうですね。それぞれ製品をさらに比較していく前に、マットレスの種類や特徴を確認しておきましょう。
マットレスの種類
素材 | 寝心地・特徴 | 通気性 | お手入れ |
---|---|---|---|
高反発ファイバー | 寝返りが打ちやすい | ◎ | ◎(水洗い可能) |
低反発ウレタン | 高い耐圧分散性 | × | △ |
高反発ウレタン | しっかりした寝心地 | △ | 〇 |
ボンネルコイル | 布団のような寝心地 | 〇 | △ |
ポケットコイル | 包み込まれるようなフィット感 | 〇 | △ |
低反発マットレスのメリット、デメリット
・メリット
低反発マットレスのメリットは何といっても寝心地です。体のカーブにフィットするような、包み込むような寝心地を感じられるでしょう。
・デメリット
気を付けたいのが体が沈みすぎていないかどうか、という点です。マットレスが柔らかすぎて腰など、体重の負荷がかかる部分が沈み込んでしまうと寝返りが打ちにくくなり、腰痛になったり、蒸れを感じやすくなります。製品によって差がありますが、暑がりの方や汗っかきの方は避けた方が良いかもしれません。
高反発ファイバーマットレスのメリット、デメリット
・メリット
一番の特徴は通気性と耐水性です。ファイバーでできていますので、夏なども快適に過ごすことができ、水洗いもできますから、乾かす際も中まで乾ききらずに生乾き、といった心配もありません。汗っかきの方やこまめにマットレスを洗いたい方に向いていると言えます。
・デメリット
ファイバーが空気を抱え込むので冬でも暖かいともいわれていますが、その通気性ゆえ冬場に寒く感じる方もいるようです。またファイバーは熱に弱いので、電気毛布なども使うことができません。寒がりの方は注意が必要です。耐久性については、コイルやウレタンの密度といった尺度がないため、製品によってばらつきがあるようです。
エアウィーヴとトゥルースリーパーを徹底比較!
さらにどちらがあなたにぴったりのマットレスか探っていくために、2つの製品を比較してみましょう。
エアウィーヴとトゥルースリーパー比較表
エアウィーヴ | トゥルースリーパー | |
---|---|---|
販売会社 | 株式会社エアウィーヴ | 株式会社オークローンマーケティング |
販売開始時期 | 2007年 | 2003年 |
種類 | マットレスパッド マットレス 敷布団 | マットレス ※中・高反発マットレスの取り扱いもあり |
料金 | マットレスパッド 66,000円(税込)~ マットレス 99,000円(税込)~ 敷布団 99,000円(税込)~ | トゥルースリーパー プレミアケア 27,280円(税込)~ ※トゥルースリーパーライト3.5(シングル) 20,570円(税込) |
素材 | 高反発ファイバー | 低反発ウレタン |
店舗で試せるか ※1 | 〇 https://airweave.jp/shop/internal/tokyo/ | △ https://www.shopjapan.co.jp/series/truesleeper/shops/ |
保証期間 | 3年 | 1年 |
返品期間 | 30日 | 60日 |
耐用年数 ※2 | 6-8年 | 3-5年 |
洗濯 | 可能(水洗い) | 不可 |
寝心地 | 浮いているかのような寝心地 | 包み込まれるような寝心地 |
生産 | 日本 | 日本 |
重さ | エアウィーヴ シングル 約7kg | トゥルースリーパー プレミアケア 約 4.6kg |
厚さ | エアウィーヴ シングル 6cm | トゥルースリーパー プレミアケア 5cm |
収納 | 三つ折りOK | 丸めるようにして収納 ※三つ折りタイプもあり |
メリット | 通気性が良い 水で洗える 寝返りが打ちやすい | 包み込まれるような寝心地 返品期間が60日あるのでゆっくり試せる |
デメリット | 熱に弱い 冬に寒いと感じる 筋肉量が少ない場合は固く感じる可能性がある | 蒸れを感じる 若干ヘタりやすい |
※2 それぞれのサイトに耐用年数の表示がなかったため、一般的にいわれている素材ごとのマットレスの寿命を記載しました。参考:https://interior.francebed.co.jp/spring/faq/about-mattress/life.php
こうして比較してみると、エアウィーヴもトゥルースリーパーも日本のブランドで、発売開始時期もほぼ同じ、重さや収納のしやすさもあまり違いがないようですね。大きな違いは価格、マットレスの素材に由来する寝心地や特徴、洗濯可能かといった点と言えそうです。
エアウィーヴはどんな人に向いてる?
・高反発の固めなマットレスが好みの方
・暑がり、汗っかきな方
・こまめにマットレスを洗って清潔に保ちたい方
電気毛布が使えず、ファイバー素材であることから寒がりの方には向いていない可能性があります。また筋肉量が少ない方は固くて寝にくいと感じる場合もあるようです。
トゥルースリーパーはどんな人に向いてる?
・柔らかい、優しい寝心地が好みの方
・マットレスの購入費用を低く抑えたいと考えている方
・以前、2ヵ月以内にマットレスが合わなくなったことがある方
(トゥルースリーパーの返品期間は60日間なので、2ヵ月試すことができます。)
はっきりとした耐用年数は書かれていませんが、低反発ウレタンであることから、若干ヘタりやすい可能性がありますので、長く使いたい方には向いていないかもしれません。また、ウレタン素材はムレを感じることもあるので、暑がりの方には夏場は寝心地が悪く感じる場合もあるでしょう。
他の有名マットレスブランドと比べると価格は高い?
価格だけ比較すると、エアウィーヴの方が高めでしたね。トゥルースリーパーは有名なブランドのわりにお手頃な価格と感じた方も多いのではないでしょうか?
この2つのマットレスが他の有名ブランドと比較するとどれくらいの価格帯にあるでしょうか?
有名なマットレスブランドはどんなところがある?
マットレスを探している方なら一度は聞いたことがあると思う、有名なブランドを挙げてみました。
東京西川エアー
東京西川エアーは高反発マットレスが特徴。大谷翔平選手や三浦知良選手などアスリートが使っていることでも有名です。
日本ベッド
1926年創業の最高品質のポケットコイルを使ったマットレスが主流です。
フランスベッド
日本で唯一「高密度連続スプリング」を使ったボンネルコイルのマットレスが特徴です。
モットン
腰痛対策の高反発ウレタンマットレスが特徴。株式会社グリボーというベンチャー企業が販売しています。
ムアツ
マツコさんが印象的な昭和西川のムアツシリーズは1971年から続くロングセラーです。凸凹としたウレタンフォームが特徴です。
テンピュール
NASA公式認定のテンピュール素材を使って低反発マットレスを流行させました。アメリカのブランドです。
マニフレックス
イタリアのマットレスメーカーで高反発マットレスの先駆けともいえる存在です。
シモンズ
アメリカの高級マットレスとしても有名なシモンズはポケットコイルマットレスの商業化に成功した会社でもあります。
サータ
サータは硬めのポケットコイルマットレスが特徴。アメリカだけでなく日本の一流ホテルでも導入されています。
コアラマットレス
2015年にオーストラリアで創業した新興マットレスメーカーです。高反発と低反発を組み合わせたマットレスで振動が伝わりにくいのが特徴です。
ブランド別マットレスの価格比較
人気シリーズのシングルサイズの価格を調べてみました!
ブランド | 商品名・型番 | 価格(税込) |
---|---|---|
シモンズ | GOLDEN VALUE PILLOW TOP | 220,000 |
テンピュール | テンピュール®オリジナルマットレス(ふつうのかたさ) | 209,000 |
サータ | サータ ポスチャーノーマル | 132,000 |
フランスベッド | LT-500N AS(ミディアム) | 121,000 |
日本ベッド | ビーズポケット レギュラー | 110,000 |
マニフレックス | フラッグ・FX | 96,800 |
エアー | AiRSI | 88,000 |
東京ベッド | New Rev.7 シルバーラベル | 88,000 |
コアラマットレス | コアラ・マットレス | 72,000 |
エアウィーブ | エアウィーヴ | 66,000 |
モットン | モットン | 39,800 |
トゥルースリーパー | トゥルースリーパープレミアケア | 39,380 |
ムアツ | ムアツパッド スタンダード/MU9700 | 30,800 |
もちろん、ブランドによってたくさんのラインナップがありますから、価格も大幅に変わりますのであくまで目安です。こうしてみるとエアウィーヴはスタンダードモデルともいわれるマットレスパッドタイプであれば、あまり高価格帯ではなさそうですね。マットレスは10万円ほどしますので、この表の中でも中位くらいになりそうです。トゥルースリーパー比較的お手頃価格ですので、60日間の返品保証もあって初めての購入にもハードルが低そうです。
まとめ
エアウィーヴ、トゥルースリーパーはどちらも人気のマットレスですが、どちらも他のブランドより比較的試しやすい価格帯に設定されているように思えます。素材が全く違うので好みが大きくわかれそうですね。それぞれお店で試すこともできますので、お近くに店舗のある方は必ず試してみましょう。